催告書と督促状ってどう違うの?

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問題:「フジテレビ、ライブドアに345億円の損害賠償の催告書」(asahi.com 060329)
http://www.asahi.com/national/update/0329/TKY200603290405.html
●ホリエモンにだまされた形に見えるフジテレビです。買わされたライブドア株は、ご存じの通り派手に値を下げました。結局USENに1株71円で引き取ってもらって345億円の損が確定したとのこと。損した分を返せと求めているわけですね。返ってくる可能性はどのぐらいあるのかな。
●ところで、催告書という言葉は、ずいぶん硬い感じがします。どうも、あまり頂戴したくない文書のようです。字面から推測すると、払ってくれない人に「早く払えよ」と請求する文書のように見えます。そりゃ単なる「催促」か。
●では、次のうち、新聞記事で「催告書」あるいは「催告状」という言葉が使われた実際の事例はどれでしょうか?
□「年金未納者に対して『最終催告状』が送付された」
□「NHKが朝日新聞に対し、質問状に早く回答するよう再要求した催告書を送る」
□「犬の飼い主に対し、期限内に予防注射をするよう保健所が催告状を送付した」
□「英会話のイオンがジャスコグループに対し、まぎらわしい名称の使用をやめてと催告書」
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)



























正解:「国民年金」の例と「NHK・朝日」の例と「イオン」の例
説明:●新聞などを調べると、催告書とか催告状という言葉は、お金の問題で使われるのが大部分のようです。滞納者に対して「早く払って」と請求する文書ですね。
●「最終催告」は最後通牒を連想させます。穏やかでありません。無視されたら戦争か。そうでもなさそうです。たとえば年金の場合ですと、国税徴収法に従ってさらに「督促状」を出すらしい。この段階を経て、差し押さえ等の強硬手段になるようです。
●少なくとも年金や税金については催告→督促→強制手段という順に並ぶようですね。督促状のほうがより深刻と考えるべきらしい。
●「NHK・朝日」と「イオン」の件は、「催告」という言葉が使用される場面としてはたいへん珍しい事例のようです。それだけ互いにとんがっていたということでしょうか。無視したら訴訟だぞという強い意向を伝えるものなのかも。
●ライブドアの件に戻ります。フジテレビは、ライブドアが応じない場合は損害賠償請求訴訟を起こすと言っています。ライブドア側は誠実に対処したいと言っています。でも345億円をポンと返すほど余裕はないでしょう。フジが納得するような返済計画が提示できるか。その計画どおり返済できるか。茨の道に見えますね。フジ以外の株主からも「催告書」が送られる可能性はかなりあるでしょうし。
◆参考:新聞「国民年金未納者12人に1人へ『最終催告状』 社保庁、35万件送付へ」読売新聞060201東京朝刊2頁
◇新聞「番組改変 NHK、朝日に催告書 質問状への回答など再要求」読売新聞050421東京朝刊
◇新聞「ジャスコグループは『イオン』の使用をやめて 類似の名前の英語学校が催告書」読売新聞891001東京朝刊7頁
◇HP「国税徴収」
http://www010.upp.so-net.ne.jp/kawadai/special/tax_e1.html

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