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zoom RSS 宇宙を満たしていたはずのエーテルがいつのまにか消えてしまったのは誰のせいなの?

<<   作成日時 : 2015/12/04 08:56   >>

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★科学★
問題:あなたのお宅ではLANをご利用でしょうか。複数のパソコンでネットを閲覧しているとすれば、イーサネットと呼ばれる規格の有線LANを使っているかもしれません。有線方式のLANでは圧倒的な市場占有率を持つ規格です。
■職場でもイーサネットの有線LANをご利用かもしれません。無線LANは情報を盗まれる可能性が有線より高いようです。大事な情報は有線でやりとりする事例が多いと聞きます。
■イーサネットという規格名は、エーテルという物質にあやかって命名されたそうです。「ethernet」の「ether」がエーテルに相当するらしい。ローマ字風に読めば、そう読めないこともありませんね。
■エーテルは化学薬品の名前でもあります。揮発性の高い溶媒だそうです。親戚筋にはエチルアルコールとかエタノールと呼ばれる薬品もあります。こちらも揮発性が高い。80%ほどに希釈された商品は薬局で消毒用として販売されています。4〜40%ほどに希釈された商品は酒屋でも飲料用として販売されています。ビールや日本酒、焼酎やウイスキーの酒精ですね。
■エーテルは、古代ギリシャ時代から「輝く空気の上層」を指し示す言葉として使われたらしい。アリストテレス氏は四大元素説を拡張して「天体を構成する第五元素」と主張していたようです。揮発性の高い物質が発見されたとき、「地上にあるべきではない物質が天に帰ろうとしている」と考えられたらしい。
■なお、アリストテレス氏のいう四大元素は、火・空気(または風)・水・土だそうです。ちなみに四大珍獣はパンダ・オカピ・コビトカバ・ボンゴだそうです。四大和食は寿司・天麩羅・蕎麦・鰻です。関係ないか。
■アリストテレス風の観念が西洋に長く息づいていたためでしょうか。17世紀のルネ・デカルト氏やアイザック・ニュートン氏らは、宇宙を満たす物質、光を伝える媒質としてエーテルを想定したようです*2。20世紀には地球を満たす物質、情報を伝える媒質として、エーテルの名前が情報通信規格イーサネットに転用されたらしい。
■では、古代アリストテレス流の迷信であり、かつ近世のニュートン氏の光学理論を支えた物質…宇宙を満たして光を伝えているはずのエーテルの存在を完全に消し去ってしまった近代の科学者は次のうちの誰でしょうか?
[い]マイケル・ファラデー
[ろ]ジェームズ・マクスウェル
[は]マックス・プランク
[に]フェルディナンド・ブラウン
[ほ]アルベルト・アインシュタイン
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[ほ]アルベルト・アインシュタイン
説明:Wikipediaの「エーテル(物理)」の項には次のように記されています。「エーテルは、主に19世紀までの物理学で、光が伝播するために必要だと思われた媒質を表す術語である。現代では特殊相対性理論などの理論がエーテルの概念を用いずに確立されており、エーテルは廃れた物理学理論の一部であると考えられている」*1。
■特殊相対性理論は20世紀に入ったばかりの1905年に発表されているようです。1世紀以上前の最新理論だったらしい。その10年後、1915年に一般相対性理論が発表されています。今年で100周年とのことで、科学雑誌などでは特集が組まれていたりします*3。
■空間や時間は絶対なものではなく、相対なものである。空間は伸縮するし、時間にもまた緩急が生まれる。まぁそんなこともあるらしい、というのはぎりぎりわかります。でもその理由については、素人にはもうお手上げです。あとはSF小説に逃げるしかないかな。
■光速に近い宇宙船があったとしたら、乗組員はゆっくり年をとるという話はよく聞きます。1000光年先に移住可能な系外惑星があったとし、光速の99%で目指すことができたとします。地球で観測している人にとっては、出発から1000(年)÷0.99=1010年と1ヶ月ほど経過してから到着することになります。10世紀以上です。乗組員は死に絶えている…とは言い切れないらしい。宇宙船の中では時間がゆっくり進むからだそうです。
■仮に光速で進むことができれば、時間はまるで進まないらしい。巡航速度=光速だとすれば、どこに行くにもそんなに時間はかからないことになります。ただし、光束で移動している乗組員にとっては、と限定されますけど。ゼロから加速するときと、ゼロに減速するときだけ時間は流れるのでしょうね。
■なんだかチンプンカンプンな話になってしまいました。相対性理論の信憑性については素人が考えても意味がないでしょう。1世紀もの時間を経て、かつ多くの科学者による実験や理論的検証を経て、今でも生き残っているということは確認できる事実です。アインシュタイン氏の理論はきっとかなり真実に近いのでしょう。少なくとも、アリストテレス、デカルト、ニュートンの各氏よりは近いはずです。
■とはいえ、空気の上層のほうは、輝く第五の元素で満たされているのだというアリストテレス氏の妄想もけっして悪くない。科学音痴の素人には、そう思えるときがあります。
◆参考*1:HP「イーサネット - Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88
◇*2HP「エーテル (物理) - Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%86%E3%83%AB_(%E7%89%A9%E7%90%86)
◇*3雑誌「一般相対性理論が歩んだ100年」Newton (ニュートン) 2015年3月号14〜23頁、担当編集者遠津早紀子、ニュートンプレス

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コメント(2件)

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さすがアインシュタイン大先生でありますね。
しかし最近では、宇宙空間はダークマターと呼ばれる物質で満たされているとか・・・
宇宙に謎は尽きませんね。
ねこのひげ
2015/12/06 16:27
コメントをありがとうございます。

 ノーベル賞の対象となったニュートリノは、1秒あたり何百億個も人間の身体を通り過ぎているとか言われています。ダークマターも、宇宙空間のみならず、我々の茶の間や寝室にまで入り込んでいるのかもしれません。
 ホントに謎だらけ。ダークマターやダークエネルギーについては、素町人の目の黒いうちには解明できそうもないようです。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2015/12/06 19:23

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