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zoom RSS 麻婆豆腐の語源。麻を紡ぐ(つむぐ)老婆の意味だったの?

<<   作成日時 : 2015/04/02 08:43   >>

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★日本語★
問題:豆腐は中国で発明されたことは間違いないようです。いつごろ誰が発明したのかという点は、いささか不透明らしい。
■16世紀末に成立したという「本草綱目(ホンゾウコウモク)」という薬学中心の百科事典には、淮南(ワイナン)王の劉安(リュウアン)という人物の手によって開発されたと記されているらしい。劉安は漢の高祖、劉邦(リュウホウ)の7番目の息子さんだそうです。紀元前2世紀に活躍した人らしい。哲学書「淮南子(エナンジ)」の主著者でもあるとのこと。
■ちなみに劉邦は項羽(コウウ)の好敵手だった武人ですね。正妻が呂雉(リョチ)という方で、則天武后(ソクテンブコウ)・西太后(セイタイゴウ)とともに中国3大悪女として知られる女性だそうです。家族ともども歴史上の有名人ですね。
■残念ながら劉安が発明したする説には疑わしい部分もあるようです。紀元前2世紀の中国には原料の大豆はなかったともいわれます。さらに6世紀の農書である「斉民要術(せいみんようじゅつ)」にも豆腐の記述はないとのこと*1。農書とは「農業技術・農民生活についての著作物」だそうです。
■唐の時代(618〜907年)、8世紀から9世紀ごろに生まれたのではないかという説もあるらしい。文献に豆腐が登場するのは唐のあとの宋の時代(960〜1279年)の「清異録(セイイロク?)」という本が最初のようです*1。
■豆腐を使った料理でたいへん知られるのは麻婆豆腐と王太守(オウタイシュ?)豆腐だそうです。王太守豆腐というのは、知りませんでしたね。参考資料*2によれば「王大守豆腐は清の康煕(コウキ)帝の宮廷の料理長であった王大守の名がつけられたもの」だそうです。正式には八宝豆腐というらしい。康煕帝やは舌鼓をうったようです。作り方も記録させたらしい。いわば宮廷料理の1つだそうです。
◇*HP「王太守豆腐 - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E7%8E%8B%E5%A4%AA%E5%AE%88%E8%B1%86%E8%85%90&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=s0q8VN_lBqTwmAWZjYLYBg&ved=0CAgQ_AUoAQ&biw=1280&bih=599
ちなみに康煕帝は承応(しょうおう)3年(1654年)〜享保(きょうほう)7年(1722年)、江戸時代の前期から中期ごろの人物らしい。
■八宝豆腐が宮廷料理だったのに対して麻婆豆腐は庶民の料理です。多くのご家庭で、安くて美味くて簡単に作れる総菜として重宝されています。
■王太守豆腐は工夫した人の名前を冠した命名です。麻婆豆腐もまた、似たような経緯(いきさつ)のある命名だそうです。麻婆の部分は、ある人物を示しているらしい。では、その人物とは次の誰でしょうか? 参考資料*2の「日本語話題事典」の記述を正解とします。
[い]麻を紡ぐ(つむぐ)老婆
[ろ]麻の服を着ている年配の女性
[は]痘痕(あばた)のある夫人
[に]さる高級官僚の奥方
[ほ]発明者の母方の祖母のあだな
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:[は]痘痕(あばた)のある夫人
説明:麻婆豆腐は四川料理の名物ですね。成都(セイト)、現在でも四川省の省都である町で誕生したらしい。
◇*HP「Google マップ」(成都の位置)
https://www.google.co.jp/maps/dir/%E9%A6%99%E6%B8%AF/%E5%9B%9B%E5%B7%9D%E7%9C%81+%E6%88%90%E9%83%BD%E5%B8%82,+%E4%B8%AD%E8%8F%AF%E4%BA%BA%E6%B0%91%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%9B%BD/@26.3569479,104.3783619,5z/data=!4m14!4m13!1m5!1m1!1s0x3403fefda2ea2807:0x486db43574f494da!2m2!1d114.174695!2d22.2783151!1m5!1m1!1s0x36efc52300447721:0xb98652ce2e240e02!2m2!1d104.066541!2d30.572269!3e2?hl=ja
■開発したのは陳富森(フシン?)という下級官吏の奥さんだそうです。陳富森は賄賂をとらない真面目な役人だったらしく、家計は火の車だったようです。上司や同僚が遊びに来ることがあり、特別な料理を作る余裕もなく、困りました。陳夫人は考えたあげくに前日の残り物の肉を細かく切り、豆腐と一緒に煮込むことを思いついたそうです。
■来客はその美味しさに驚き、作り方を陳夫人に教えてくれるよう頼んだそうです。陳夫人は喜んでレシピを公開したらしい。早速、その通りに作ってみるとやはり美味かったのでたちまちご近所の評判になったそうです。
■この料理にはとくに名前はなかったのですが、陳夫人の顔に少しですが痘痕(あばた)があったところから、陳麻婆豆腐とよぶようになったらしい。麻婆は「痘痕の奥様」を意味するそうです。でもこうした名前に陳夫人の苗字をつけるのは不適切ではないか、失礼に過ぎるぞという意見が多くなり、いつしか「麻婆豆腐」という名前になったそうです。
■このお話は、清王朝の末期と参考資料*2には記されています。清は1912年(明治45年/大正元年)まで続いています。ひょっとしたら、麻婆豆腐は20世紀になって誕生した新しい料理なのかもしれませんね。
◆参考*1:HP「豆腐 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%86%E8%85%90
◇*2書籍「日本語話題事典」初版66頁、担当 筆者富田仁(ひとし)、ISBN4-324-01495-7、ぎょうせい

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
権威付けのためにつけられた名前かもしれませんね。
正直な役人の奥さんが作り出したんだぞ!と言えば立派な料理に聞こえますからね。
麻婆豆腐は美味しい料理には間違いありませんけどね。
ねこのひげ
2015/04/05 07:04
コメントをありがとうございます。

 夕べも麻婆豆腐を食べました。名前の由来はともかく、ご飯の進む総菜ですよね。酒の肴にもなるし。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2015/04/05 08:56

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