説話にみるアレキサンダー大王の母親の欠点。どんなことを咎(とが)められて離縁されたの?

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★歴史★
問題:アレキサンダー大王は、紀元前356~323年を生きた古代の王様です。大王の名にふさわしく、わずか30年余りの人生の中で、マケドニアからメソポタミア、エジプト、ペルシャ、インドの近くまで攻略しました。歴史上2番目に広い地域を征服した人物だそうです。1位は羊肉の料理に名を残すジンギスハンらしい。
■アレキサンダー大王は、ピリッポス2世というマケドニアの王族とオリュンピアスというギリシャの王族の娘のあいだに生まれた子供とのこと。ご存知のように家庭教師がアリストテレスというメチャメチャ豪華な教育環境で育ち、多方面に渡って知的好奇心が旺盛な人物だったらしい。
■アレキサンダーにはさまざまな伝説が生まれているようです。まぁ、歴史上の有名人には尾鰭(おひれ)のついた話がたくさんあるものですよね。そのうちの1つによると、アレキサンダーの母親は、ちょっとした欠点があり、旦那に離縁されてしまったらしい。泣く泣く実家にもどりますが、そのときにはすでにお腹にアレキサンダーを宿していたそうです。バツイチ独身の彼女ではありますが、父親が裕福ですので経済的には困らず、アレキサンダーを生んで育てたらしい。シングルマザーですね。
■では、この説話「王書」(フェルドウシー著)によれば、アレキサンダーの母親にあった欠点とは次のどれでしょうか?
[い]鼾(いびき)
[ろ]体臭
[は]口臭
[に]雲脂症(ふけショウ)
[ほ]夢遊病
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:[は]口臭
説明:説話によると、アレキサンダーの父親はペルシア王ダーラーブという人物だそうです。マケドニア王の娘ナーヒードを王妃として迎えます。でも、「王妃には不快な口臭があったため、離縁されてマケドニアに帰された」*1。父の宮殿でひそかに出産した元王妃ナーヒードは、子供にイスカンダル(シカンダル…アレキサンダーのペルシア語形)という名前をつけたそうです。王妃の口臭がイスカンダルースという香草で完治したので、それにちなんだ名前らしい。
■ペルシア王ダーラーブは新しい妃を迎え、ダーラーという男児をもうけます。イスカンダルはギリシャの哲人アリストテレスを師として成長し、20歳にして父の跡を継いで王となります。のちにペルシアに攻め入ったイスカンダルは異母弟ダーラー王の死を看取ることになったそうです。なんだかギリシヤ悲劇みたいな物語だな。
■史実とはだいぶ異なるお話なのでしょう。それにしても高貴なる王妃の口が臭かったというのが何となく珍妙な話です。ペルシアのお話、つまりアレキサンダーと戦ってコテンパンに負けた側の説話ですので、そんなことも言ってみたくなるのかな。
◆参考*1:書籍「世界人物逸話大事典」初版58~59頁、朝倉治彦・三浦一郎編、ISBN4-04- 031900 -1、角川書店
◇*2HP「アレクサンドロス3世 - Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AD%E3%82%B93%E4%B8%96
◇*3HP「世界最古のハチミツは日本最古の梅干しよりも古いの? 町人思案橋・クイズ集/ウェブリブログ」
http://blog.q-q.jp/201008/article_14.html

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この記事へのコメント

ねこのひげ
2016年10月10日 08:36
よほど臭かったんでしょうね。
しかし、なんであんなに戦争をしまくったんでしょうね。
ねこのひげ様<素町人
2016年10月10日 09:43
コメントをありがとうございます。

 古代の戦争は経済や商売と結びついていたと聞きます。
 勝てば略奪しほうだい。土地の利権も手に入る。指導層も商人達も兵士達も笑顔になったのでしょうね。
(^^;)

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