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zoom RSS 戸籍上では本日生まれの植木等(ひとし)。昭和の喜劇王は箱根駅伝に出場したこともあるの?

<<   作成日時 : 2017/02/25 06:40   >>

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★歴史★
問題:植木等をご存知だろうと思います。ハナ肇(はじめ)とクレージーキャッツのメンバーとして「おとなの漫画」、「シャボン玉ホリデー」などに出演していました。「お呼びでない? こりゃまた失礼しました」というギャグは、当時大流行しましたね。流行語大賞が創設される前でしたけど、受賞する資格は充分にありました。
■映画では「無責任男シリーズ」、「日本一シリーズ」、「クレージー作戦シリーズ」、その他時代劇など30本以上に主演し、それぞれをヒットさせました。ヒット曲も多々あります。「♪スーダラ節」、「♪ドント節」、「♪遺憾に存じます」、「♪ホンダラ行進曲」などなど、いくつものメロディが頭に浮かびます。
▼♪スーダラ節

■植木等は、昭和2年(1927年)2月25日生まれだそうです。今日は90回目の祥月命日らしい。ちなみまして、偉大な喜劇人にまつわるクイズです。次の説明のうち正しいものはどれでしょうか?(正しい記述は無いかもしれないし複数かもしれません)
[い]父親は前科持ちで何度となく刑務所に入っている
[ろ]父親がうっかりして役所に行くのを忘れていたため、1歳の誕生日にようやく出生届を提出した
[は]東洋大学では陸上部に所属し、箱根駅伝に出場したこともある
[に]小さいころから練習してきたギターは名人級で、渡辺貞夫やジョージ川口、穐吉敏子(あきよしとしこ)らとセッションをしていたこともある
[ほ]僧侶の資格を持っていたので、ハナ肇の葬儀では自ら読経した
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:[い]が正しい
説明:[い]父親は前科持ちで何度となく刑務所に入っている(○)
■Wikipediaの植木等の項によれば、これは事実のようです。ただし、いわゆる破廉恥犯(道徳的にも非難されるべき犯罪者)での前科ではありません。政治犯としての前科です。
□父親はもとキリスト教徒。なぜか転向して真宗大谷派の坊さんになったようです。反差別を掲げて水平運動に参加しているとのこと。水平運動は被差別部落への差別撤廃を目標とした運動だそうです。
□治安維持法に違反した罪を問われて、「何度となく投獄」されたらしい*1。反戦運動にも熱心で60年安保のデモにも参加したようです。これだけ聞くと社会正義の塊みたいな人物です。でも、義太夫語りになろうとしたこともあるらしい。息子の植木等から見ると、「支離滅裂」であり、「いわば蕩児(トウジ)でもあった」ようです*1。蕩児とは「放蕩息子」ですね。正業を忘れて遊興に耽る(ふける)人物です。
[ろ]父親がうっかりして役所に行くのを忘れていたため、1歳の誕生日にようやく出生届を提出した(×)
■植木等は、実際には大正15年(1926年)12月25日に生まれたそうです。このとき、父親は坊さんを目指して修行中だったらしい。しかもたまたま病気で臥せって(ふせって)いたようです。叔父さんが役所への届けをまかされたらしい。
□ところが、叔父さんは暢気(のんキ)な人だったらしい。うっかり忘れて、昭和2年(1927年)の2月25日になって届けを出したそうです。ちょうど2ヶ月遅れです。罰金をとられたという話もあります。「不届きな者」として罰せられたのかな。
□ちなみにホントの誕生日は、大正天皇が崩御された日です。世間が騒がしかったのかな。それにしても暢気な叔父さんです。確認しなかった父親もちょっと変わっていますね。
[は]東洋大学では陸上部に所属し、箱根駅伝に出場したこともある(×)
■名古屋出身の植木等は、12歳のころ、寺の小僧になるべく上京します。駒込の真浄寺(シンジョウジ?)で修行したらしい。17歳のころ、東洋大学専門部国漢科に入学したそうです。陸上部に所属します。ただし長距離ではなく、短距離の選手だったらしい。若いころには100mを11秒4で走ったとのこと。
□後年、母校東洋大学陸上部の名誉顧問をつとめたとのこと。「箱根駅伝で優勝させる会」の会長も務めていたらしい。平成19年(2007年)に植木等が亡くなるまで箱根での優勝はありませんでした。でも平成21年(2009年)、平成22年(2010年)、平成24年(2012年)、平成26年(2014年)と、直近9年で4回優勝しています。植木等は草葉の陰でさぞ喜んでいることでしょう。
[に]小さいころから練習してきたギターは名人級で、渡辺貞夫やジョージ川口、穐吉敏子(あきよしとしこ)らとセッションをしていたこともある(×)
■大学に入学した翌年に終戦を迎えています。大学時代からバンドボーイのアルバイトをしていたようです。卒業後には、発声の訓練を受けて歌手を目指したりしています。このころ、「歌だけでなく、何か楽器を弾けたほうが収入になる」と助言を受け、月賦でギターを購入し、独学で必死で練習したらしい。生まれつきの真面目さで、楽譜を読む訓練にも力を注ぎます。ほとんど初見で弾けるようになったそうです。
□ギター歴は浅くて付け焼き刃。腕前のほうは「名人級」とはいえなかったようです。それでもWikipediaによれば、ナベサダやジョージ川口、穐吉敏子らとセッションをしたことがあるのは事実のようです*1。楽譜がきちんと読めるところが気に入られたのかな。
[ほ]僧侶の資格を持っていたので、ハナ肇の葬儀では自ら読経した(×)
■「僧侶の資格を持っていた」という点が誤りです。そもそも僧侶になるのには、特別な資格はいらないらしい。現代でも落語の「こんにゃく問答」のような俄坊主(にわかボウズ)はできるのかな。
□記述の後半は事実らしい。地元にいた小学生の時代から、父親の代理で檀家で読経したりしていたそうです。お寺さんの子供です。「習わぬ経を読む」ではなく、ちゃんと父親に仕込まれていたのでしょうね。しかも仏教系の大学ですから知識も深めたのでしょう。
□バンドボーイ時代に知り合ったハナ肇は3歳年下だったようです。平成5年(1993年)9月10日に亡くなっています。その葬式で読経をするのは、ずいぶん複雑な気持だったでしょうね。
◆参考*1:HP「植木等 - Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%8D%E6%9C%A8%E7%AD%89
◇*2HP「喜劇王の死。平均(たいらひとし)はあの世でも調子がいいの? 町人思案橋・クイズ集/ウェブリブログ」
http://blog.q-q.jp/200703/article_95.html

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