けっこう難しい当て字の問題。「天牛」はなんと読むの?

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★日本語★
問題:漢検1級程度の難しい当て字の問題です。次の言葉の読みはなんでしょうか? ほとんどが動植物の名前です。
[い]天牛
[ろ]雲脂
[は]梔子
[に]馬尾藻
[ほ]春告鳥
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:各項目を参照
説明:●[い]天牛はかみきりむしと読む
「天牛」の読みは「かみきりむし」、あるいは「てんぎゅう」でも正解のようです。漢和辞書「字通」で引くと、天牛は、意味としては「甲虫」となっています。ビートルですね。ジョンやポールのグループは天牛隊と表記されていた可能性もあるのかな。「Yahoo! J Dictionaries 大辞泉」で引くと、「カミキリムシ科の甲虫の総称」となっています。
○大阪に有名な天牛書店という古本屋さんがあります。勝手に憶測をたくましくすれば、「かみきりむし」と縁のある名前かも。それも「髪」ではなく、「紙」を連想させているのかも。
●[ろ]雲脂はふけと読む
ふけは「頭垢」とも書きます。こちらのほうが意味を想像しやすいですね。「頭の皮膚にできる、角質に分泌物がまじって乾いた、うろこ状の白いもの」がその意味です。
●[は]梔子はくちなしと読む
「梔」は一文字でも「くちなし」と読むそうです。また、「山梔子」と書いても「くちなし」と読むらしい。融通無碍ですね。
○年配のかたは、渡哲也のヒット曲「くちなしの花」を覚えておいででしょう。「♪くちなしの白い花 おまえのような花だった」という歌詞がありました。色白で無口な女性を賛美した歌なのかと思ったら、「♪わがまま言っては困らせた おまえのような花だった」という歌詞もあるらしい。う~む。解釈がむずかしいな。
○有名な川柳に「くちなしや 鼻から下は すぐに顎(あご)」というのがあります。こちらはたいへんに論理的かつ明快です。
●[に]馬尾藻はほんだわらと読む
「ほんだわら」は褐藻類の海藻だそうです。近い仲間に「ひじき」がいるらしい。
○「ほんだわら」は、いまたいへん注目されている植物だそうです。エタノールの原料にできると期待されているとか。ご存じの通り、サトウキビやトウモロコシからでもエタノールは作れます。でも、人や家畜の食糧分が減ってしまいます。「ほんだわら」なら、食糧と競合せず、二酸化炭素も吸収でき、海洋の浄化にも役立つとか。がんばれ、ほんだわら研究家たち!
●[ほ]春告鳥はうぐいすと読む
素直に「はるつげどり」と読んでも正解のようです。そろそろ、ホー・ホケキョの季節ですね。年によっては、緑の少ない我が家の近所でもホー・ホケキョが聞こえるらしい。今年はぜひ耳を澄ましてみたいものです。
◆参考:書籍「本試験型 漢字検定 1級試験問題集 ’09年版」成美堂出版
◇辞書「字源」簡野道明、角川書店
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞泉
◇Yahoo! J Dictionaries大辞林

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