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zoom RSS 主食なのに毒のある種もあるヤムイモ。名前の由来はカンガルーと同じなの?

<<   作成日時 : 2017/02/14 07:36   >>

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★科学★
問題:ヤムイモという芋をご存知でしょうか。太平洋の島々やアフリカを描いたドキュメンタリー番組などでは、ときどきお目にかかる芋です。日本のスーパーやコンビニでは見かけません。
▼ヤムイモ
◇*HP「ヤムイモ - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%A4%E3%83%A0%E3%82%A4%E3%83%A2&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjU2p_DlInQAhVDE7wKHeSfCJAQ_AUICCgB&biw=1280&bih=626
■写真で見ると、里芋にもちょっと似ているかな。ヤマノイモ目ヤマノイモ科ヤモノイモ属の植物だそうです。日本原産のヤマノイモもヤムイモの仲間らしい。そういえば発音が似ていますね。そういう問題じゃないのか。
■ヤムイモの仲間は全部で600種類もあるらしい。そのうち、イモが膨らんできて食べられるのはごく一部だそうです。1億人以上の人々が主食として食べているらしい。でも中にはジオスコリンという毒を持つヤムイモもあるとのこと。アルカロイド(天然由来の塩基性有機化合物、アルカリの仲間の意?)だそうです。毒矢に使われることもあるといいます。猛毒なのかな。
■多くの場合は安全が確認されているヤムイモを主食に選ぶのでしょう。でも飢餓状態だったりするとビターヤムなど有毒種のヤムイモを食べることもあるらしい。ビターヤムは収穫後少なくとも1週間は放置しておかないと毒が減らないそうです。もうそろそろ毒は抜けたかな。家畜として飼われているニワトリが毒味役をおおせつかるらしい。お気の毒です。人間は勝手ですね。
■現在ではヤムイモから植物ステロイドやサポゲニンという物質が抽出されているらしい。薬の原料になっているとのこと。経口避妊薬の製造にも使われているとか。喘息や関節炎の治療に有効なコルチゾンというステロイド系薬品も作られているそうです。なかなか有用な植物らしい。
■本日は、ヤムイモのご紹介かたがた、名前の由来についてのクイズです。ヤムイモは、カンガルーとおなじような名前の由来を持っているという説があります。この説は正しいのでしょうか? なお、カンガルーの名前の由来についてはWikipediaの説。ヤムイモについては参考資料*3の書籍「図説 世界史を変えた50の植物」の説を信じるものとします。
[い]正しい
[ろ]正しくない
[は]わからない
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[ろ]正しくない
説明:カンガルーという名前は、言葉が通じなかったので誤ってつけられたと言われていますね。西洋人がオーストラリアに上陸したとき、ピョンピョン跳ねる見たこともない動物に驚きました。「あれはなんという名の動物か?」、「(おまえさんが何を言っているのか)わからない」。現地語の「わからない」は「カンガルー」と発音したらしい。以後、西洋人のあいだでは、ピョンピョン跳ねる有袋類はカンガルーと呼ばれたとのこと。
■ヤムイモも似たような経緯で西洋人から「ヤム」と呼ばれるようになったらしい。アフリカの人たちがヤムイモを掘り出して食べているのを見たスペイン人が「何を食べているのか?」と聞いたらしい。「何をしているのか?」と聞かれていると勘違いしたアフリカの人は「食べているところだ」と答えたらしい。
■「ギニアの言葉で『食べる』を意味するのが「ニヤミ(nyami)」だった。スペイン語ではこれがニャーメname となり、ポルトガル語ではイニャミinhame、フランス語でイニャムignameとなった。そしてこれらがさらに訛ったヤム(yam) は、「先住民」が掘りあげて食べる根茎の総称となった」*3。
■カンガルーの名前の由来にとてもよく似ています。[い]の「正しい」が正解ではないか。ところが、Wikipediaのカンガルーの項には次のように記されていました。「(カンガルーは)もともと大きい黒いカンガルー(跳ぶもの)を指したグーグ・イミディル語の gangurru が変化したものであると考えられる」*2。「カンガルーという語がはじめて記録されるのは、ジェームズ・クックの最初の航海について記述したジョセフ・バンクス(王立協会会長を務めた貴族)の文章で、このときは『Kangaru』と綴られた。元々はグーグ・イミディル語で灰色のカンガルーの意味であったが、すぐにカンガルー全体を示す英語として使われるようになった」*2。
■結局、カンガルーの名前の由来にまつわる逸話は単なる噂話だったのかもしれません。そうなるとヤムイモの名前の由来とは異なります。[ろ]正しくない…が正解です。
■なお、アメリカではオレンジ色の薩摩芋(サツマいも)がヤムイモと混同されているらしい。ラテンアメリカ系、あるいはアフリカ系の食料品店にはヤムイモが置いてあるようですが、アメリカ人は「sweet potato」と呼んで買っていくこともあるらしい。さらにスコットランドでは馬鈴薯(じゃがいも、バレイショ)もヤムと呼ばれるそうです。なんだか大混乱状態ですね。
◆参考*1:HP「ヤム - Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%A0
◇*2HP「カンガルー - Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%83%BC#.E8.AA.9E.E6.BA.90
◇*3書籍「図説 世界史を変えた50の植物」初版66〜67頁、ビル・ローズ著/柴田譲治訳、ISBN978-4-562-04799-4、原書房

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