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zoom RSS 著名な大統領夫人にして同性愛者とは誰のことなの?

<<   作成日時 : 2016/01/06 08:23   >>

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★歴史★
問題:近年、同性愛者は徐々に権利を獲得しつつあるようです。半世紀前には単なる変わり者、あるいは異常者として差別の対象だったのに、いまでは欧米の多くの国で同性結婚が認められています*4。
■Wikipediaの同性結婚の項によれば、人々の態度は「敵視」、「無視」、「承認」、「憲法的編入」という4つに別れる…という説があるそうです。我が国では、いま無視の段階に来ている…と見られているらしい。素町人が住民票を置く自治体では、同性カップルを結婚に相当する関係と認め、「パートナー」として証明する条例が、区議会本会議で賛成多数で可決・成立したそうです。一歩進んで「承認」の段階に来たのかな。
■20世紀のアメリカでは、同性愛に対する人々の姿勢はほとんどが敵視だったようです。そんな中で、ある大統領の夫人、ファーストレディは異性愛者かつ同性愛者として自分に忠実に生きたらしい。いまでは誰も文句を言いませんが、当時はたいへんなことだったと推測されます。ただし、立場がありますので、いわゆるカミングアウト、公言はしなかったようですが。
■では、とても有名な大統領の妻であり、子供もありながら、性に奔放に、レズビアンとしての人生も生きたというこの女性は誰でしょうか?
[い]リンカーン大統領夫人
[ろ]セオドア・ルーズベルト大統領夫人
[は]フランクリン・ルーズベルト大統領夫人
[に]トルーマン大統領夫人
[ほ]ケネディ大統領夫人
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:[は]フランクリン・ルーズベルト大統領夫人
説明:この女性はエレノア・ルーズベルトという人です。32代大統領フランクリン・ルーズベルトのカミサンです。フランクリン・ルーズベルトは日本が対米開戦したときの大統領です。勝利を目前にして亡くなっています。御承知のようにトルーマンが引き継ぎました。26代大統領セオドア・ルーズベルトとは遠い親戚らしい。
■エレノア・ルーズベルトは単なる第一淑女ではありません。さまざまな社会運動をした人物として、また文筆家としても知られています。女性の権利の確立が大きな目的だったらしい。アメリカでは、婦人参政権は大正9年(1920年)に獲得されていたようです。でも、その他にも不平等はたくさんあったのでしょうね。
■エレノア・ルーズベルトは、旦那とのあいだに6人の子供を儲けています。ふつうなら子育てに忙しいのでしょうが、子守りがたくさんいたのかな。彼女の実家は大金持ちのようです。旦那がニューヨーク州知事をつとめているときには同州民主党の婦人部長をつとめたそうです。これをきっかけに社会進出に目覚めたという推測もあるようです。
■フランクリン・ルーズベルトとの関係は、庶民の夫婦関係とはやや異なるものだったようです。旦那はエレノアの女性秘書と不倫していたそうですが、彼女はそれを黙認していたらしい。旦那は自身の女性秘書とも浮気をするようですが、エレノアも旦那の側近や警護係と肉体関係にあったとのこと*2。互いの不倫を許し合い励まし合う関係だった、といわれているようです*2。凡人には想像がつきにくいですね。
■参考資料*3によれば、「エレノア・ルーズベルトには、夫とは別の家庭があり、しかも夫もそれを了承していた」そうです。最近判明した事実とのこと。「エレノア・ルーズベルトは永年グリニッチ・ヴィレッジとヴァルーキルに自分専用の別邸を構え、お気に入りの人たちと同居していた。夫や子供たちには一切関わりない世界だった」。
■第2次大戦中に特に親密な関係だったのは2組のレズビアンのカップルだそうです。1組はエスター・レイプとエリザベス・リード。レイプはグリニッチ・ヴィレッジの別邸の家主だったらしい。もう1組はナンシー・クックとマリオン・ディッカーマンというカップルだったらしい。
■前述のように大統領の警護係アール・ミラーという男にご執心だった一方で、ロリーナ・ヒコックというレズビアンのジャーナリストとも深い関係だったとのこと。「ヒック」という愛称の女性にあてた熱烈な手紙が今でも残されているようです。
■昭和20年(1945年)4月にフランクリン・ルーズベルト大統領が亡くなった後、彼女は公の仕事から引退しようとしますが、トルーマンに国連総会の代表に推されたらしい。最初の6年間は国連人権委員会の委員長を務めたそうです。昭和27年(1952年)にいったん辞めますが、1961年にはジョン・F・ケネディの要請を受けて再び国連に復帰し、米国代表になっています。その翌年に亡くなりました。
■エレノア・ルーズベルトは、現代キャリア・ウーマンの先駆者であり、代表だといわれているらしい。それだけではありません。制約の多い公の立場にあっても、「因襲にとらわれない私生活を情熱的に展開すること」が可能だと証明してみせました。この点でも、画期的な存在なのかもしれません。
◆参考*1:書籍「世界性生活大全」初版184〜185頁、桐生操(きりゅう みさお)著、ISBN-4-16-365970-6、文藝春秋
◇*2HP「エレノア・ルーズベルト - Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%83%8E%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88
◇*3書籍「ゲイ文化の主役たち」初版209〜211頁、ポール・ラッセル著、 ISBN4-7917-5577-4、青土社
◇*4HP「同性結婚 - Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8C%E6%80%A7%E7%B5%90%E5%A9%9A

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コメント(2件)

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アメリカ南部やヨーロッパの賦かい地方では、同性愛者というだけで殺されたりするから、承認されているとはいいがたいですがね。
黒人やイスラム教徒は日本に来てホッとしたという人が多いようです。
日本は、あからさまな差別がないだけいいという事でしょうかね。
ねこのひげ
2016/01/11 07:14
コメントをありがとうございます。

 西洋の白人も日本に来てほっとするらしい。嫉妬深い神やキリストの監視から逃れられるからだ…という話を聞きます。

 同性愛者のお話はとても微妙なので、調査法によって統計結果が大きく異なっているという話がどこかに出ていました。
 たとえば鉛筆で書き込む回答では同性愛者の割合はごく低いのに、コンピュータで入力させると数倍になるとか。

 戦後に発表された有名なキンゼーレポートによれば、「過去に同性との性行為でオーガスムに達したことがある」と回答した人は男性で37%、女性で13%だったとか。対象はアメリカ人だけです。ホントにこんなに多いのでしょうか。誘導尋問だったのかな。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2016/01/11 16:40

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