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zoom RSS 東京の五色不動。実はずいぶん新しい不動尊もあるの?

<<   作成日時 : 2015/05/20 08:23   >>

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★歴史★
問題:五色不動(ごしきふどう)というのをご存知でしょうか? 「五行思想の五色(白・黒・赤・青・黄)の色にまつわる名称や伝説を持つ不動尊を指し示す総称」だそうです。東京(江戸)のものが有名らしい。他の地にもあるようです。
■東京の五色不動は目黒不動、目白不動、目赤不動、目青不動、目黄不動の5種6箇所あるとWikipediaに記されています。江戸時代には、五色不動を結んだ線の内側が朱引き内、江戸の内府と呼ばれたという説もあります。
◇*HP「最勝寺(目黄不動) から 瀧泉寺(目黒不動) - Google マップ」
https://www.google.co.jp/maps/dir/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E6%B1%9F%E6%88%B8%E5%B7%9D%E5%8C%BA%E5%B9%B3%E4%BA%95%EF%BC%91%E4%B8%81%E7%9B%AE%EF%BC%92%EF%BC%95%E2%88%92%EF%BC%93%EF%BC%92+%E6%9C%80%E5%8B%9D%E5%AF%BA/%E6%B0%B8%E4%B9%85%E5%AF%BA,+%E3%80%92110-0001+%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%8F%B0%E6%9D%B1%E5%8C%BA%E8%B0%B7%E4%B8%AD%EF%BC%94%E4%B8%81%E7%9B%AE%EF%BC%92%E2%88%92%EF%BC%93%EF%BC%97/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E6%96%87%E4%BA%AC%E5%8C%BA%E6%9C%AC%E9%A7%92%E8%BE%BC%EF%BC%91%E4%B8%81%E7%9B%AE%EF%
■ところで、五色不動のうち、2種類はだいぶ新しい可能性があるようです。参考資料*1にもその可能性が指摘されていますし、明治時代の新聞にもそうした記述があるようです*2。
■では、いちばん新しいと推定される2種類とは次のうちどれでしょうか?
[い]目黒不動尊
[ろ]目白不動尊
[は]目赤不動尊
[に]目青不動尊
[ほ]目黄不動尊
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:[に]と[ほ]
説明:目青不動尊と目黄不動尊がいちばん新しいのではないかと推測されます。
■ちなみにそれぞれのお寺さんの名前と所在地は次のとおりです。
目黒不動―瀧泉寺(りゅうせんじ、目黒区下目黒)
目白不動―金乗院(こんじょういん、豊島区高田)
目赤不動―南谷寺(なんこくじ、文京区本駒込)
目青不動―教学院(きょうがくいん、世田谷区太子堂)
目黄不動―永久寺(えいきゅうじ?、台東区三ノ輪)
目黄不動―最勝寺(さいしょうじ、江戸川区平井)
なぜか、黄色はふたつありますね。本家と元祖で争っているのかな。
■明治14年1月27日付けの「東京日日新聞」によれば、目黒と目白、目赤の三不動は、「昔から府下にある」そうです。「それに対して、目黄を昨年下谷坂下町へ新設した。今度はまた、横浜野毛新田に目青不動を安置して、この二十八日に正遷座をなし、大護摩を焚くという」。
■明治13年に新設されたという目黄不動は現在とは若干位置が異なるようです。坂下町が下谷屏風坂下町ならば、三ノ輪はだいぶ近いようですが。いずれにせよ、江戸時代にはなく、明治以降に設けられた不動尊らしい。
◇*HP「〒110-0011 東京都台東区三ノ輪 から 下谷警察署 - Google マップ」
https://www.google.co.jp/maps/dir/%E3%80%92110-0011+%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%8F%B0%E6%9D%B1%E5%8C%BA%E4%B8%89%E3%83%8E%E8%BC%AA/%E3%80%92110-0014+%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%8F%B0%E6%9D%B1%E5%8C%BA+%E5%8C%97%E4%B8%8A%E9%87%8E%EF%BC%92%E4%B8%81%E7%9B%AE%EF%BC%92%EF%BC%94%E7%95%AA%EF%BC%91%EF%BC%94%E5%8F%B7+%E4%B8%8B%E8%B0%B7%E8%AD%A6%E5%AF%9F%E7%BD%B2/@35.7231717,139.7839913,14z/data=!4m14!4m13!1m5!1m1!1s0x60188e8b5623d73d:0xb3753d3e31a94f58!2m2!1d139.7931576!2d35.7275061!1m5!1m1!1s0x1526bcb8968e4b
■さらに目青不動尊は明治14年1月に横浜で開業したと言っています。外人の居留地も近く、目青不動尊とは「よい思ひつきかな」などと記事にあるらしい*2。
■Wikipediaの五色不動の「史実」という欄にも、目黒と目白は江戸時代より前からあったと記されています。目赤は3代将軍家光のころに赤目不動というのがあったけれど、将軍直々の命により、目赤と名乗るようになり、現在地に移ったという話が残されているらしい。ここまでは「東京日日新聞」と同意見のようです。
■目青は、Wikipediaによれば、青山の閻魔様と呼ばれていた教学院が明治40年代に現在の場所に移転したものらしい。目黄不動については、明暦不動という浅草勝蔵院にあったものの記憶から目黄不動と呼ばれるようになったのではないかと推測しています。
■なお、目黄不動と呼ばれるものは、紹介した2つだけでなく、渋谷区神宮前の龍嚴寺(りゅうがんじ?)とか、昭島市の眞覺寺(しんかくじ?)など、まだまだあるらしい。昭島市ですと、さすがに五色不動が朱引きの基点という説は疑問符がつきますね。そもそも江戸時代からあったのが3つだけですと、朱引きの基点説はだいぶ弱くなってしまうのですが。
◆参考*1:HP「五色不動―Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E8%89%B2%E4%B8%8D%E5%8B%95
◇*2書籍「明治東京逸聞史1」初版83頁、森銑三(せんぞう)著、ISBN4-582-80135-8、平凡社

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コメント(2件)

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青と黄色以外は行ってみたことがありますね。
そんなに若いとは・・・・
江戸時代から五色としたほうが、かっこいいと思ったんでしょうかね?
ねこのひげ
2015/05/24 13:33
コメントをありがとうございます。

 もし東京日日新聞の記事が正しいなら、五色が揃ったのは明治以降ということになりますね。たしかに若い。
 格好をつけたのでしょうか。それとも何か別の事情があったのかな。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2015/05/24 19:28

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