秋の季語、「神送りの風」ってどんな風なの?

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★日本語★
問題:俳句の季語のお話です。
■お天気にまつわる秋の季語には、野分(のわけ、のわき)とか、颱風(たいふう)などがあります。鰯雲(いわしぐも)、星月夜なんてのも含まれるらしい。十六夜(いざよい)、富士の初雪などもそうなのか。なかなか風流で情緒のある言葉が並んでいますね。
■秋の季語には、「神送りの風」という言葉もあるそうです。これはどんな事象に関係する言葉なのでしょうか? 下の中から正しい記述を選んでください。(正しい記述は無いかもしれないし複数かもしれません)
[い]酉(とり)の市にかかわる言葉
[ろ]紅葉にかかわる言葉
[は]稲の収穫にかかわる言葉
[に]旧暦の10月にかかわる言葉
[ほ]純粋に気象現象にかかわる言葉
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:[に]旧暦の10月にかかわる言葉
説明:旧暦の10月は、神無月(かんなづき、かみなづき)と呼ばれます。お笑い芸人の名前ではありません。あちらは神奈月でしたっけ。
■この月には全国各地から出雲に向かって神様たちの大移動があるそうです。出雲だけは「神在月(かみありづき)になります。出雲に集合した神様たちは、縁結びの相談をしているらしい。
■そのため、佐渡地方では、昔、10月の縁談を避ける風習があったそうです。担当者(担当神?)が不在じゃ無意味ということかな。婚活は一時停止ですね。
■北九州地方では神が出雲に向かう日と帰ってくる日には未婚の男女がお籠りをする風習があったとのこと*2。男女混在させてお籠りをすれば、プラスとマイナスが引き合って自然と2人ずつになりそうですけど。磁石じゃないから、そう単純には行かないかな。
■全国の神々が出雲に大集合するわけですが、1人(?)の神様だけは行かないそうです。諏訪明神とのこと。この神様はあまりに大きな身体なので、いちどだけ出向いたときに他の神様たちから「あんたは免除するよ」といわれたらしい。おかげで諏訪大社の周辺だけは出雲と並んで「神在月」だそうです。
■昔の言い伝えとして、旧暦9月30日から翌日にかけて、神々を送るように、出雲の方角に強い風が吹き渡るというお話あるそうです。平成24年(2012年)の場合だと11月13日から14日にかけてかな。「神送りの風」と呼ばれるらしい。
■参考資料*1によれば、「この時期には、早くも冬型の気圧配置になることがある。そんな時に、大陸から山陰地方へと吹き付けてくる冷たい季節風が、「神を送る風」という言い伝えを生むことになったのかもしれない」とのこと。
■Wikipediaによれば、旧暦10月10日の夜、記紀神話において国譲りが行われたとされる稲佐浜(いなさのはま)で、全国から参集する神々を迎える神迎祭(かみむかえさい)が行われるそうです。神様達は出雲大社に向かい、10月10日~17日のスケジュールでミーティングを続けるそうです。我が家の豚児たちの縁談もまとめてくれるとありがたいのですが。
■なお、出雲においては、神迎祭のあとに神在祭(かみありさい)、そして、全国に神々をお見送りする神等去出祭(からさでさい)と、お祭りが続くようです。面白いならわしですね。
◆参考*1:新聞「[お天気博士]神送りの風」読売新聞111026大阪夕刊1頁
◇*2HP「神無月 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E7%84%A1%E6%9C%88

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