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zoom RSS 奈良市にある林神社。日本で唯一の神社といわれる理由は?

<<   作成日時 : 2016/02/13 10:47   >>

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画像
★歴史★
問題:本日はちょっと変わった神社のお話です。奈良県奈良市に漢國(かんごう)神社という神社があるそうです。推古天皇元年(593年)に創建されたという長い歴史を持つ神社らしい。
◇*HP「漢國神社 - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%EF%A9%87%E5%9B%BD%E7%A5%9E%E7%A4%BE&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0CAkQ_AUoA2oVChMIxs7Rgqr-yAIVZROmCh2AUQit&biw=1280&bih=608
■漢國神社の中に、林神社という境内社があるらしい。境内社とは神社の入れ子なのかな。林神社は漢國神社の管理に属し、かつその境内にあるようです。
■林神社は、我が国では唯一、ある食べ物にまつわる神社だそうです。では、林神社ととても関係の深い食べ物とは、次のどれでしょうか?
[い]豆腐
[ろ]蕎麦
[は]寿司
[に]天麩羅
[ほ]饅頭
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:[ほ]饅頭
説明:林神社は、「りんじんじゃ」と読むらしい。神奈川県厚木市や兵庫県明石市には「はやしじんじゃ」と読む同表記の神社があるそうです。でも奈良市の神社は「りん」です。「りん」という呼び名ですと、答がばれちゃうかもと恐れて振り仮名を隠しておりました。失礼。
■祭神は宋代の中国漸江省出身の林浄因(りん じょういん)という渡来人とのこと。南北朝時代に建仁寺(けんにんじ)の竜山禅師(りゅうざんぜんじ)にしたがって来日しています。日本にはじめて饅頭をもたらした人らしい。
■なお、竜山禅師はフルネームが竜山徳見(とっけん)、千葉県の出身で嘉元(かげん)3年(1305年)に元に渡った臨済宗の日本人僧侶らしい。45年ものあいだ現地で暮らし、帰国後は建仁寺、南禅寺、天竜寺の住持を歴任したようです。
■饅頭は、曼頭(まんとう)の変種らしい。曼頭は肉や野菜を皮につつみこんだ中国の食べ物とのこと。肉饅のことかな。
◇*HP「曼頭 - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E6%9B%BC%E9%A0%AD&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwir1v236-vKAhWII5QKHfMaDDcQ_AUICCgC&biw=1920&bih=948&dpr=1#imgrc=_
■林浄因は肉や野菜のかわりに餡をつめて蒸物としたようです。この食べ物は奈良饅頭と呼ばれ、口コミや食べログを通じて人気が高まったようです。京都にも進出します。林浄因の子孫には、林宗二(はやし そうじ)という商人・学者が出ています。「家業をついで饅頭屋宗二と称したが、学問・和歌・連歌などにもつうじ、饅頭屋本といわれる通俗国語辞書の『節用集』を刊行したと伝えられている」とのこと*3。「りん」から「はやし」になったということは、帰化したのかな。
◇*HP「節用集 - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E7%AF%80%E7%94%A8%E9%9B%86&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0CAcQ_AUoAWoVChMI3aLb27T-yAIVSCOUCh2KcQuu&biw=1280&bih=608
■江戸時代に入ると林家は塩瀬を屋号として江戸に移ったとのこと。塩瀬って聞いたことがありますよね。デパートの食料品売場でも見かけます。たしか東横のれん街にもありました。
◇*HP「塩瀬 饅頭 - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&biw=1280&bih=608&tbm=isch&sa=1&q=%E5%A1%A9%E7%80%AC%E3%80%80%E9%A5%85%E9%A0%AD&oq=%E5%A1%A9%E7%80%AC%E3%80%80%E9%A5%85%E9%A0%AD&gs_l=img.3..0j0i24l4.2273.5132.0.5496.8.8.0.0.0.0.103.800.3j5.8.0....0...1c.1j4.64.img..1.7.691.LXNo0_gO2G0
■参考資料*3によれば、「江戸後期からは現在のような甘い餡の砂糖饅頭が主体となった」とのこと。ん? 少なくとも江戸中期までの塩瀬饅頭の主力商品は甘くなかったわけかな。でも参考資料*5には次のような話もあります。「15世紀(室町時代)に、貴族や武士の間で流行した茶の湯と共に羊羹や砂糖饅頭などの和菓子が発達。 高級品であった砂糖が、少しずつ菓子原料としても使われるようになる」とのこと。奈良饅頭は塩味だったのか、甘かったのか。ちょっと知りたいですね。
◆参考*1:HP「漢國神社 - Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%A2%E5%9C%8B%E7%A5%9E%E7%A4%BE
◇*2HP「林宗二 - Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%97%E5%AE%97%E4%BA%8C
◇*3書籍「日本史こぼれ話 古代・中世 正編」新書初版164〜165頁、笠原一男/児玉幸多編、ISBN4-634-60330-6、山川出版社
◇*4HP「御菓子老舗 塩瀬総本家」
https://www.shiose.co.jp/
◇*5HP「お砂糖の歴史|お砂糖研究所|知る・楽しむ|お砂糖はカップ印 日新製糖」
http://www.nissin-sugar.co.jp/enjoy/research/history.html

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
饅頭とは面白いですね。
日本人はなんでも祭りタガりますからね。
上野の不忍池の弁天堂の周りには、ウナギや筆などの供養塔が並んでます。
ねこのひげ
2016/02/14 15:24
コメントをありがとうございます。

 針供養もあれば筆供養もあるわけですね。そういえば箸供養もあります。駄洒落ではなく橋供養もあるとか。
 命のないものにまで感謝の念をあらわすのは、日本人の美徳かもしれませんね。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2016/02/14 23:33

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