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zoom RSS イザベッタの悲劇。不倫が見つかったカミサンはどんな罰を受けたの?

<<   作成日時 : 2016/04/06 08:12   >>

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★歴史★
問題:平成28年(2016年)に入ってから我が国では若手国会議員や人気女性タレント、中堅芸人、著名運動記者等の不倫が相次いで報じられています。戦後の不倫は犯罪ではありませんし、よその家の問題です。どうでもいいような気もします。でも洋の東西を問わず、昔の不倫はかなり重大な出来事として当事者や野次馬にとらえられていたようです。
■14世紀、日本では鎌倉時代が終わり、建武の中興をはさんで室町時代が始まるころです。イタリアではルネッサンスが始まろうとしていたころ…と教科書には記されています。
■ローマの名門サヴェッリ家の一人娘はイザベッタという名前でした。枢機卿や教皇を輩出している家柄だったようです。
■イザベッタはフィリッポ伯という傭兵隊長に嫁ぎました。今日はローマ、明日はフィレンツェと、戦争のたびにあちこちに雇われて忙しく飛び回っている人だったようです。サヴェッリ家も何度かフィリッポ伯を傭兵隊長として雇ったことがありました。イザベッタの実家はいわば夫の主人筋にあたります。イザベッタにしてみれば、「嫁に来てやった」という上から目線だったようです。
■2人の新居もイザベッタの持ち城ですし、侍女たちもイザベッタが実家から連れてきた者ばかり。夫もイザベッタを隅にも置かぬ扱いになります。欲しいものはなんでも買ってくれたらしい。
■甘やかされて増長したイザベッタは、夫の目を盗んで浮気を始めたらしい。仕事で留守がちな夫に不満だったのかな。何をしても許して貰えると馬鹿な考えを持っていたのかもしれません。
■城の外での妻の行動を監視させていた夫は、浮気の相手が自分の部下のリッツォという人物であることを突き止めます。
■フィリッポ伯は、ある日、出張で10日ほど留守にするといって城を出て行きます。しめた。フィリッポ伯たちが城を去ると、イザベッタは留守番の兵士たちを御馳走攻めにして酔いつぶします。リッツォはイザベッタの寝室に忍び込み、いざベッド。失礼、下手な洒落でした。組んずほぐれつ、愛の有酸素運動が始まります。
■突然、扉の軋む音とともに、抜き身の剣を下げた兵士たちが入っています。もちろんそこにはフィリッポ伯の姿もありました。
■大変なことになりました。江戸時代の日本ならば重ねておいて4つにされても文句は言えません。でもここは14世紀のイタリアです。ちょっと事情が違う。ではイザベッタは罰として何をされたのでしょうか?(イザベッタが罰としてされた行為は無いかもしれないし複数かもしれません)
[い]丸坊主にされた
[ろ]顔の複数箇所にナイフで傷をつけられた
[は]歯を抜かれた
[に]舌を抜かれた
[ほ]壁に生き埋めにされた
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:[は]と[ほ]が正しい
説明:フィリッポ伯は、江戸時代の人たちとおなじように、夫としての正当な権利を行使したようです。ただし、いささか加虐趣味的な方法にしたらしい。
■まず間男のリッツォは寝台から引きずり出されると、後手に縛られ、縄を首にかけられ、天井の梁に引き上げられました。1〜2分ほどで縊死した模様です。
■ガタガタ震えてこの光景を見ていたイザベッタは、城の地下牢に連れて行かれました。壁の鉄輪で首と両手を拘束されます。それだけでは終わりません。近づいてきた兵士は釘抜きを持っていました。イザベッタの口をこじあけ、歯を1本ずつ引き抜いていきます。麻酔もなしに。
■しばらくイザベッタの悲鳴が聞こえていましたが、それも弱まっていきました。虫歯もなく、親知らずもまだ生えていなかったとすれば、上下合計28本の歯が抜かれたところで、罰はいったん休止になったはずです。
■イザベッタは首と手をつながれたまま放置されたようです。口からは血と唾液が大量にあふれ、失禁したのでしょうか、部屋には尿の臭いが漂っています。フィリッポ伯は、そんなイザベッタの姿を時折見物に来たらしい。イザベッタはもちろん必死に哀願しますが、耳を貸そうとはしません。
■やがて最後の日。朝から召使いたちはフィリッポ伯から暇を出されたらしい。数人の兵士が地下牢に行き、イザベッタを城の一室に引きずっていきます。その部屋の一方の壁には人が1人入れるぐらいの大きな穴が開いていました。イザベッタは何をされるのかを悟り、暴れます。でも兵士たちは作業を続けるだけです。イザベッタを穴の中に放り込み、煉瓦を積んで穴を塞ぎます。煉瓦の壁が完成すると、次にはその上に漆喰を塗り、なんの変哲もない壁に仕上げていきます。
■イザベッタが恐怖の余りの死を迎えたのか。それとも窒息死なのか。あるいは餓死なのかはわかりません。ともあれ、イザベッタは自身の城の壁に閉じ込められ、短く愚かな生涯を閉じたようです。
◆参考*1:書籍「世界悪女大全」文庫初版148〜151頁、桐生操(みさお)著、ISBN4-16-767984-1、文藝春秋社

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
なんだか凄まじいですね。
ナチスの拷問でも、麻酔をしないで歯を削るというのがあったようです。
あの痛みは我慢できませんからね。
ねこのひげ
2016/04/10 07:35
コメントをありがとうございます。

 歯医者さんでは麻酔をしてもらっていてもガリガリ削られる振動や音で胸が締め付けられます。若い健康な歯を全部抜かれるというのは、さぞかし苦しかったでしょうね。自業自得ではありますけど。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2016/04/10 09:36

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