体重は20トン? 史上最大の陸棲哺乳類パラケラテリウム。キリンの仲間だったの?

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★科学★
問題:口絵の写真、大きな骨格見本をご覧ください。上野の国立科学博物館に納められているものだそうです(Wikipediaより)。パラケラテリウム。あるいはインドリコテリウムとも呼ばれる哺乳類だそうです。おおよそ3600万年~2400万年前。ユーラシアの広い範囲に生息していたと考えられています。
■パラケラテリウムは、草食性だったようです。頭から胴体にかけての長さは8m。肩の高さが約5.5m。長い首を伸ばせば7m近くに到達したようです。体重は15~20トンと推定されています*1。なお、参考資料*2のDVDでは12トンぐらいの小さめの個体もいたと主張しています。いずれにせよ陸棲哺乳類としては史上最大らしい。海には現在でも80~190トンとやたらと重いシロナガスクジラがいますので、ちょっと負けてしまいますが。
■ちなみに、現存する哺乳類でいちばん背の高いキリンは、大きな個体で頭の天辺までが5.5mぐらい。パラケラテリウムの肩ぐらいかな。体重は1トン強だそうです。また白亜紀に生きていた肉食恐竜の代表選手、ティラノサウルスは5~6トンという推定があるようです*4。パラケラテリウムの巨大さがわかりますね*3。
■では約1200万年ほどの長きにわたり、陸上の王者として生きていた巨大生物は、何の仲間だったのでしょうか? 次の中から選んで下さい。
[い]キリン
[ろ]ゾウ
[は]サイ
[に]カバ
[ほ]ジネズミ
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[は]サイ
説明:Wikipediaのパラケラテリウムの項によれば、サイの仲間と見られているようです。巨大な哺乳動物は下の想像図のような姿だったらしい。たしかに表皮の様子などが少しサイに似ているかな。
▼パラケラテリウムの想像図(Wikipediaより)
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■パラケラテリウムはサイの仲間にしては角がありません。牙もありません。これだけ巨大ですと、肉食獣たちもちょっと近づけないのかな。現生のゾウの場合でも、幼い子供か病身、あるいは老衰した個体を除けば、肉食獣の餌になることは滅多にないようです。パラケラテリウムも角や牙、あるいは鋭い歯などの武器は必要なかったのかもしれません。
■あまりの巨体で体重が多いため、沼地などでは足をとられやすかったとも言われます。そうした場所から発見された化石もあるらしい。
■骨格の研究から、巨体に似合わず高速で走れたという推測もあるようです。体重10トンをはるかに越える動物が疾走してきたら、物凄い地響きが近づいてきたら、そこらの動物たちはみんな逃げるしかないですね。
■身体の大きさから、妊娠期間は2年ぐらいあったと推定されています。1度に1頭ずつが原則らしい。子供は親の元で数年間養育されたと見られます。おそらく、パラケラテリウムも子供の時代には肉食獣に捕食される危険をはらんでいたのでしょう。
◆参考*1:HP「パラケラテリウム - Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%A9%E3%82%B1%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0
◇*2DVD「野獣と歩けば2 エピソード3史上最大の陸生哺乳類インドリコテリウム」BBC
◇*3HP「キリン(陸上で最も背が高い動物)」
http://www.geocities.jp/arctict_research/bearvsbigcat20.html
◇*4HP「ティラノサウルス - Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%A9%E3%83%8E%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%82%B9

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