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zoom RSS 胎児の身体の中で最初に働き始めるのは脳なの?

<<   作成日時 : 2017/08/25 07:31   >>

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★科学★
問題:精子と卵子が出会い、受精・着床したあと、細胞は2→4→8→16→…と幾何級数的に細胞分裂して増えていきます。上下の向きが決まり、受精後第4週あたりで生物らしい姿になっていきます。
■とはいえ、このころは人間の姿とは少し縁遠いようです。たとえば頭は2つに別れています。かすかに空豆に似ています。尾もあります。鰓(えら)もあります。個体発生は系統発生を繰り返す…とかいう言葉があるようです。人間が進化してきた長い道程を、胎児はほんのわずかな時間の中で繰り返しているのかな。
■第3週から4週あたりにかけて、最初の臓器が形づくられ、機能しはじめるようです。ではいちばん最初に働き始める臓器はなんでしょうか? 次の中から選んで下さい。
[い]心臓
[ろ]肺臓
[は]脳
[に]腎臓
[ほ]胃
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[い]心臓
説明:参考資料*1に、次のような記述があります。
「心臓は、数ある臓器の中でも、胎児の体で最も早く機能しはじめる臓器だといわれる。受精後3週ごろ、心臓のもととなる2つの筒がくっつき、1つの太い筒(心内膜筒)となる。受精後第4週のはじめごろになると、この太い筒は拍動を開始するようになる。つまり心臓としての機能を示しはじめるのだ」*1。
■ご承知のように胎児は胎盤を通じて母親とつながっており、酸素も栄養も母親の血液からもらいます。誕生の瞬間までは心臓や肺の働きは不要な気がします。でも、なぜか心臓だけは早めに動き出すらしい。母親の心臓で作られる圧力だけでは不十分なのかな。そういえば母親のお腹の中から赤ん坊の心音が聞こえたりしますね。
■余談です。肺は産まれた後から働き始めます。いちばん遅く働き始める臓器の1つです。では、肺はどんな器官から生まれるのでしょうか? 意外ですが、肺は食道から生まれるそうです。受精後4週ごろに食道(前腸)にふくらみが生じるとのこと。これが気管のおおもとらしい。気管は、はじめ食道とつながっています。すぐに間に壁が生まれ、食道と気管は別々の管になるようです。
■やがて気管は二股にわかれ、のちにこれは右肺と左肺になるとのこと。受精後5週ごろには右側は3本に、左側は2本に枝分かれします。ヒトの右肺は上葉・中葉・下葉の3つに分けられます。左肺は心臓を納めるためにひとつ少なくなっており、中葉がないらしい。食道から枝別れした気管はドンドン枝分かれを繰り返し、肺の姿に近づいていくようです*1。
■なお、口絵はレオナルド・ダ・ヴィンチが描いた胎児の姿らしい(Wikipediaより)。天才といわれるダ・ヴィンチにしても、逆子しか描けなかったのでしょうか。母親の胎内で頭を下にしているのが普通という事実は、人間にはなかなか受け入れられなかったようです*2。
◆参考*1:雑誌「受精卵からヒトへ 太い管が湾曲していき、心臓の原型ができていく」Newton (ニュートン) 2015年10月号42〜43頁、ニュートンプレス
◇*2HP「日本で初めて胎児の様子を正確に描写した医書。ケチをつけたのはあの有名な蘭学者なの? 町人思案橋・クイズ集/ウェブリブログ」
http://blog.q-q.jp/201512/article_22.html

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