町人思案橋・クイズ集

アクセスカウンタ

zoom RSS 江戸末期に流行した謎々、判じ物(はんじもの)。口絵の果物はなんという名前なの?【30】

<<   作成日時 : 2016/09/15 08:33   >>

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2

画像
★日本語★
問題:判じ物は絵を使った謎々です。18世紀後半から発達した版画の多色刷りの技術を活用し、地名・国名・動植物名・道具名・人名その他、さまざまな物を対象として作られました。
■本日も果物、昔風に呼べば水菓子(みずがし)の名前の問題です。まずは口絵の判じ物で練習しましょう。羽が生えている人物は天狗でしょう。鼻が妙に長い。天狗は判じ物の世界では魔(ま)と読まれることが多いようです。天狗は自分の太股を指さしています。頭には矢がある。や(矢)+ま(魔)+もも(股)=やまもも。山桃が正解です。
▼山桃
◇*HP「山桃 - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E5%B1%B1%E6%A1%83&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwi2nd_bypXMAhVDv5QKHRjMBOwQ_AUIBygB&biw=1280&bih=626
山桃はジャムにしたり、果実酒にしたりします。そのままだと少し酸味が強いかな。
■山桃の判じ物は、「みずがしかんがえ」という江戸時代の末期の出版物に収載されたものです。2代目歌川国盛(くにもり)という浮世絵師が弘化(こうか)4年(1847年)〜嘉永(かえい)5年(1852年)ごろに発表した作品らしい。この作家は、一宝斎国盛という名前で「さかなのはんじもの」も出版しています。
■では本番です。例によって難易度にはバラツキがあります。答はみんな果物、水菓子です。今でも収獲され、家庭や飲食店の食卓に登場するフルーツです。絵とヒントから名前を推理してみましょう。
▼[い]杖をついて歩いているのは揉み療治の人です
画像

▼[ろ]石を抱えた人が御辞儀をしています
画像

▼[は]鈴は別の擬音風の呼び名があるようです
画像

▼[に]梅雨のころにとてもおいしい果物です
画像

▼[ほ]力士の足元に落ちているのは藻です
画像

(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:各項目を参照してください
説明:■[い]杖をついているのは按摩さんです。前だけ描かれています。下には巣があります。濁点も見えます。あん(按摩)+す(巣)+濁点=あんず。杏が正解です。
▼[い]杏(あんず)
画像

□英語でいえばアプリコットですね。梅や李(すもも)の仲間だそうです。銀座千疋屋や新宿高野で買えば甘いのでしょうけれど、近所のスーパーで購入すると酸っぱいものが多いような気がします。
▼杏(あんず)
◇*HP「アンズ - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E6%9D%8F&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjU0NOMzpXMAhXFq5QKHSAZAHcQ_AUIBygB&biw=1280&bih=626#hl=ja&tbm=isch&q=%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%BA
■[ろ]前の人は礼をしています。石を抱えています。れい(礼)+いし(石)=れいいし≒れいし。茘枝(レイシ)が正解です。
▼[ろ]茘枝(レイシ)
画像

□茘枝はライチとも呼ばれます。中華料理のデザートでよく見かけますね。楊貴妃の好物だったらしい。南のほうの産地から長安まで早馬で運ばせたりしたそうです。
▼茘枝(レイシ/ライチ)
◇*HP「茘枝 - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E6%9D%8F&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjU0NOMzpXMAhXFq5QKHSAZAHcQ_AUIBygB&biw=1280&bih=626#hl=ja&tbm=isch&q=%E8%8C%98%E6%9E%9D
■[は]鈴は別の名前ではリンです。リンが5つあります。りん(リン)+ご(5)=りんご。林檎(りんご)が正解です。
▼[は]林檎
画像

■[に]上に見えているのは炎です。濁点があります。下にあるのは輪。ひ(火)+濁点+わ(輪)=びわ。枇杷が正解です。
▼[に]枇杷(びわ)
画像

□枇杷(びわ)は初夏の果物ですね。6月から7月ごろに実をつけるようです。子供のころにはこんなに美味い食べ物はほかにないと思っていました。西瓜(すいか)も蜜柑(みかん)も美味いけれど、枇杷が最高。桃も最高ですけれど。年をとってからはそこまでの思入れはありませんが、やはり美味いものですね。
▼枇杷
◇*HP「枇杷 - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E6%9E%87%E6%9D%B7&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&biw=1280&bih=626&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwih8IuS0JXMAhXInZQKHamTAvoQ_AUIBigB
■[ほ]相撲取りが足元の藻を見やっています。すもう(相撲)+も(藻)=すもうも≒すもも。李(すもも)が正解です。
▼[ほ]李(すもも)
画像

□李(すもも)という名前は酸っぱい桃から来ているそうです。たしかに桃のような迫力のある甘味は李では味わえないのかな。最近の品種では糖度が上がっているそうですけど。
▼李(すもも)
◇*HP「李(すもも) - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E6%9D%8E%EF%BC%88%E3%81%99%E3%82%82%E3%82%82%EF%BC%89&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwim4_mY0ZXMAhWBFZQKHc87D2MQ_AUIBygB&biw=1280&bih=626
◆参考*1:HP「歌川国盛 (2代目) - Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%8C%E5%B7%9D%E5%9B%BD%E7%9B%9B_(2%E4%BB%A3%E7%9B%AE)
◇*2書籍「江戸の判じ絵」初版60〜61頁、岩崎均史(ひとし)著、ISBN4-09-626131-9、小学館

ぬけられます→日本語雑学クイズ一覧

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
面白い

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
枇杷。
美味しいですけど、あの種の大きさはなんとかならんものでしょうかね?
種なし枇杷なんて作ってくれると嬉しいですけどね。
ねこのひげ
2016/09/19 07:02
コメントをありがとうございます。

 種なし枇杷がもしできれば大発明かな。ついでに種なしの桃やアボカド、マンゴーもできるといいですね。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2016/09/19 09:12

コメントする help

ニックネーム
本 文
江戸末期に流行した謎々、判じ物(はんじもの)。口絵の果物はなんという名前なの?【30】 町人思案橋・クイズ集/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる