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zoom RSS 偽作の箱書きを頼まれた超有名画家。どう対処したの?

<<   作成日時 : 2017/07/22 07:23   >>

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★歴史★
問題:明治時代のある有名な画家の話です。
■一流の料亭の女将が絵を描いて欲しいと依頼しました。蘭の花の絵を描いて渡します。事情を聴いた女将の知り合いの実業家が悪い奴で、「せっかくだから表装してやろう」と持ち帰ります。「できたから」と女将に渡したのは偽物だったそうです。
■女将はもちろん気付かずに画家に箱書きを依頼しました。描いた当人ですから一目見ただけで偽物と見破ります。事情もおおよそ察知したらしい。さて、この有名画家はどうしたでしょうか? 下の選択肢から選んで下さい。
[い]女将を傷つけないよう、本物のふりをして箱書きを書いた
[ろ]これは偽物であるという箱書きをした
[は]知り合いの警察関係の偉いさんに依頼して本物を取り戻させた
[に]知り合いのヤクザ者に依頼して本物を取り戻させた
[ほ]これは偽物であり、箱書きは出来ないと断った
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)































★歴史★
正解:[ろ]これは偽物であるという箱書きをした
説明:この超有名画家は横山大観だそうです。なんでも鑑定団にも作品がときどき登場します。超有名だけに、偽物もやたらと多いと言われる画家ですね。
■横山大観は女将には何も伝えずに次のように箱書きしたらしい。
---伝大観筆春蘭、偽筆無疑者也、大観鑑並題
「横山大観の作と伝わる春蘭(シュンラン、蘭の品種名)の絵であるが、偽物であることは疑いの余地がない。大観本人が鑑定し、題をつけた」というほどの意味らしい。春蘭は春に咲く種類の蘭だそうです。口絵はWikipediaのシュンランの項から拝借しました。
■女将は漢文が読めず、喜んで持ち帰ったようです。あとで事情を聞かされ、「それはかえって面白い」と料亭の名物として飾ったと言われます。たしかに本人が偽物と鑑定し、かつ題名をつけたという作品はめったにないでしょうから、話題になったでしょうね。なかなか胆のすわった女将さんです。
■横山大観は酒仙と言われるほどにお酒が好きだったそうです。あるとき風呂場の流し場に熱湯が流れているのにうっかり歩き、足裏に大火傷をしてしまったらしい。画家はいわゆる「座り職人」ですので足が弱って痩せ細っていたらしい。神経も鈍感になっていたのが悪く作用したようです。
■往診に来た医師に開口一番、「先生、酒を飲んでも差し支えないでしょうか?」と尋ねたらしい。「大丈夫でしょう」という答を聞くと、初めて「ではお願いします」と治療を依頼したそうです。
◆参考*1:書籍「にっぽん奇行・奇才逸話事典」初版279〜283頁、紀田順一郎編、東京堂出版
◇*2HP「シュンラン - Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%83%B3

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