町人思案橋・クイズ集

アクセスカウンタ

zoom RSS 今日は防災の日。首都直下型地震の火災発生件数予測は消防車の数よりも多いの?

<<   作成日時 : 2015/09/01 09:36   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2

画像
★科学★
問題:我らが東京の近辺は、地震源の巣のような様相を呈しているらしい。参考資料*2の科学雑誌の記事で紹介されていた19種類の地震源を眺めていると、ちょっと気分が落ち込みます。これは平成25年(2013年)12月19日付で発表された情報らしい。政府の中央防災会議が可能性を指摘している震源のようですが、1人で灰色の気分になるのでは面白くない。読者諸兄諸姉にもおすそわけいたしましょう。ヒヒヒ。
■可能性が高そうな震源地はこんなにあるようです。
関東平野北西縁断層帯の地震(M6.9)
さいたま市直下地震(M6.8)
立川断層帯の地震(M7.1)
立川市直下の地震(M7.3)
伊勢原断層帯の地震(M6.8)
西相模灘の地震(M7.3)
茨城・埼玉県境の地震(M7.3)
茨城県南部地震(M7.3)
都心西部直下地震(M7.3)
都心南部直下地震(M7.3)
都心東部直下地震(M7.3)
東京湾直下地震(M7.3)
成田空港直下地震(M7.3)
千葉市直下地震(M7.3)
市原市直下地震(M7.3)
羽田空港直下地震(M7.3)
川崎市直下地震(M7.3)
三浦半島主部の地震(M7.0)
横浜市直下の地震(M6.8)
ちなみに参考資料*1の「これまでの首都直下地震対策について」では、18種類が挙げられていました。雑誌よりも少し古い資料なのかもしれません。
■南関東を襲う震度M7程度の地震が起こる確率は、30年以内で70%程度とか聞きますね。還暦を過ぎている素町人のような者でも、不幸に見舞われる可能性はあります。ましてや若いかたたちは、かなりの確率で大揺れしてしまいそうです。
■南関東の地震で問題なのは火災だそうです。たとえば防災会議が「冬の18時、風速15m/秒」で発生した場合の予想としてあげているのでは、建物が失われる数が約85万棟だそうです。そのうちの77%、65万棟は火災で焼失すると見られているとのこと。直接の揺れや地面の液状化、あるいは急傾斜地の崩壊で破壊されるのは20万棟という予想ですね*1。
■ちなみに風速15m/秒では立て看板や自転車が倒れるようです。東京では、そんな日は年間にせいぜい10日ぐらいでしょうか。冬に限定すればさらに少なくなりそうではあります。最悪の状況を想定しているようです。
■運悪くそんな日に首都直下型地震が起きたとすれば、死者の数は1万1000人。55%にあたる6200人は火災で亡くなると見られています*1。つまり、火災さえなんとかできれば、被害は半減させることができる…かもしれない。
■ではここで問題です。M7級の首都直下型地震が発生した場合では、都内で何件ぐらいの出火が想定されているのでしょうか? 選択肢の中からいちばん近い数字を選んで下さい。
[い]250件
[ろ]500件
[は]1000件
[に]2000件
[ほ]4000件
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★正解:[は]1000件
説明:正しくは1200件の出火が想定されているそうです。
■平成7年(1995年)の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災、M6.9)では、地震の発生直後から、各地で火災が多発したらしい。消防庁によると、火災の発生件数は293件、全焼した建物は7036棟だったとのこと*2。
■一方、 平成23年(2011年)の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災、M9.0)では、消防庁によると火災の発生件数は330件だったようです*2。通常の火災にくわえて、「津波火災」とよばれる火災も発生したらしい。津波火災とは、津波で流されたガスボンベや車などから流出した燃料に、車のバッテリーなどから出た火花が引火しておきるといわれる火災とのこと。
■そしてわれらが東京では1200件もの火災がいっぺんに起きると言われています。前に触れたように、65万棟もの被害が予想されています。
■東京にはポンプ車は何台ぐらいあるのでしょうか。消防本部に677台、消防団に280台しかないそうです。つまりあわせても1000台未満なんですね。
■もちろん地震発生直後は道路も大混乱でしょう。道路上でも火災が発生している可能性があります。ほとんどの火災現場まで消防車は行けないと考えられます。だからこその65万棟の消失と6200人の犠牲らしい。
■ひとつ提案があります。消防車があてにできないなら、都民1人1人が自宅や近所の初期消火に向かうしかありません。消火器は多くの建物に装備されていますが、これからは消火弾を全戸に配布してはいかがか。消火弾というのは、大きな手榴弾のような形をしています。なんの訓練もいりません。とりあえず火に向かって投げるだけ。考えなくていいのが素晴しい。パニックに陥った人でも正しく扱えます。効果は動画でご覧ください。

■念のため申し上げておきますが、素町人は動画で紹介されている商品やその製造・販売業者とはいっさい無関係です。紹介されている商品よりももっと効果の高いものがあればそれでもいいし、消防庁にも研究機関があるでしょうから、そうした武器を開発してもいいかも。
■動画で紹介されている商品は7000円台です。大量生産すればもっとずっと安くできるかもしれません。3個で1万2000円弱で売っているHPもありました*3。東京都の各家庭に700万個を配布したとして、4000円と仮定しても商品代だけでみるとわずかに280億円の予算で済みます。これで火災の被害を半分に食い止めることができれば、こんなに安い投資はない。ちなみに東京都の世帯数は平成27年(2015年)で660万戸余りだそうです。
■あたりまえですが、地震とは無関係な一般の火災でも、これで食い止めることが可能かもしれません。ぜひ検討してもらいたい。
■参考資料*1によれば、東京湾北部地震(M7.3)の被害の想定は約112兆円だそうです。そのうちの半分は建物被害らしい。揺れによる被害は諦めるとしても、火災の被害はぜひ半減させたいものです。280億円は大きな金ですが、想定される被害からみればごく小さなものです。消火弾の賞味期限は30年前後と記されています*4。これを信じるとすれば、1年あたり10億円を切る予算で済みます。安部君、舛添君。国の予算、東京都の予算でなんとかしてくれよ。
◆参考*1:HP「http://www.bousai.go.jp/jishin/syuto/taisaku_wg/1/pdf/1.pdf」(これまでの首都直下地震対策について)
http://www.bousai.go.jp/jishin/syuto/taisaku_wg/1/pdf/1.pdf
(pdfファイルを開こうとすると警告が表示されます。政府の頁です。ウイルスに感染している可能性はかなり低いと思われますが、自己責任で開いて下さい。また、クリックだけでは開かない可能性もあります。その場合は、アドレスを複写して[ENTER]を押してください)
◇*2雑誌「首都圏巨大地震」Newton (ニュートン) 2014年 10月号26〜27頁他、ニュートンプレス
◇*3HP「投げる消火器ニューストロパー「プロントケール」/防災ドットコム」
http://bousai.tamajiri.com/nageru_shoukadan/nageru_shoukaki.html
◇*4HP「Hand throw Fire Extinguishing cartridge 手投げ(投てき)消火弾 - 941nhe-ch」
https://sites.google.com/site/941nhech/shou-touge-shi-xiao-huo-dan/xiao-huo-qinitsuite/hand-throw-fire-extinguishing-cartridge-shou-touge-xiao-huo-dan

ぬけられます→科学雑学クイズ一覧

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
消火弾の配布・・・賛成です。
ねこのひげの自宅のある団地では、消火器を備え付けてありますが、奥さん連中だ使えるか不安だったので、消防署から署員に来てもらって訓練しましたが、どうなんだろうな?でありましたので、各家庭に消火弾を備え付けるように言ってあります。
ねこのひげ
2015/09/06 07:23
コメントをありがとうございます。

 消火弾はいいですよね。子供でも小学校の高学年なら充分使えますし。特別な訓練もいらないし。ぜひ普及させてほしいものです。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2015/09/06 11:31

コメントする help

ニックネーム
本 文
今日は防災の日。首都直下型地震の火災発生件数予測は消防車の数よりも多いの? 町人思案橋・クイズ集/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる