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zoom RSS 生まれたばっかりの無線送信機。どんな特徴があったの?

<<   作成日時 : 2017/07/25 07:24   >>

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★科学★
問題:19世紀の終盤から20世紀の初めにかけて、無線電信の技術が開発されます。1872年(明治5年)には、ルーミスという人物により、無線通信に関する特許が取得されています。1886年(明治19年)には志田林三郎(シだ リンザブロウ)という日本初の工学士による「隅田川の水面を導体として用いた導電式無線通信実験」が行なわれたとか。なかなか面白い実験のようですね。
■1897年(明治30年)に、マルコーニは大西洋を越えた無線通信に成功しています。1904年(明治37年)の日露戦争では三六式と呼ばれる無線通信が実用に供されています。原理はマルコーニ方式だったらしい。「皇国ノ興廃コノ一戦ニアリ、各員一層奮励努力セヨ」という有名な電文は、三六式無線機で旗艦三笠から連合艦隊の各艦へトントンツーと打電されたわけですね。
■1912年(明治45年)4月14日に沈没したタイタニック号では、無線通信で救助を求めたらしい。残念ながら近くに船がいなくて、救助が駆けつけたときには沈没。1500人前後の人が亡くなったのはご存知のとおりです。
■なお、1900年(明治33年)には、フェッセンデンというカナダの発明家が電波に音声を乗せる実験に成功しています。1912年(大正元年)に鳥潟右一(とりがた ウイチ)、横山英太郎(エイタロウ)、北村政次郎(セイジロウ)が無線電話を実用化したそうです。日本人もこの方面ではがんばっています。
■トントンツーは特殊技能が必要です。無線電話なら東郷元帥が直接みんなに話かけることもできます。無線電話は徐々にトントンツーを衰退に追い込んだようです。
■さて、日露戦争やタイタニックでも使われた初期の無線送信機には、ある特徴が見られたようです。現在の送信機・受信機ではありえないような特徴らしい。ではその特徴というのは、次のどれでしょうか? 選択肢の中から選んでください。(その特徴はないかもしれませんし、複数かもしれません)
[い]20畳ぐらいの大きな部屋を占有した
[ろ]熱が出るので、大きなポンプで水を循環させて冷やしていた
[は]無線の筈なのにやたらとたくさんの電線が使われていた
[に]使用するときに大音量を発した
[ほ]使用するときにパチパチと火花を発した
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[ほ]使用するときにパチパチと火花を発した
説明:火花を発するので火花送信機と呼ばれたらしい。
■隙間を開けた電極に電圧をかけます。高い電圧になると火花放電が起こります。小さな雷、稲妻ですね。火花が散ると、このときに電磁波が発生するらしい。受信側ではコヒーラーと呼ばれる検知器で電磁波を捕まえます*1。電磁波の発生するタイミングでトントンツーが得られるらしい。
■日露戦争で使われた三六式も、タイタニックで使われた無線機も、この方式だったそうです*1。たいへん原始的です。電波の周波数も選べないとのこと。コヒーラーと呼ばれる受信装置は、電磁波が発生していれば周波数はおかまいなく検知するそうです。雑音も凄かったようです。また、同時に複数台を用いることはできません。混信してしまいます。
■のちに真空管式の送信機が登場すると、急速に姿を消してしまったとのこと。それでも草創期、黎明期の無線通信は、火花送信機の存在が大きかったらしい。
■なお、火花が飛ぶと電磁波が発生する現象を送信機に応用するのは1888年(明治21年)にドイツのヘルツという学者が実験で行なったらしい。現在、周波数の単位に使われている「Hz」の由来になっている人物だそうです。
◆参考*1:HP「火花送信機 - Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E8%8A%B1%E9%80%81%E4%BF%A1%E6%A9%9F
◇*2HP「ハインリヒ・ヘルツ - Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%92%E3%83%BB%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%84
◇*3HP「無線通信 - Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E7%B7%9A%E9%80%9A%E4%BF%A1

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
アマチュア無線3級です。"電信(トンツートンツー)"は1999年ぐらいかな"コンピュータのみ打電受信"となり実質的に使わない技術。しかしハム1~2級の受験科目(実技)にあるんだなあ〜。無くなれば目の色変えて1級受験したいとこ(中学からの夢

さてアマチュア無線〜ネットにスマホが重宝。使い道は1級資格で"月面反射交信(地球儀の裏と5分間)ぐらいかな。
sadakun_d
2017/07/27 22:39
コメントをありがとうございます。

 小生もアマチュア無線の電話級です。電話級なんてもう存在しないようですね。今は第4級アマチュア無線技士と呼ばれているのかな。ちょうど半世紀前に取得しました。
 小生のころは、講習会に2日か3日参加して最後の日に試験を受けるだけでした。あらかじめ教本や試験問題集を受け取っていたので、ほとんど丸暗記したのを覚えています。
 結局、アマチュア無線技士としては何もしませんでした。トリオから発売されていた受信機のキットを組み立てて、遠い国のラジオを聴いただけかな。
(^^;)
sadakun_d様<素町人
2017/07/28 11:45

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