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zoom RSS 江戸時代にブームを呼んだ花造り。新井白石(ハクセキ)も熱中したのはどんな花なの?

<<   作成日時 : 2016/10/22 16:45   >>

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★歴史★
問題:江戸幕府の将軍、初代から3代目、家康・秀忠・家光は、そろって花が好きだったそうです。多くの人が血を流す戦争を指揮した武将にしては、妙に優しい趣味ですね。親分が花好きだったためなのか。手下である江戸時代の大名たちにも花を愛でる人が多かったようです。
■最初は単純に美しい花を手元に置いておきたい、育ててみたいという動機から花いじりが始まるのかな。そのうちに珍しい花や奇妙な木を求める風潮へと変わっていったそうです。それが人情なのでしょうか。
■希少価値はやがて投機の対象となったらしい。そういえば17世紀のオランダでも、珍しい品種のチューリップの球根が高値で取引されていたと聞きます。チューリップ・バブルが起きたらしい。1637年(寛永(カンエイ)14年)に暴落が起き、バブルは消えていったようですが。
■大名だけでなく、江戸時代の庶民も花を愛でたようです。単に愛するだけではなさそうです。つい投機の対象にしてしまったらしい。新井白石のような知識人もある種の花の育成に注力していたらしい。まさか、白石が金目当てで水をやっていたとは思えませんけれど。
■では江戸時代中期の大知識人、新井白石(口絵参照)も手づから育てたという植物は次のどれでしょうか? 
[い]朝顔
[ろ]菊
[は]向日葵(ひまわり)
[に]薔薇(ばら)
[ほ]躑躅(つつじ)
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:[ろ]菊
説明:「菊合わせ」という一種の品評会があったそうです。賞をとると花の1つの芽が1両〜3両3分で売れたらしい。1両=10万円として単純に換算すると、場合によっては37万5000円もの販売価格になったのかな。庶民は一攫千金を夢見て菊作りしたのでしょうね。新井白石も菊作りに熱中していたと参考資料*3には記されていました。
■新井白石の著書「東雅(トウガ)」という物の名前の語源解説本には、菊について3つの記述があるそうです。
@キクは古くククと呼ばれていたこと
Aこの植物(菊)は、カハラヨモギ、カハラオハギとも呼ばれていたこと
B中国に「倭菊」(白菊)の名のある日本産のキクがあること
他の本の記述からも、新井白石が「菊の品種改良」について知っていたと推測されるらしい。
■江戸時代の庶民がいちばん熱中したのは朝顔だそうです。花が多様に変化する朝顔は江戸後期から末期、文化(1804〜1818年)・嘉永・安政(1848〜1860年)のころに大ブームとなったとのこと*3。投機の対象とされたようです。「椿説弓張月(チンセツゆみはりづき)」「南総里見八犬伝(ナンソウさとみハッケンデン)」で知られる曲亭馬琴(キョクテイバキン、明和(メイワ)4年(1767年)〜嘉永(カエイ)元年(1848年))も、自宅の庭で変化朝顔を楽しんでいたらしい。日記に記されているそうです。
▼変化朝顔
◇*HP「変化朝顔 - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E4%B8%87%E5%B9%B4%E9%9D%92&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjZ4rmH9qHMAhVj5KYKHRlMAwQQ_AUIBygB&biw=960&bih=470#hl=ja&tbm=isch&q=%E5%A4%89%E5%8C%96%E6%9C%9D%E9%A1%94
■その他、躑躅(つつじ)は元禄年間に流行し、万年青(おもと)は文政(1818〜1830年)に流行したらしい。盆栽として大名の進物にも使われたそうです。他の植物は花が咲いて綺麗ですから流行するのもわかります。でも万年青はわりと地味です。どこがいいのかな。門外漢にはよくわかりませんね。
▼万年青
◇*HP「万年青 - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E4%B8%87%E5%B9%B4%E9%9D%92&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjZ4rmH9qHMAhVj5KYKHRlMAwQQ_AUIBygB&biw=960&bih=470
◆参考*1:HP「チューリップ - Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97#.E3.83.81.E3.83.A5.E3.83.BC.E3.83.AA.E3.83.83.E3.83.97.E7.9B.B8.E5.A0.B4
◇*2HP「http://www.ctb.ne.jp/~imeirou/soumoku/k/kiku.html」(新井白石の「東雅」の話)
http://www.ctb.ne.jp/~imeirou/soumoku/k/kiku.html
◇*3書籍「大江戸なんでもランキング」 初版172〜174頁、中田節子著、 ISBN 4-09-626065-7、小学館

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コメント(2件)

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今でも菊花展などが上野の不忍池あたりでやっているのは新井白石さんのせいですかね。
菊はきれいだと思いますが、ねこのひげも万年青のよさはわかりませんね。
ねこのひげ
2016/10/24 01:57
コメントをありがとうございます。

 新井白石さんも現代の菊花展を盛り上げるのにわずかに貢献しているかも。
 たまに菊を見ると、細かったり色変わりだったり、変わった姿の花びらが多くて、飽きませんね。
(^^;)
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2016/10/24 07:21

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