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zoom RSS 赤鼻のトナカイは雄ではなかったの?

<<   作成日時 : 2016/12/20 07:30   >>

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★科学★
問題:「♪赤いお鼻の、トナカイさんは」という出だしで知られるクリスマス・ソングでは、主人公の名前はルドルフという名前でした。
■Wikipediaのルドルフの項によれば、英語圏・ドイツ語圏の男性の名前だそうです。元々は「高名な狼」という意味らしい。神聖ローマ帝国皇帝ルードルフ1世にあやかり、多くの人が産まれて来た男児に付けたらしい。スカンジナビアに行くとロルフになり、イタリア語圏ではロドルフォだそうです。かつて日本にはシンボリルドルフという三冠馬がいましたが、これも雄だそうです。関係ないか。
■赤鼻のトナカイという歌は主人公は雄という設定で作られたことは間違いないでしょう。でも専門家によっては雌だったのではないかという説を唱える人もいるようです。ではその根拠は次のどれに近いでしょうか? (正しい根拠は無いかもしれないし複数かもしれません)
[い]トナカイは雌も角が生えるから
[ろ]トナカイの雄は初冬に角を落とすから
[は]トナカイの雄は喧嘩っ早いので、複数の雄で轌(そり)を引くのは難しいから
[に]トナカイの雌は雄よりも大型で力があるから
[ほ]トナカイの雄の角は大きくて、2頭が並走するのは難しいから
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[い]と[ろ]が正しい
説明:奈良公園の鹿とか広島の宮島の鹿、ニホンジカは角を生やしているのは雄だけですね。ところが、トナカイは雄と雌の両方が角を生やすそうです。これは鹿の仲間では唯一のことらしい。口絵写真のトナカイも、素人には雄なのか雌なのか判別できないようです。
▼雌のニホンジカ
◇*HP「ニホンジカ 雌 - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E9%B9%BF%E3%80%80%E9%9B%8C&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwidk5DC2oDMAhUj5KYKHUsjBOIQ_AUIBygB&biw=1097&bih=537#hl=ja&tbm=isch&q=%E3%83%8B%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%AB%E3%80%80%E9%9B%8C
■カナダのサスカチワン大学の生殖生物学者ピーター・フラッド博士によると、雄と雌では角が落ちる時期が異なるらしい。
■生えてくるのは雄も雌も春だそうです。鹿の角は皮膚が隆起して変化したものらしい。最初は柔らかいそうです。秋になると骨のように硬くなってきます。成熟した雄の角は競争相手を追い払い、雌を獲得するための武器になるらしい。雌が妊娠する11〜12月ごろになると、みんな落ちてしまうようです。用無しになっているのかな。若い雄はもう少し後まで角を残すこともあるようですが。
■身籠もった雌は外敵から身を守り、また餌場を確保して競争相手に奪われないようにするため、冬の間も角を生やしたままだそうです。通常は4〜5月に出産を終えるとようやく角を落とすらしい。妊娠しなかった雌の角はそれよりも数週間早く落ちるらしい。
■12月25日の当日に角を生やしているのは若い雄の一部か成熟した雌ということになります。数からいえば成熟した雌のほうが圧倒的に多いので、赤いお鼻のトナカイは雌である確率が高い。ピーター・フラッド博士の仮説ではそうなるようです。
◆参考*1:雑誌「ナショナルジオグラフィック サンタのトナカイは雌?」1601月号31頁、日経ナショナルジオグラフィック社

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