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zoom RSS 大作曲家ブラームスの逸話。ピアノの巨匠リストの演奏中に居眠りをして嫌われてしまったの?

<<   作成日時 : 2016/06/04 06:51   >>

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★歴史★
問題:ロマン派の音楽家の話です。ブラームスという作曲家をご存知かと思います。口絵のおじさんですね。バッハ、ベートーベンと並んで3Bと呼ばれている作曲家です。バイオリン協奏曲や交響曲も有名ですが、我々のような素人にいちばんよく知られているのは、ハンガリー舞曲第5番かもしれません。
▼ブラームス「♪ハンガリー舞曲第5番」

■余談ですが、素町人が若いころには、フランソワーズ・サガンという仏人女流作家の「ブラームスはお好き?」という小説が流行ったりしました。18歳で書いた「悲しみよこんにちは」という処女作がベストセラーになった作家ですね。どちらも邦訳版を読んでみましたが、どこがいいのかわかりませんでした。芸術を鑑賞するほどには成熟していなかったのかもしれません。まぁ今でもそうですけど。
■ブラームスは20歳のころ、すでに名を成していた作曲家・演奏家のリストを訪ねてみたそうです。師事しようとしたのかな。でも、リストが活躍するワイマールの社交界の雰囲気にはとてもなじめなかったらしい。しかもリストがピアノを演奏している最中にうっかり居眠りをするという失態を演じてしまったらしい。当然ながらリストには嫌われます。
■リストは諦めて、次に訪ねたのはシューマンだったようです。1853年(嘉永(かえい)6年)9月30日と記録が残されているようです。日本で言えば、ペリーが黒船を率いて浦賀に入港した3ヶ月ほどあとのことらしい。
■シューマン家では妻のクララとともに暖かく迎えられ、その日からシューマン家とブラームスの40年にわたる親交が始まるそうです。
■芸術家の例に漏れず、ブラームスはちょっと気難しいところがあったらしい。誤解されやすく敵も多かったようです。でもその会話はときに軽妙で、機知に富んだものだったと言われます。本日はそうしたブラームスの逸話からのクイズです。
■ブラームスを主賓とした宴席で、ホスト役の人物が「さあ、みなさん、わが家とっておきの葡萄酒を召し上がって下さい。これは葡萄酒のブラームスといえるものです」とワインを勧めたそうです。一口味わったブラームスは、その葡萄酒が好きになれなかったらしい。彼は他の客も笑いだすような言い回しで、主人に婉曲に「好みでないので別のものを」と伝えたそうです。では、ブラームスはなんと言ったのでしょうか? 選択肢はありません。自由に想像してみてください。
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:「すみませんが御主人、お宅のベートーベンを出していただけないでしょうか」
説明:素晴しい表現ですね。自分を少しおとしめつつ、言いにくいことをキチンと伝えています。
■ヨハン・シュトラウスの娘がブラームスに扇を差し出して、サインをねだったそうです。ブラームスはシュトラウス作の「♪美しき青きドナウ」の旋律の一部を書き、さらに書き添えたらしい。「残念ながら、これはわたしの作曲ではない」。これも上手いですね。これほど見事に相手をたてることができる人物なのに、ときどきやたらと無愛想になったようです。
▼♪美しき青きドナウ

■ある女性が「もしも私が小鳥だったら」という歌をブラームスに聴かせたらしい。歌い方が気に入らなかったブラームスは「もしも私が猫を飼っていたら、あなたに贈るのだが」という即興の歌をごく小さい声で歌ったそうです。
■ブラームスはヨアヒムというバイオリニストとハンガリーに演奏旅行したことがあるそうです。ある晩の演奏会では客はたった1人だったとのこと。ヨアヒムは客に入場料を返して演奏をやめようと提案したそうです。でも、ブラームスは「熱心な聴き手がいるのに、それは失礼だ。やろうよ」。2人は演奏をはじめ熱演し、聴き手は感激したそうです。そりゃそうです。独り占めです。王様のような飛び切り贅沢な時間ですね。
■大芸術家らしく金銭に無頓着なところもあったらしい。部屋に鍵をかける習慣がなかったようです。案の定、金時計が盗まれてしまったとのこと。調べにきた警官に「盗難届けを」と言われたブラームスは、「やめておきましょう。きっと貧乏で私よりずっとあれを必要とする人が持っていったのでしょうから」。なんだか、出来すぎた人物、出来すぎたお話のようにも聞こえますが。
◆参考*1:書籍「西洋人物こばなし辞典」初版187〜190頁、三浦一郎編、ISBN4-490-10218-6、東京堂出版

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ベートベンを・・・粋な表現ですね。
無粋な奴だったら「まずい!!」とか言って顰蹙を買ったでしょうからね。
ねこのひげ
2016/06/05 06:44
コメントをありがとうございます。

 素晴しい表現ですよね。
 これらの逸話を知るまでは一部の曲だけに興味がありました。いまや人物にも関心があります。「ブラームスはお好き?」と問われたら、「もちろん」と答えそうです。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2016/06/05 08:00
「ブラームスはお好き」(サガン)(訳者は朝吹美登子)

美登子さんはフランソワーズの訳者として日本で有名になれた。

朝吹…まだエピソードあるけど
sadakun_d
2016/06/25 07:55
コメントをありがとうございます。

 素町人が10代のころに読んだ文庫本もたしか朝吹さんという訳者だったと思います。訳者のせいではなく、読者の理解力不足により、作者のフランソワーズ・サガン女史とは距離が生まれてしまいました。残念。
(^^;)
sadakun_d様<素町人
2016/06/25 15:10

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