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zoom RSS 江戸末期に大流行した謎々、判じ物(はんじもの)。口絵の食品はなんという名前なの?【34】

<<   作成日時 : 2016/10/20 08:06   >>

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★日本語★
問題:判じ物は絵を使った謎々です。18世紀後半から発達した版画の多色刷りの技術を活用し、地名・国名・動植物名・道具名・人名その他、さまざまな物を対象として作られました。
■本日からは、昔の乾物屋で売られていた商品の名前です。まずは口絵の判じ物で練習しましょう。おかみさんが右手に握っているのはよく見ると瓢箪(ヒョウタン)のようです。下半分は見えませんけど、何をしているのでしょうか。どうも銅壺(ドウコ)という道具で燗を付けているようです。温めているわけですね。
▼銅壺
◇*HP「銅壺 - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E9%8A%85%E5%A3%BA&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwimoKK-1Z7MAhVCmJQKHf9uD1kQ_AUIBygB&biw=1280&bih=626&dpr=1.5
■かん(燗)+ひょう(瓢箪)=かんひょう≒かんぴょう。干瓢(カンピョウ)が正解です。夕顔(ゆうがお)の果実を紐状に剥いて乾燥させた食品です。水で戻して砂糖や醤油で煮て味付けし、巻き寿司の具材に使ったり、和え物に入れたりします。
▼干瓢
◇*HP「干瓢 - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E5%B9%B2%E7%93%A2&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjT8em11p7MAhVKmpQKHQh2DMsQ_AUIBygB&biw=1280&bih=626
■「干瓢」の判じ物は、「かん物はんじものづくし」という江戸時代の末期の出版物に収載されたものです。歌川重宣(しげのぶ)という浮世絵師が嘉永2(1849)年〜嘉永(かえい)5年(1852年)ごろに発表した作品らしい。Wikipediaによれば歌川重宣は2代目歌川広重という名前のほうが通っているようです。初代は「東海道五十三次」でも知られた歴史上の著名人です。
■では本番です。例によって難易度にはバラツキがあります。答はみんな乾物屋の店先で売られている食品です。絵とヒントから名前を推理してみましょう。
▼[い]どこかにぶつけたのでしょうか。大きな瘤(こぶ)ができています
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▼[ろ]奉行所のお白洲らしき場所で、頭に「星」と書かれた人が控えています
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▼[は]独楽(こま)になぜか目がついています
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▼[に]油揚げや人参の細切りと一緒に煮ると美味い海藻です
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▼[ほ]上にある球状のものは鞠(まり)らしい。半分しか見えませんけど
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(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:各項目を参照してください
説明:■[い]これはとても単純な判じ物です。こぶ(瘤)≒こんぶ。昆布(コンブ)が正解です。
▼[い]昆布(コンブ)
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□昆布は出汁(だし)をとるためのものもあれば、薄く削ってとろろ昆布やおぼろ昆布にしたり、佃煮にしたり、酢昆布やおしゃぶり昆布にしたりと用途が広いですね。
▼昆布
◇*HP「昆布 - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E6%98%86%E5%B8%83&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjz7aTF2p7MAhXkIaYKHYr6AMcQ_AUIBygB&biw=1280&bih=602&dpr=1.5
■[ろ]お白洲に「星」を頭にいただいた男がいます。現代の警察では犯人のことをホシと呼びます。昔の町奉行所でも「星」と呼んでいたのかな。しらす(白洲)+ほし(星)=しらすほし≒しらすぼし。連濁らしい。しらす干しが正解です。
▼[ろ]しらす干し
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□しらす干しは、「イワシ類の稚魚を食塩水で煮た後、天日などで干した食品」だそうです。ちりめんじゃことも呼ばれます。我が家では大根おろしとともに食べます。酒のあてにいい。
▼しらす干し
◇*HP「しらす干し - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%81%97%E3%82%89%E3%81%99%E5%B9%B2%E3%81%97&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&biw=1280&bih=602&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjyjMvZ257MAhUGG6YKHQl7DdMQ_AUIBigB
■[は]独楽には濁点と目がついています。こま(独楽)+濁点+め(目)=ごまめ。田作(ごまめ、たづくり)が正解です。
▼[は]田作(ごまめ)
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□田作は、「カタクチイワシの幼魚の乾燥品、およびそれを調理した料理」です。佃煮に似ていますね。我が家では正月の御節料理以外はめったに食べません。
▼田作
◇*HP「ごまめ - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%81%94%E3%81%BE%E3%82%81&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwj08LyQ457MAhVoJ6YKHUHwABUQ_AUIBygB&biw=1280&bih=602
■[に]男性の肘(ひじ)から木が生えています。ひじ(肘)+き(木)=ひじき。鹿尾菜(ひじき)が正解です。
▼[に]鹿尾菜(ひじき)
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□鹿尾菜は、ホンダワラ科の海藻だそうです。昔から「ひじきを食べると長生きする」と言われているらしい。9月15日の敬老の日は同時に「ひじきの日」でもあるそうです。
▼鹿尾菜
◇*HP「ひじき - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%81%B2%E3%81%98%E3%81%8D&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&biw=1280&bih=602&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjM8e6m5J7MAhUHGKYKHbM2CMIQ_AUIBigB
■上にあるのは鞠(まり)です。前だけが必要らしい。下にあるのは目ですね。ま(鞠)+め(目)=まめ。豆が正解です。
▼[ほ]豆
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□豆にもいろいろ種類がありそうですが、ここでは総称としての豆なのかな。Wikipediaの豆の項によれば、マメ科には650属1万8000種があるそうです。豆科植物は繁栄していますね。
◆参考*1:HP「歌川広重 - Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%8C%E5%B7%9D%E5%BA%83%E9%87%8D
◇*2書籍「江戸の判じ絵」初版70〜71頁、岩崎均史(ひとし)著、ISBN4-09-626131-9、小学館

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コメント(2件)

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しらす干し・・・・ねこのひげはアツアツの炊き立てのご飯の上に乗せ、醤油をかけてかき込むのが好きです。
ねこのひげ
2016/10/24 02:07
コメントをありがとうございます。

 同感ですね。でも素町人は塩分の取りすぎがこわい。小皿にしらす干しを入れてそこで醤油を慎重に垂らし、それからご飯の上に乗せています。
 健康を維持するのも楽じゃないなぁ。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2016/10/24 07:35

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