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zoom RSS 食べられる鉱物があるの?

<<   作成日時 : 2015/08/18 08:59   >>

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★科学★
問題:鉱物を辞書で引くと次のような定義になっています。「天然に産する無機物。ほぼ一定の化学組成と通常ほぼ一定の結晶構造を持つ固体。まれに非晶質のものや液体(水銀)もある」。なにしろ石や岩のお話です。定義のほうもずいぶん固いですね。
■ところで、ごく稀ですが、「食べられる鉱物」があるそうです。食べられる「好物」ではありません。「鉱物」です。それは何でしょうか?
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:岩塩
説明:ちょっとした引っ掛けみたいな問題で失礼しました。たしかに岩塩は食べられますし、鉱山から掘り出す場合もあるでしょう。まぁ、塩だけ食べても美味くはないし、空腹を満たすことはできませんけど。
◇*HP「岩塩 - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E5%B2%A9%E5%A1%A9&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=ScfWVO2RK6TimAXd6YL4CA&ved=0CAgQ_AUoAQ&biw=1536&bih=594&dpr=1.25
■塩の世界の生産量のうち、海水からつくられるのは1/3ぐらいだそうです*3。半分以上は岩塩や塩水湖の水から採るようです。
■岩塩は、昔は海だった場所が地殻変動で地中に埋まったものらしい。海水の塩分が結晶になって地層を形成したものだそうです*3。やがて隆起して人間の手の届く場所に現れたのでしょうね。じかに掘って利用する場合もあれば、いったん水に溶かし出し、あらためて抽出する場合もあるとのこと。前者は乾式採掘と呼ばれるそうです。不純物が多いので食用には適さないらしい。われわれがスーパーなどで入手する岩塩は、後者の溶解採掘法で得られたナトリウム塩なのでしょうね。
■日本では塩はほとんど砂浜でつくってきました。塩田です。太陽の力を借りて海水の塩分をだんだん濃くして行きます。日本では、最後は鍋で煮詰めたらしい。
◇*HP「塩田 - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E5%A1%A9%E7%94%B0&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0CAgQ_AUoAmoVChMIxLHupaexxwIVCh2UCh27DAwR&biw=1902&bih=930&dpr=1#imgrc=_
■日本には岩塩はいっさいないようです。火山帯で地震の多い場所では岩塩はできないそうです*1。岩塩の産地として有名なのはオーストリアのザルツブルクとのこと。町の名のザルツは「塩」を意味しているらしい。英語でいうところの「salt」かな。ブルクは「砦」だそうです*2。現在では掘り尽くしてしまったとのこと。いまはフランスやポーランドで多く採掘されているようです。
■ロシアと揉めているウクライナでは、岩塩でできた置物が土産物として販売されているそうです。壺や人形などがあるらしい。日本に持ち帰ると徐々に溶けてしまうとのこと*1。湿気が問題なのかな。
◇*HP「みやげ 岩塩 - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%81%BF%E3%82%84%E3%81%92+%E5%B2%A9%E5%A1%A9&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0CAgQ_AUoAmoVChMIn8n0u5OxxwIVRTSUCh1LJAIX&biw=1902&bih=930#imgrc=6IupghOei_nYbM%3A
■岩塩はだいたいが白色、あとは縞が入っているものや、茶色っぽいものが多いようです。ときどきは紫や青、黄色など、美しい色をしたものがあるらしい。なぜこんなにきれいな色がと不思議に思う人もいるらしい。金属か何か不純物が入っているのでは? はたして、口に入れても害はないのだろうか?
■不純物が入っているための着色ではないようです。岩塩の結晶構造が、天然の放射線に当たって微妙な加減で歪んだため、色がついたものとのこと。美しい色をした岩塩も、日光のもとに置いておくと、だんだんと色が消えて、そのうちほとんど無色になってしまうそうです。結晶の歪みが紫外線の影響でとれてしまうのかな。美しいものは儚い(はかない)。原則どおりのようですね。
■そういえば、無色のダイヤモンドに人工の放射線を当てて色づけするというインチキがあるようです*4。ピンクダイヤはおなじ重さのダイヤにくらべて200倍も高価らしい。詐欺的なピンクダイヤも日光に晒(さら)すと無色透明に戻るのでしょうかね。
◆参考*1:書籍「鉱物と宝石の博学事典」初版166〜170頁、堀秀道(ひでみち)著、ISBN4-534-02930-6、日本実業出版社
◇*2HP「ザルツブルク - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%AB%E3%83%84%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AF
◇*3HP「塩 - Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A1%A9
◇*4HP「初の国産天然ダイヤ採取。ところで世界最大のダイヤ原石は重くて持てないの? 町人思案橋・クイズ集/ウェブリブログ」
http://blog.q-q.jp/200709/article_29.html

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
岩塩とは!
たしかに食べるものですからね。
ヤラレタ〜!?であります(≧◇≦)
ねこのひげ
2015/08/23 16:54
コメントをありがとうございます。

 日本人の我々は、塩が鉱山や露天掘りで、鶴嘴(つるはし)を使って採取されるものとは思いませんよね。オーストリアとかフランス、ポーランドの人なら騙されなかったのかな。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2015/08/23 20:37

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