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zoom RSS 江戸末期に流行した謎々、判じ物(はんじもの)。口絵の台所道具はなんという名前なの?【39】

<<   作成日時 : 2016/12/01 06:54   >>

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★日本語★
問題:判じ物は絵を使った謎々です。18世紀後半から発達した版画の多色刷りの技術を活用し、地名・国名・動植物名・道具名・人名その他、さまざまな物を対象として作られました。
■本日からは、昔の台所で使われていた道具の名前です。まずは口絵の判じ物で練習しましょう。全裸の女性の背中を男性が流しています。この男性はいわゆる三助(サンすけ)らしい。「銭湯で、風呂を沸かしたり、客の背中を流したりする男」ですね。
■背中を流している。流しが正解です。シンプルですね。今はステンレスの流しが主流ですが、江戸時代には、木や石でできた流しが主流だったらしい。
▼流し
◇*HP「江戸時代 台所 流し - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E6%B1%9F%E6%88%B8%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%80%80%E5%8F%B0%E6%89%80%E3%80%80%E6%B5%81%E3%81%97&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjFoIXgo7_MAhUKnZQKHVidDWYQ_AUIBygB&biw=1280&bih=626&dpr=1.5#imgrc=IMROsEGMEMg-MM%3A
■「流し」の判じ物は、「勝手道具はんじもの」という江戸時代の末期の出版物に収載されたものです。歌川重宣(しげのぶ)という浮世絵師が嘉永2(1849)年〜嘉永(かえい)5年(1852年)ごろに発表した作品らしい。Wikipediaによれば歌川重宣は2代目歌川広重という名前のほうが通っているようです。初代は「東海道五十三次」でも知られた歴史上の著名人です。
■では本番です。例によって難易度にはバラツキがあります。答はみんな昔のお勝手、つまり台所に置かれていた道具ばかりです。絵とヒントから名前を推理してみましょう。
▼[い]落語の「壺算(つぼザン)」で購入される物品です。目が水になっています。
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▼[ろ]刃物です。男性の顔のある部分に蝶々が見えますね
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▼[は]ある用途に特定された湯沸かしです
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▼[に]今日も昨日も私もあなたも使いました
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▼[ほ]家庭でも学校でも使います。最近は使い捨てのものも増えているようですが
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(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:各項目を参照してください
説明:■[い]両眼とも目の位置に水があります。水が目。水甕(みずがめ)が正解です。
▼[い]水甕(みずがめ)
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□各家庭まで水道が引かれていなかった昔は、井戸で汲んだ水や水屋が売りに来た水、あるいは水道の水をためた水道井戸の水を各戸で壺にためて使ったようです。落語の「壺算」では小ぶりの壺の値段で大ぶりの壺を持ち帰ろうと主人公たちが悪知恵を働かせます。
▼水甕
◇*HP「水甕 - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E6%B1%9F%E6%88%B8%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%80%80%E5%8F%B0%E6%89%80%E3%80%80%E6%B5%81%E3%81%97&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjFoIXgo7_MAhUKnZQKHVidDWYQ_AUIBygB&biw=1280&bih=626&dpr=1.5#hl=ja&tbm=isch&q=%E6%B0%B4%E7%94%95
■[ろ]頬に蝶々が見えます。ほお(頬)+ちょう(蝶)=ほおちょう≒ほうちょう。包丁(ほうちょう)が正解です。
▼[ろ]包丁(ほうちょう)
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□「包丁」という落語もあります。ヒモのくせに金づるの女性を騙して色街に売ってしまおうと企む悪いやつのお話です。悪事は露見、計画は頓挫し、ヒモは契約解除。無一文になって叩き出されるのですが。
■[は]左にあるのは抹茶を入れておく棗(なつめ)のようですね。こわい顔をしてお茶をたてているのは蝦蟇(がま(がえる))です。ちゃ(茶)+がま(蝦蟆)=ちゃがま。茶釜(ちゃがま)が正解です。
▼[は]茶釜(ちゃがま)
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□茶釜は茶を立てる湯を沸かす釜らしい。昔話の「分福茶釜(ぶんぶくちゃがま)」でも知られていますね。
▼茶釜
◇*HP「茶釜 - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E8%8C%B6%E9%87%9C&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&biw=1280&bih=626&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwi6zNWDq7_MAhWCLKYKHYUGDaAQ_AUIBigB
■描かれているのは桜の花らしい。まん中が消えています。さら(桜)。皿が正解です。
▼[に]皿
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□江戸時代には番町皿屋敷とか播州皿屋敷など、皿にまつわる怪談が語られたようです。腰元のお菊に横恋慕して肘鉄(ひじテツ)を喰らった殿様が、預けていた皿を紛失したとお菊に難癖をつけて殺してしまいます。恨みを抱いたお菊の霊が夜な夜な幽霊になって現れるというお話です。
■[ほ]上に描かれているのは象です。妙に牙が細いようですが、象であることは間違いないでしょう。手前の子供は金太郎ですね。上半分だけが描かれています。ぞう(象)+きん(金太郎)=ぞうきん。雑巾(ゾウキン)が正解です。
▼[ほ]雑巾(ゾウキン)
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◆参考*1:HP「歌川広重 (2代目) - Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%8C%E5%B7%9D%E5%BA%83%E9%87%8D_(2%E4%BB%A3%E7%9B%AE)
◇*2書籍「江戸の判じ絵」初版70〜71頁、岩崎均史(ひとし)著、ISBN4-09-626131-9、小学館

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