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zoom RSS 「請合」と記された看板。掲げている店では何を売っているの?

<<   作成日時 : 2017/06/07 11:03   >>

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★歴史★
問題:江戸時代にはネオンサインはありません。蛍光灯もなければ白熱電球もLED電球もありません。発光させるには、蝋燭とか菜種油に火を点けるしかなかったようです。夜、遠くから見える看板は作りにくいですね。でも看板業界は困りませんでした。なぜなら、江戸時代、堅気の商店の大半は、暗くなるとそうそうに閉店したからです。そのかわり朝は早かったようですが。
■江戸時代の看板には、楽しいものがいろいろあります。たとえば湯屋、銭湯の看板です。看板というよりは目印なのかな。営業中は弓と矢を掲げたらしい。湯が沸いていますよ、入れますよという意味らしい。弓射る≒湯入るというちょっと苦しい駄洒落だそうです。いまでも伝統を守っている銭湯がいくつかあるらしい*2。
▼弓射る≒湯入るの目印
◇*HP「銭湯 弓矢 - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E9%8A%AD%E6%B9%AF%E3%80%80%E5%BC%93%E7%9F%A2&hl=ja&site=webhp&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjEtJ-irv7SAhXqilQKHQrhDBoQ_AUICCgD&biw=1536&bih=751&dpr=1.25#spf=1
■お菓子屋さん、餅屋さんの看板には馬の人形を掲げているのがあるらしい。荒馬≒あら、美味いの駄洒落だそうです*2。
▼あら、美味い
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■その他、質屋の看板として将棋の「歩」の駒を掲げたりしたらしい。「金」になるという駄洒落だそうです。
■駄洒落だけではありません。字が読めない人がいたので、物の形から商売を連想させるような、一種のアイコン風看板も種類が多かったようです。たとえば、下の看板は誰が見ても櫛屋さんですね。
▼櫛屋の看板
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■唐傘屋の看板も、商品を模していました。
▼唐傘屋の看板
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■落語の「蛙茶番」にも登場する「足袋屋の看板」は、たしかに片方だけが出来ています。落語では片思いを表現するのに「足袋屋の看板」という言葉が使われていました。
▼足袋屋の看板
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■鋸を模した看板がぶらさがっているのは、大工道具の場合もありますが、下の場合は「鋸の目立て」だそうです。包丁とか鋸などの刃物は使うほどに切れ味が悪くなります。包丁なら研ぎますし、鋸の場合は目立てという作業で切れ味を取り戻します。
▼鋸の目立ての看板
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■では問題です。口絵をごらんください。「請合」という文字の入った看板です。この「請合」は、屋号ではなく、商品の性能を保証するという意味らしい。いい品物ですよ、請け合います。そんなものだそうです。では、この看板を掲げた店では何を売っているのでしょうか? 現代では使われないものです。
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:火打鉄(ひうちがね)
説明:火打鉄は、火打石をぶつけて火花を発する道具です。昔のマッチです。看板をうんと小さくしたような姿をしています。
▼火打鉄
◇*HP「火打鉄 - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E9%8A%AD%E6%B9%AF%E3%80%80%E5%BC%93%E7%9F%A2&hl=ja&site=webhp&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjEtJ-irv7SAhXqilQKHQrhDBoQ_AUICCgD&biw=1536&bih=751&dpr=1.25#hl=ja&tbm=isch&q=%E7%81%AB%E6%89%93%E9%89%84&*&imgrc=9LwVri-QTBCDkM:&spf=671
木の部分を握り、金属の部分を石にぶつけたそうです。火花は艾(もぐさ)などの火の着きやすい物に飛ばし、口で吹いて火勢を強め、行灯(あんどん)の灯心や蝋燭、線香などに火を移したらしい。
▼艾
◇*HP「艾 - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E9%8A%AD%E6%B9%AF%E3%80%80%E5%BC%93%E7%9F%A2&hl=ja&site=webhp&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjEtJ-irv7SAhXqilQKHQrhDBoQ_AUICCgD&biw=1536&bih=751&dpr=1.25#hl=ja&tbm=isch&q=%E8%89%BE&*&imgrc=7Ict-icWSxOseM:&spf=495
■なかには火花の飛び方の悪い不良品もあったのでしょうか。うちのはよく火花が飛びますぜという気持ちが「請合」の文字になっているのかもしれません。「火打鉄」の写真の中にも「請合」と記されたものがありました。ひょっとしたら一種のブランドだった可能性もあるのかな。
◆参考*1:書籍「大江戸復元図鑑 庶民編」初版154〜155頁、笹間良彦著画、遊子館
◇*2HP「駄洒落の絵看板。店の入り口に木馬を置いたのはどんな商売なの? 町人思案橋・クイズ集/ウェブリブログ」
http://blog.q-q.jp/201102/article_9.html

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