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zoom RSS ティラノサウルスの化石に特徴的な姿勢。デス・ポーズとはどんなもの?

<<   作成日時 : 2015/04/03 08:40   >>

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★科学★
問題:ティラノサウルスの化石は、他の恐竜に比べればよく見つかるそうです。なにしろ骨が太い。連中が跋扈(バッコ、のさばること)していたのは6500万年以上も昔の話です。長い年月にも耐えて現代の地中から掘り起こされるようです。
■もうひとつの理由は、実際にたくさん生存していたからかもしれません。アフリカの草原でいちばん数が多いのは、ハイエナなどの腐肉を漁る動物だそうです。獲物を捕食する肉食動物、ライオンとかヒョウとかチーターなどはそんなに数は多くないらしい。肉食動物はなかなか厳しい生活ですが、腐肉を漁る動物たちは、ストレスの少ない暮らしぶりらしい。で、多くの数が生存できると聞きます。
■ティラノサウルスは腐肉を漁っていたという説があるそうです。化石が数多く出土するので、ひょっとしたらと思われているらしい。恐竜の代表者みたいな「暴君トカゲ」が、ハイエナみたいな腐肉漁りに走っていたというのはやや興ざめではあります。いまのところ、捕食者だったのか、腐肉漁りだったのかは、結論がでていないようですが。
■ところで、ティラノサウルスの化石は、ある特徴的な姿勢で発見されることが多いそうです。ではその姿勢というのは、次のどれでしょうか?
[い]身体を縮めて丸まった姿勢
[ろ]後ろ足を広げて尻餅をついたような姿勢
[は]尻尾を反らし上半身も反らして輪になったような姿勢
[に]上半身は右に下半身は左によじった姿勢
[ほ]あたかも棒が通されたように頭から尻尾まで伸ばした姿勢
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[は]尻尾を反らし上半身も反らして輪になったような姿勢
説明:この姿勢は、ティラノサウルスのデス・ポーズとして知られているそうです。
◇*HP「ティラノサウルス デスポーズ - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E8%8F%AF%E5%8E%9F%E6%9C%8B%E7%BE%8E&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=wb28VJ3QHJCl8AW06oHACw&ved=0CAgQ_AUoAQ&biw=1280&bih=599#hl=ja&tbm=isch&q=%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%A9%E3%83%8E%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%80%80%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%82%BA
いくつも写真がありますのでわかりにくいかもしれません。頭を上または後部まで反らし、尻尾も反らすだけそらした写真が死の典型的な姿勢らしい。
■科学雑誌の記事によれば、「死後硬直の結果だと考えられている。骨格筋が収縮して、筋力の強い方向に関節が曲がった結果、このような不思議な姿勢になるようだ」とのこと*1。人間の場合は、あまり筋力が強くないからでしょうか、亡くなったときの姿勢のままに死後硬直が起こるようです。でも、筋肉がはるかに強力なティラノサウルスでは、一定の姿勢になるようですね。
■余談です。ティラノサウルスには小さな前足がついています。あの前足はなんのためについているのでしょうか。最新の知見では、「立ち上がる際に上半身を起こすために使った」と見られているらしい。
■昔のティラノサウルスの想像図では、奴らはほぼ直立であり、尻尾を引きずって2足歩行していた図になっています。
▼昔の想像図
画像

ゴジラのような姿勢であり、仕草です。最近では、身体はより水平に近くなっており、尻尾は上半身と釣り合いをとるように後に伸ばされた形で描かれます(口絵参照)。骨格が数多く見つかるとともに、コンピュータで関節の可動域などを計算した結果、尻尾を引きずることはなかったと思われています。
■実際に、どの化石の周囲にも、尻尾を引きずった跡などは見つかっていないそうです。ゴジラのような姿勢ではなく、もう少し前傾姿勢で2本の後ろ脚だけで移動していたというのがいまのところの推測です。
■休息をとるときには胴体を地べたにつけるようです。そこから立ち上がるときには、小さな前脚を使って上半身を起こしたのではないか。そんな推測がされているらしい。あんなチャチな脚で5〜8トンともいわれる体重の一部を支えたのでしょうか。ちょっと不思議ですね。
◆参考*1:雑誌「恐竜学の研究最前線 ティラノサウルス」Newton (ニュートン) 2009年4月号29、32〜33頁、ニュートンプレス
◇*2HP「ティラノサウルス - Wikipedia」(口絵とゴジラ風姿勢の写真はここから頂戴しました)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%A9%E3%83%8E%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%82%B9
◇*3HP「最強の恐竜といわれるティラノサウルスは実は腐肉漁りをして生き延びていたの? 町人思案橋・クイズ集/ウェブリブログ」
http://blog.q-q.jp/201311/article_18.html

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
テレビで観ましたが、ライオンも百獣の王と呼ばれる割には、他の動物が殺した獲物を奪って食っていたようですね。
ハイエナやリカオンが群れで狩った獲物を横取りして食っていましたね。
ねこのひげ
2015/04/05 07:08
コメントをありがとうございます。

 素町人もそんな風に思っていました。空腹のときは、腐肉を漁る連中を追い払って横取りする。生きていくためには、きっとなんでもやります、百獣の王も暴君も。
 別の科学雑誌で読んだところでは、ティラノは瞬間的にはある程度の速度が出せるものの、長続きはしないとのこと。これも現在のアフリカ系捕食動物、ライオンやチーターの特徴に似ている気がします。
(日経サイエンス1504月号20〜21頁「ハドロ対ティラノ」)
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2015/04/05 08:53

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