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zoom RSS 天皇陛下の行幸にまつわる珍談。錦の袋は何を入れるために誂えたの?

<<   作成日時 : 2017/06/10 08:40   >>

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★歴史★
問題:歴代の天皇の中でいちばん長い距離を移動した天皇は昭和天皇かもしれません。終戦の翌年、昭和21年から29年にかけて全国を巡幸されました。全行程は3万3000km。地球を3/4まわるよりもさらに3000kmも長い距離だそうです。ちなみに北海道から鹿児島までの距離は2000kmぐらいとのこと。
■敗戦によるショック状態、虚脱状態にあった国民を慰めるのが目的だったようです。同時に、国民の反応をうかがい、天皇制存続の可能性を見極めていたのかな。
■多くの国民は感動します。現人神(あらひとがみ)とされていた天皇の姿に直接触れられた。ときには直接会話することもありました。生活再建、国家再建への決意をあらためて固めたようです。
■昭和天皇とおなじように、全国を巡幸されたのが明治天皇です。45年のあいだに87回も行幸したといわれます。全国をくまなく歩まれたとのこと。どの地方に行っても、地元の孝子や節婦を表彰したらしい。「太政官日誌」という文書に記されているそうです。
■明治13年(1880年)6月には山梨に行幸されたそうです。地元笹子(ささご)のある住民は、甲府を訪れ、最高の呉服店に赴き、錦の袋を注文したそうです。大きさは縦26cm×横19cmほどのものだったらしい。表は西陣織の錦、裏は緋の最高級品だったようです。
■では、笹子の住民は、どんな理由で呉服屋も驚くような美しい袋を注文したのでしょうか?
[い]天皇が落とすといわれる鱗を保管するため
[ろ]天皇に差し上げて、ご褒美の勲章を頂戴するため
[は]停滞している隧道(ズイドウ、トンネル)工事の再開を直訴するため
[に]袋の内部に民権運動弾圧の実態を記した文書を忍ばせ、天皇や側近に読んでもらうため
[ほ]地元特産の香で焚きしめてアピールし、あわよくば宮内省御用達にしてもらうため
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:[い]天皇が落とすといわれる鱗を保管するため
説明:冗談のような話です。天皇の顔を竜顔といいます。天皇の身体を竜体と呼びます。つまり、天皇は竜です。天皇が行く先々には竜の鱗が落ちると言われています。呉服屋が「どんな用途に使うのか」と聞いたところ、「天子様の落とした鱗を拾って家宝にする」と答えたらしい。
■笹子の住民は、本気でそう思っていたようです。残念ながら竜の鱗は落ちなかったと思われます。さぞ落胆したことでしょう。ちょっと知りたいのは呉服屋の対応ですね。無駄だから作るのは止めなと正しい助言をしたのか。お客様のご要望だからとそのまま注文を受けたのか。
■余談です。竜には顎の下に1枚だけ逆さまになっている鱗があるそうです。逆さまつげのようなものかな。触れられると激痛が走るらしい。竜は怒りだして人を殺してしまうそうです。「逆鱗(ゲキリン)に触れる」という言葉の由来とされています。笹子の住民は、鱗は得られなかったものの、逆鱗に触れることもなかったようです。よかったのでしょうね。
◆参考*1:書籍 「幕末明治風俗逸話事典」初版439〜440頁、紀田順一郎(キだ ジュンイチロウ)著、ISBN4 -490-10338-7、東京堂

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