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zoom RSS みにくいアヒルの子は成長したのち、どんな鳥になったの?

<<   作成日時 : 2015/03/24 07:20   >>

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★科学★
問題:「みにくいアヒルの子」というお話をご存知だろうと思います。アンデルセン童話の名作ですね。
■アヒルの母親がなかなか割れない大きな卵を抱いています。ようやく割れた卵からは「ばかに大きくてぶきりょう」な雛が出てきたそうです。母親はじっとその子を見つめていました。突然独り言を言います。「まあこの子の大きい事こと! そしてほかの子ことちっとも似てないじゃないか! こりゃあ、ひょっとすると七面鳥かも知れないよ。でも、水に入れる段になりゃ、すぐ見分けがつくから構やしない」。七面鳥は水に入らないようですね。
◇*HP「アヒル - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%82%AC%E3%83%B3&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=20cPVbGiOOTBmwWCi4G4Bg&ved=0CAcQ_AUoAQ&biw=1280&bih=632#hl=ja&tbm=isch&q=%E3%82%A2%E3%83%92%E3%83%AB
◇*HP「七面鳥 - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%82%AC%E3%83%B3&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=20cPVbGiOOTBmwWCi4G4Bg&ved=0CAcQ_AUoAQ&biw=1280&bih=632#hl=ja&tbm=isch&q=%E4%B8%83%E9%9D%A2%E9%B3%A5
■みにくいアヒルの子は他の雛たちと様子が違うので、いろいろ辛い目にあいます。兄弟たちと別れて他の家族に接近したりしますが、そこでも嫌な思いをさせられ、最後には白鳥たちのいる池で自殺を決意するそうです。そこで水に映った自分の姿を見て驚きます。彼は美しい白鳥の姿になっていました。たしか、そんなお話でしたよね。
■では、みにくいアヒルの子は成人式を終えたのち、どんな鳥になったのでしょうか? 次の中から選んで下さい。
[い]白鳥の雌と結婚して幸せな生涯を送った
[ろ]白鳥の雄を追いかけ回し、変わり者という評判をとった
[は]アヒルの雌を追いかけ回し、変わり者という評判をとった
[に]アヒルに復讐するためアヒルの雛たちを蹴散らして回った
[ほ]出世した後は昔の仲間を無視したのでハクチョウ者と呼ばれた
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[は]アヒルの雌を追いかけ回し、変わり者という評判をとった
説明:20世紀の中盤から後半にかけて活躍した動物学の権威にコンラート・ローレンツという人物がいます。動物行動学の開祖とも呼ばれています。
■オーストリアの人でウイーンの近くで生まれました。子供のころから動物を観察するのが大好きだったようです。医学者として暮らしていたこともあったようですが、のちに動物行動学を確立することになります。「ソロモンの指輪」や「人イヌにあう」は、素人向きに記された動物学の本としてとても人気があります。
■いわゆる「刷り込み」の研究で知られるようです。刷り込み現象を最初に発見したのは19世紀のイギリスの博物学者ダグラス・スポルディングという人らしい。でもあまり注目は集めなかったようです。20世紀前半にドイツの生物学者オスカル・ハインロートという人が再発見し、弟子であるコンラート・ローレンツが一般の人にもわかりやすい形で伝えたようですね。
■Wikipediaの刷り込みの項によれば、「動物の生活史のある時期に、特定の物事がごく短時間で覚え込まれ、それが長時間持続する学習現象の一種」だそうです。刷り込みが発生するのは生まれた直後のわずかな期間だけだそうです。いったん刷り込まれると元には戻りません。「アヒルの群れの中で白鳥を孵化させれば、白鳥は自分をアヒルだと思い込み、雄の白鳥ならば雌のアヒルを追い掛けるようになる」とのこと*3。
■母親のアヒルが「ばかに大きくてぶきりょう」な雛を見つめ、雛もまた母親のアヒルを見つめていたとき、刷り込みが発生したはずです。彼は自分をアヒルであると思い込み、生涯変えることはなかったはずです。当然ながら、雌のアヒルを追い掛けて変わり者と思われたことでしょう。もちろん昔の仲間から薄情者と呼ばれることはなかったと推定されます。
■ローレンツ博士は、ハイイロガンの卵を人工孵化して、ガチョウに育てさせようとしたらしい。ガチョウが孵化させたハイイロガンの雛は当然のようにガチョウの後について歩きます。ガチョウを親と見なしているようでした。1つの卵だけは自分の目の前で孵化させたらしい。そのハイイロガンの雛はローレンツ博士を追いかけるようになります。ガチョウのふところへ押し込んでも、他の雛がガチョウについて行くのに、その雛だけはローレンツ博士を追ったそうです。
◇*HP「ハイイロガン - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%82%AC%E3%83%B3&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=20cPVbGiOOTBmwWCi4G4Bg&ved=0CAcQ_AUoAQ&biw=1280&bih=632
◇*HP「ガチョウ - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%82%AC%E3%83%B3&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=20cPVbGiOOTBmwWCi4G4Bg&ved=0CAcQ_AUoAQ&biw=1280&bih=632#hl=ja&tbm=isch&q=%E3%82%AC%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6
◆参考*1:HP「ハンス・クリスチャン・アンデルゼン Hans Christian Andersen 菊池寛訳 醜い家鴨の子 DEN GRIMME AELING」
http://www.aozora.gr.jp/cards/000019/files/42386_21530.html
◇*2HP「コンラート・ローレンツ - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%84
◇*3書籍「世界を変えた100の発明・発見」初版206〜207頁、糸川英夫監修、ISBN4-589-53247-0、PHP研究所

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
刷り込みというのは面白いですね。
我が家の猫はどうもねこのひげを親と思っているふしがあります。
ねこのひげ
2015/03/29 09:16
コメントをありがとうございます。

 猫でも刷り込みはあるんですね。
 このあいだ、恐竜のSF映画を観ていたら、卵を孵化させた係員を親だと思ってよちよちついて歩く恐竜の幼児たちが登場しました。
 人間の赤ん坊にも刷り込みはあるのかな。生まれてすぐはほとんど見えていないという話も聞きますけど。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2015/03/29 10:29

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