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zoom RSS 【18歳未満お断り】桃色川柳の問題。「閻魔様 女にすると 広いたち」は何が主題なの?

<<   作成日時 : 2016/01/07 07:25   >>

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★日本語★
問題:正月早々ではありますが、桃色川柳の問題です。下に挙げた5句の川柳は、みんな同一の性質を持つある存在を扱っています。それは何でしょうか?
[い]「閻魔様 女にすると 広いたち」
[ろ]「鞘鳴り(さやなり)が しようと御乳母は なぶられる」
[は]「湯がいては させる廻し(まわし)の はしやぎ菩々(ぼぼ)」
[に]「糠味噌と 下女同断な 匂ひなり」
[ほ]「云はずとも それと知れかし 赤い頬」
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:嫌われる女性器
説明:男性に嫌われる女性器は、落語や川柳の世界では、「広い/臭い/下付きである/入れにくい」と相場が決まっているようです。
[い]「閻魔様 女にすると 広いたち」
閻魔様の絵や像は多くは口をカッと開いています。
◇*HP「閻魔 - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E9%96%BB%E9%AD%94&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0CAcQ_AUoAWoVChMIj_PV3arcyAIVgc6UCh0MPAHl&biw=1280&bih=608
女性の口の大きさとあそこの大きさは性比例する。失礼、正比例する。そんな俗説があります。同様に、男性の鼻の大さとあそこの大きさが正比例するという俗説があります。どちらも科学的根拠はないようですが、江戸時代の人たちはそう信じていたらしい。
□句の意味はおわかりでしょう。もし閻魔様が女性だとすれば、さぞやあそこは広いんだろうなという憶測ですね。
[ろ]「鞘鳴り(さやなり)が しようと御乳母は なぶられる」
鞘鳴りは、刀身が鞘の中で遊んでカタカタ音がすることらしい。合っていないわけですね。鞘のほうが広い。
□乳母はあまり若い女性はなりません。いわゆる年増ですね。かつ経産婦です。広がっていたのかな。
□「なぶられる」は、「もてあそばれる」という意味もありますし、「いじられる」という意味もあります。後者のほうがより生々しいかな。手を股間に差し込まれながら意地悪を言われている図なのかな。
[は]「湯がいては させる廻し(まわし)の はしやぎ菩々(ぼぼ)」
ボボ・ブラジル。そんなプロレスラーがいましたね。ボボ・ブラジル選手は筋肉量の多い男性でした。でも、江戸時代のボボ、そして現代でも九州その他の地方のボボは女性器や性行為を指すようです。
□「廻し」は女郎が複数の客をとることです。上方ではたいてい一対一だそうです。でも江戸は男性の多い風俗市場なので、廻しも許されたらしい。落語の「五人廻し」とか「品川心中」などでは、廻しをとる女郎が描かれています。
□「湯がく」は「お湯で洗う」ことですね。「はしやぎ菩々」は「乾いたボボ」の意らしい。「大辞林」によれば、燥ぐ(はしゃぐ)の意味として「陽気に騒ぐ」などのあとに、「乾燥する」を挙げていました。
□句の主題となっているのは廻しをとった女郎の忙しいあそこです。客を満足させる、片付けるたびに湯で洗い、ぬぐって乾かして次の客に向かうらしい。現代でも人気のある風俗嬢はそんな感じなのでしょうか。あいにくよく知りませんが。
[に]「糠味噌と 下女同断な 匂ひなり」
「同断な」は「同じ」です。糠味噌漬けの樽の中は、独特の匂いがします。乳酸菌のせいでしょうか。匂いだけでも酸味を感じます。下女のあそこもそんな匂いや酸味がある。この川柳はそういっているようです。
[ほ]「云はずとも それと知れかし 赤い頬」
赤い頬の女性はあそこが臭い。これも江戸時代の迷信です。お多福系はみんな臭いことになってしまいそうですが。
◇*HP「お多福 - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%81%8A%E5%A4%9A%E7%A6%8F&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0CAgQ_AUoAmoVChMIvKvhk7PcyAIVh6OUCh2XuQ08&biw=1280&bih=608&dpr=1.5#imgrc=2w9TZ7s9IlcQAM%3A
「知れかし」の「かし」は意味を強めているらしい。「顔を見るだけで臭いのはわかるぜ」という意味の句のようです。
□なお、他の特徴、たとえば下付きについては、次のような句があるらしい。「けつを拭きや 屎(くそ)を撫込む(なでこむ) 下り菩々」。凄い表現ですね。肛門と膣口が近いので、大便の始末をするときに不浄のものが付着してしまうのでしょうか。衛生面からも事の円滑な進行からも、事前の念入りな洗浄が望まれます。
□もう1つの特徴、「入れにくい」のほうは、入れるのに障害物がある場合だそうです。「戸立て」と呼ばれたらしい。入口に戸がついているという意味かな。そんな症例があるのでしょうかね。素町人は経験がありません。
□「戸惑ひを する筈(はず)先きが 戸立て也」という句が残されているらしい。挿入を試みても戸立てのために入れず、戸惑っている。縁語でまとめた川柳のようです。
◆参考*1:書籍「川柳性風俗事典」初版30〜31頁、山本成之助(せいのすけ)著、牧野出版

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
『閻魔様・・・・』それで、浮世絵などの美人画はおちょぼ口に書かれていたんですかね。
ねこのひげ
2016/01/11 07:08
コメントをありがとうございます。

 なるほど。美人画はたしかにほとんどおちょぼ口ですね。性的な連想からの無意識の制約が作者側にかかっちゃうのかもしれません。面白いですね。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2016/01/11 16:28

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