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zoom RSS 今日は五節句の1つ人日(じんじつ)。死刑を行なわない日だったの?

<<   作成日時 : 2015/01/07 08:11   >>

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★歴史★
問題:五節句というのがあります。今日は1年で最初の節句。人日と呼ばれているらしい。
■次の節句は上巳(じょうし)の節句です。3月3日。桃の節句とも呼ばれます。その次は端午の節句。5月5日ですね。それぞれ女の子の祭り、男の子の祭りとしても知られています。
■その次に来るのが7月7日。七夕(しちせき、たなばた)ですね。裁縫の上達を願って素麺を食べる地方もあるらしい。最後は重陽(ちょうよう)の節句です。9月9日。日本では菊の節句とも呼ばれます。菊を浮かべた酒などを飲む習わしもあるようです。菊の花がないときは、菊正宗で代用してもいいのかな。
■他の節句はみんなゾロ目なのに人日だけは1月7日です。なぜなのでしょうね。
■中国の風習では正月1日を鶏の日、2日が狗(犬)の日、3日は猪(豚)の日、4日が羊の日、5日は牛の日、6日は馬の日だったらしい。それぞれの日にはその動物を殺さないようにしていた…というのですが、犬はほんとに多くの人に食べられていたのかな。飢饉のときとか、食物偽装のときだけ食用用にされるのかと思っていましたけど。
■7日目は人の日です。人を食った発言は控えるようにしていた…というのはもちろん嘘です。犯罪者に対する刑罰を控えていたらしい。まぁ、死刑囚たちもこの日ばかりは刑場に呼び出されないので、安心して過ごせたのかな。
■人日の日は、日本においては七草粥(ななくさがゆ、七種粥とも)の日でもあります。七種類の季節の草を入れた粥を食べ、1年の健康を祈ります。正月の御馳走で弱った胃袋を休めるためというお話もあるようですね。では、七草粥に入る草とは次のどれでしょうか?(正しい草は無いかもしれませんし、複数かもしれません)
[い]芹(せり)
[ろ]田平子(たびらこ)
[は]ミミナシ
[に]大根
[ほ]蕪(かぶ)
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:全部入ることがある
説明:ちょっとしたひっかけで失礼しました。普通、七草粥には春の七草が入ります。芹(せり)・薺(なずな)・御形(ごぎょう)・繁縷(はこべら)・仏の座(ほとけのざ)・菘(すずな、蕪の古い呼び名)・清白(すずしろ、大根の別称)ですね。これはたとえば、南北朝時代の「河海抄(かかいしょう)」という書物にも記されているらしい*1。
◇*HP「セリ - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%BF%E3%83%93%E3%83%A9%E3%82%B3&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=fvDUU6HCLsek8AW7uILQBw&ved=0CAgQ_AUoAQ&biw=1477&bih=788#hl=ja&q=%E3%82%BB%E3%83%AA&tbm=isch
◇*HP「ナズナ - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%BF%E3%83%93%E3%83%A9%E3%82%B3&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=fvDUU6HCLsek8AW7uILQBw&ved=0CAgQ_AUoAQ&biw=1477&bih=788#hl=ja&q=%E3%83%8A%E3%82%BA%E3%83%8A&tbm=isch
◇*HP「ゴギョウ - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%BF%E3%83%93%E3%83%A9%E3%82%B3&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=fvDUU6HCLsek8AW7uILQBw&ved=0CAgQ_AUoAQ&biw=1477&bih=788#hl=ja&q=%E3%82%B4%E3%82%AE%E3%83%A7%E3%82%A6&tbm=isch
◇*HP「ハコベラ - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%BF%E3%83%93%E3%83%A9%E3%82%B3&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=fvDUU6HCLsek8AW7uILQBw&ved=0CAgQ_AUoAQ&biw=1477&bih=788#hl=ja&q=%E3%83%8F%E3%82%B3%E3%83%99%E3%83%A9&tbm=isch
◇*HP「ホトケノザ - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%BF%E3%83%93%E3%83%A9%E3%82%B3&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=fvDUU6HCLsek8AW7uILQBw&ved=0CAgQ_AUoAQ&biw=1477&bih=788#hl=ja&q=%E3%83%9B%E3%83%88%E3%82%B1%E3%83%8E%E3%82%B6&tbm=isch
◇*HP「蕪 - Google 検索」菘(すずな)(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%BF%E3%83%93%E3%83%A9%E3%82%B3&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=fvDUU6HCLsek8AW7uILQBw&ved=0CAgQ_AUoAQ&biw=1477&bih=788#hl=ja&q=%E8%95%AA&tbm=isch
◇*HP「大根 - Google 検索」清白(すずしろ)(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%BF%E3%83%93%E3%83%A9%E3%82%B3&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=fvDUU6HCLsek8AW7uILQBw&ved=0CAgQ_AUoAQ&biw=1477&bih=788#hl=ja&q=%E5%A4%A7%E6%A0%B9&tbm=isch
■これに対し、室町時代中期に編纂された事典「壒嚢抄(あいのうしょう)」には、芹(せり)・薺(なずな)・御形(ごぎょう)・仏の座(ほとけのざ)は共通するものの、繁縷(はこべら)・菘(すずな)・清白(すずしろ)のかわりに、田平子(たびらこ)・アシナ・ミミナシと記されているらしい*1。田平子はネットに写真も掲載されています。残念ながら、アシナとミミナシがどんな植物なのかは、ちょっと調べたぐらいではわかりませんでした。
◇*HP「タビラコ - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%BF%E3%83%93%E3%83%A9%E3%82%B3&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=fvDUU6HCLsek8AW7uILQBw&ved=0CAgQ_AUoAQ&biw=1477&bih=788
■Wikipediaの七草粥の関東地方の例によれば、次のように作られるようです。6日の晩に七草をまな板の上にのせ、歌を歌いながら杓文字(しゃもじ)やお玉、包丁の背などで叩いて微塵(みじん)にします。歌は「♪七草なずな 唐土(とおと)の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に ストトントン」。意味はちょっとわかりませんでした。鳥インフルエンザに感染した鳥類が日本に飛来して養鶏場に被害を及ぼさないうちに…という解釈はおそらく間違いなのでしょうね。
■明けて7日の朝、微塵にしておいた七草を入れて粥を炊き、朝食に食べるそうです。江戸時代には、七草粥を食べる習慣は、広く行なわれていたようです。五節句は幕府が公式に決めた祭日だそうです。大名たちも江戸城に登城して将軍と一緒に質素な粥をすすったらしい。もちろん下々も真似をしました。吉原では女郎が七草粥を食べながら言います。「このお粥はわっちらより2つ少ないね」。「なぜ?」。「わっちらは苦界(くがい、くがゆの洒落?)だからさ」。
■正月7日は、地方によっては門松を取る日だったり、その年に初めて爪を切る日だったりと、いろいろなしきたりがあったようですね。
◆参考*1:書籍「小咄 江戸の一年」初版56〜57頁、興津要(かなめ)著、角川書店
◇*2HP「節句 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E7%AF%80%E5%8F%A5
◇*3HP「人日 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E6%97%A5
◇*4HP「七草がゆ - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83%E7%A8%AE%E7%B2%A5

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コメント(2件)

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そういえば、7日に爪を切りました。
知っていたわけではありませんが・・・('◇')ゞ
中國では猫鍋、朝鮮では犬鍋というのが今でもあるらしく、欧米の動物愛護団体から非難されているらしいですね。
ねこのひげ
2015/01/09 00:54
コメントをありがとうございます。

 日本でも明治の書生さんたちは猫鍋を食べることがあったと何かで読んだことがあります。
 落語の「廿四孝」では、主人公の職人が猫に魚を盗られて頭に来て、「魚を食った猫を喰ったら、少しは魚の味がするかもしれない」と猫を追い掛ける場面があります。
 まぁ、結局、捕まえることはできなかったのですが。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2015/01/09 11:06

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