アメリカにいる不思議な動物。牧畜業者に気に入られているのは笑う山羊なの?

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★科学★
問題:羊と山羊は、漢字表記では「山」がつくかつかないかの違いがあります。一般には、羊は雄で45~160kg。雌で45~100kgほどの重さがあるらしい。山羊のほうは20~140kgぐらい。やや小型でしょうか。でもどちらもだいぶ幅があります。品種によってサイズがまちまちのようです。
■羊と山羊の最大の違いは、人間側からみれば、羊は羊毛の原料を提供してくれるという点にあるでしょう。山羊も乳を提供してくれます。チーズなどに加工されるとなかなか美味かったりします。
■アメリカには、特殊な山羊が棲んでおり、牧畜業者に好まれているようです*1。ちょっと変わった使い途があるらしい。では、アメリカに棲息し、牧畜業者に可愛がられている山羊というのは次のどんな種類なのでしょうか?
[い]口笛を吹く山羊
[ろ]笑う山羊
[は]気絶する山羊
[に]後ろ向きに走る山羊
[ほ]人間に身体をこすりつけてくる山羊
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[は]気絶する山羊
説明:気絶する山羊は、文字通り通称を気絶山羊と呼びます。難しく言うと「筋緊張症山羊」だそうです。驚くと、筋肉が10秒ほど凍り付いたように動かなくなる性質があるらしい。下の動画をごらんください。
▼バッタリ倒れる山羊

■痛みはないそうです。たいてい横向きにばったり倒れます。先天性筋緊張症と呼ばれる遺伝的疾患が原因とのこと*1。若い山羊は身をこわばらせて倒れますが、大人の山羊は足を広げたり何かにもたれたりすることを覚えています。ぎこちない足どりで走りつづけることもしばしばあるらしい。
■実際は気絶しているわけではなく、短い麻痺のあいだも意識はあるとのこと。家畜を飼っている農家は、山羊の筋肉緊張発作を利用します。羊の群れといっしょに気絶山羊を入れておくらしい。狼やコヨーテなどの捕食者に襲われた場合の引きつけ役です。
■不運な山羊は驚いて動けなくなり天敵に食べられてしまいます。そのあいだに羊は逃げることができるわけですね。おそらく1頭あたりの価格、あるいは商売への貢献度が羊>山羊であり、それもかなりの差があるのかな。我ら農耕民族にはちょっと残酷な扱いに思えます。”気絶状態”で喰われていく哀れな山羊には意識がある。これが一層むごさを際立たせます。でも遊牧民族の連中はあまり気にしていないようです。
■なお、人間にも筋緊張症というのはあるらしい。ミオトニー症候群とも呼ばれるようです。いったん筋肉を収縮させると、なかなか弛緩できないらしい。物を握るとなかなか手を開いて離すことができないといった症状だそうです。
◆参考*1:書籍「図説 世界史を変えた50の動物」初版52~55頁、エリック・シャリーン著/甲斐理恵子訳、ISBN978-4-562-04800-7、原書房
◇*2HP「ヒツジ - Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%84%E3%82%B8
◇*3HP「ヤギ - Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%82%AE

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