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zoom RSS 人ではなく自然が作るミステリーサークル。蚯蚓(みみず)などの環形動物が作るの?

<<   作成日時 : 2017/01/20 07:45   >>

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★科学★
問題:ミステリー・サークルをご存知だと思います。
▼ミステリー・サークル
◇*HP「ミステリー・サークル - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AB&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjL69KUgdbNAhXMn5QKHY4YBwwQ_AUICCgB&biw=1440&bih=789
■1980年代に謎の現象として注目されます。当初は宇宙人が作ったのではないかなどとも報じられていました。ナスカの地上絵との比較論まで登場したらしい。
■1991年(平成3年)にダグ・バウワーとデイブ・チョーリーという2人の英国人高齢者がミステリー・サークルの最初の製作者として名乗り出たそうです。簡単な道具と人力によって立派なミステリー・サークルが比較的短時間で作れることを実演してみせたとのこと*1。ミステリー・サークルは人間の悪戯だったとバレてしまったわけですね。地球外生命体を過大評価し、商売のネタにしている人たちはさぞ落胆したことでしょう。
■さて、ミステリー・サークルとは別に、地上ではある日突然、地面に輪(サークル)が描かれる現象があるそうです。人間の悪戯とは無関係ですし、宇宙人の所業でもないらしい。では、そのサークルを作るのは次の誰なのでしょうか?
[い]蚯蚓(みみず)・蛭(ひる)などの環形動物の仲間
[ろ]ムラサキホコリのような粘菌の仲間
[は]木材腐朽菌(フキュウキン)と呼ばれる菌の仲間
[に]倒した木を組み合わせてダムを制作するビーバーの仲間
[ほ]ホコリタケなどの茸(きのこ)の仲間
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[ほ]ホコリタケなどの茸(きのこ)の仲間
説明:茸がつくる輪の場合は、ミステリー・サークルではなく、フェアリー・リングと呼ばれるそうです。妖精の輪です。
▼フェアリー・リング
◇*HP「フェアリー・リング - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwiN49ep4pbRAhXCk5QKHVwiD6sQ_AUICCgB&biw=1280&bih=626
■ある朝、庭の芝生に突然茸が円を描いて発生していることがあるらしい。草木も眠る丑三つ時。妖精たちは輪になってマイムマイムを踊ったようです。その痕跡がフェアリー・リングであると考えられたのかもしれません。
■茸の種類としては、ハラタケ、カヤタケ、モリノカレバタケ、シバフタケおよびホコリタケのなどの落葉分解菌や菌根菌(キンコンキン)などらしい。60を超える種において知られているとのこと。
■菌根菌というのは、「菌根を作って植物と共生する菌類」のことらしい。菌根というのは、「菌類が植物の根に侵入して形成する特有の構造を持った共生体」だそうです。
▼菌根
◇*HP「菌根 - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AB&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjL69KUgdbNAhXMn5QKHY4YBwwQ_AUICCgB&biw=1440&bih=789#hl=ja&tbm=isch&q=%E8%8F%8C%E6%A0%B9&imgrc=5Cer_QZyzlCG-M%3A
■風や動物の身体について移動してきた茸の胞子が地面に落ちて新しく成長を始めます。もし何も遮る(さえぎる)ものがなければ、菌は土の中をどの方向に対してもおなじ速さで広がるそうです。菌糸がのびていくのかな。
■やがて茸の発生に適した季節になります。広がった菌糸の先には茸、別名は子実体、実質は生殖器が発生するそうです。茸の生長は短時間なので、人間は「突然」という印象を受けるらしい。もしどの方向にもおなじ長さに成長したなら、発生した茸は正円というか真円を描くわけですね。
■残念ながら、多くの場合、リングの形は崩れているようです。真円に近いものは確率としてたいへん低い。奇跡的にそんなものが発生すると、どうしても妖精のお話などを考えたくなるのでしょう。
■フェアリー・リングが見られる場合、中心からの距離によってその茸を持つ生命体の年齢もわかるそうです。たとえばハイイロシメジという茸では、菌糸の成長は1日あたり2.3mmと知られています。もし直径2mのフェアリー・リングが見られたとすると、胞子が落ちた中心地からすべての方向に1mずつ菌糸がのびたわけですね。1000(mm)÷2.3(mm/日)≒435日。1年以上かけて延びてきたことがわかるらしい。
■ちなみに延びる速度はそれぞれの茸によって異なります。参考資料*2には、直径60mで江戸時代中期から延びてきたと見られるハラタケの仲間とか、直径200mで安土桃山時代から広がり続けていると見られるスミレホコリタケの例が紹介されていました。
■余談ですが、茸は意外にご長寿なことがあります。以前紹介しましたナラタケは15万平方mも広がり、推定年齢1500歳でした*3。つまり、聖徳太子(574年〜622年)よりも昔から生きていたとのこと。
◆参考*1:HP「ミステリー・サークル - Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AB
◇*2書籍「きのこの100不思議」初版48〜49頁、日本林業技術協会編、ISBN4-487-75485-2、東京書籍
◇*3HP「かつて世界最大のキノコと考えられていたのはジャイアント・マッシュルームなの? 町人思案橋・クイズ集/ウェブリブログ」
http://blog.q-q.jp/201301/article_5.html

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