町人思案橋・クイズ集

アクセスカウンタ

zoom RSS 背中にロケットを背負う空中歩行機。何分ぐらい飛べるの?

<<   作成日時 : 2016/03/11 10:42   >>

驚いた ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2

画像
★科学★
問題:最近、ハワイやグァムなどの海浜リゾートで人気のある乗物が水の噴射で宙に浮く装置らしい。

ホースで高圧の水を供給し、背中に背負った装置から噴射して浮力を得ているようです。なんだか楽しそうですね。
■似たようなもので、背中にロケットエンジンを背負い、噴射の力で空中に浮かぶ装置もあります。空中を移動できるらしい。こちらはホースをつけていないのでどこに行こうと自由だそうです。アメリカでは幅460mもある峡谷を横断した人もいるとか*1。
■最初に登場したのは1960年代前半だったようです。元々はベトナム戦争で苦戦していたアメリカ軍が、新兵器として開発を進めていたらしい。民生用にも使われはじめ、大きなイベントの開会式などに花を添えるのに使われました。1984年(昭和59年)のロサンゼルス五輪の開会式でも使われていたようです。下の動画によれば、1965年の映画「サンダーボール作戦」でも使われているようですね。
▼映画007サンダーボール作戦とロス五輪の開会式におけるロケットマン

■最初に登場したときには、30秒も飛べませんでした。ではそれから約半世紀が経過した現在、ロケット式の空中歩行器は、何分ぐらい飛んでいられるようになったのでしょうか? 次の中からいちばん近いものを選んで下さい。
[い]0.5分
[ろ]1分
[は]2分
[に]4分
[ほ]8分
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[い]0.5分
説明:なんと申しましょうか、まるで進歩がない。ちょっと驚かされますね。昔はロケット・ベルト。いまはジェット・パックなどと呼ばれる銘柄といいますか商品名があるそうですが、少なくとも滞空時間に関してはほとんど進歩がないそうです。
■2008年(平成20年)にエリック・スコットという人がジェット・パックでコロラド州のロイヤル峡谷(460m)を横断して見せたとき、かかったのはわずかに21秒だったらしい。燃料は余しながら、面白い記録を作ったようです。
■素人考えでは、燃料をたくさん積み込めばいいじゃんと思います。でも重くなると最初に空中に浮き上がらないらしい。30秒弱ほど飛べるぐらいの燃料がギリギリ浮き上がる重量なんだそうです。もちろん身体の軽い人は余分に燃料が使えるのでしょうけれど。
■使われている燃料は過酸化水素水らしい。消毒薬のオキシドールなどに使われるやつですね。でも、消毒薬の過酸化水素水はわずかに2.5〜3.5%(重量比)の濃度だそうです。ジェット・パックなどで使われる場合には90%ぐらいの高濃度のものが使われているようです。これがもの凄く高価とのこと。ジェット・パックの普及を阻んでいるのは、滞空時間の短さとともに燃料費の高価さもあるらしい。
■ロケットではなく、ジェットエンジンを使えばいいのではと考えた人もいるようです。ジェットエンジンならば、灯油(主成分はケロシン)で済みます。燃料のお値段が格安です。アメリカ軍も関心を示しました。視察に来た将軍たちの前で、小型のジェット・エンジンを使ったロケット・ベルトは20分の滞空時間を記録したそうです。でもアメリカ軍は採用しませんでした。なぜか。ひとつの理由は小型化したジェットエンジンがやたらと高価だったことです。もうひとつには音がすごく大きい、うるさいという理由もあったらしい。
■そんなこんなで結局、ロケット式空中歩行器はなかなか進歩することができず、現在に至っても30秒前後という滞空時間にとどまっているようです。残念ですね。30分ぐらい飛べて、かつ燃料費がクルマとおなじぐらいだったら、みんなこれで通勤できるかもしれないのに。まっ、そうなれば、空中衝突や燃料切れで落下という事故が増えて困っちゃうかもしれませんけど。
◆参考*1:番組「地球ドラマチック 飛行マシンで大空へ」160125NHKEテレ1東京、NHK

ぬけられます→科学雑学クイズ一覧

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
驚いた

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
空陸両用車というのも実現しそうでしてないですからね。
空中散歩は、反重力装置でも開発されない限り無理でしょうね。
ねこのひげ
2016/03/13 06:24
コメントをありがとうございます。

 飛行機と自動車の融合もあまりうまく行かないようですね。軽くて丈夫な新素材が登場したら、少しは開発が進むのかな。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2016/03/13 14:36

コメントする help

ニックネーム
本 文
背中にロケットを背負う空中歩行機。何分ぐらい飛べるの? 町人思案橋・クイズ集/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる