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zoom RSS イギリスではガイ・フォークスのお祭りの日。どんなことをした人なの?

<<   作成日時 : 2014/11/05 17:02   >>

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★歴史★
問題:今日、11月5日は、イギリスではガイ・フォークスのお祭りのようです。
■アガサ・クリスティの探偵小説「名探偵ポワロ」は1930年代のイギリスを舞台にすることが多いようです。テレビドラマ化された「二重の罪」という作品には次のような場面があります。ポワロの事務所兼住居、ホワイト・ヘブン・マンションにポワロの秘書、レモン嬢が出勤すると、2人の子供が玄関先に立ちます。「ガイに恵んで下さい」。「ガイ・フォークス・デイは11月、まだ10月よ」。「でもその場になると混み合っちゃうから」。レモン嬢は外に目を移し、「ガイはどこにいるの?」。「おもてにいる。嘘だと思うなら来てみてよ」。「入口にいるオジサンが連れてっちゃダメッていうんだもの」。オジサンこと制服を着たマンションのドアマンが登場、「コラッ」。「逃げろエディ」、子供たちは逃げ出します。
■この場面から推察するに、ガイ・フォークス・デイには子供たちはガイ・フォークスの人形を作って持ち歩き、家々を訪ねて小銭を徴収する習慣だったようですね。10月末日のハロウィンではお菓子を貰い、11月5日にはお金を貰う。子供たちにとってはいい季節なのかな。ガイ・フォークスの小銭はお祭りのための寄付金という話もありますけど。
■Wikipediaでガイ・フォークスを調べると、仮面を被った人たちの写真も掲載されていました(口絵参照)。大人達はこんな仮面を被って楽しむのでしょうかね。
■ところで、ガイ・フォークスは何をした人なのでしょうか?
[い]スペインの無敵艦隊との戦いで英雄的行為を見せた砲手
[ろ]ナポレオンとのワーテルローの戦いで勝利につながる奇跡的な突撃を行なった将校
[は]悪い政府の役人と戦って死んだ日本で言えば佐倉惣五郎(そうごろう)のような農民
[に]貧しい人々を診療し、ランカスターの聖人と呼ばれた日本で言えば赤ひげのような医者
[ほ]国王と上院議員を暗殺しようとして失敗した元軍人
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:[ほ]国王と上院議員を暗殺しようとして失敗した元軍人
説明:ガイ・フォークスは、1570年(元亀(げんき)元年)に生まれ、1606年(慶長(けいちょう)11年)に処刑死しています。首を吊られ、内臓を抉(えぐ)られ、四つ裂きにされたとのこと*2。
■もともとはプロテスタントの家に生まれた普通の人だったようです。父親が亡くなり、母親が再婚した相手がカトリックだったらしい。当時のイギリスでは、カトリックは迫害を受けていたようです。1530年代、6人と結婚したことで知られるヘンリー8世が、自分の離婚のためにイギリス国教会をつくっちゃいました。ローマ法皇からは破門されたようです*4。以来、英国領土内のカトリックはひどい扱いを受けていたらしい。
■フォークスはカトリックを信奉しながら成長したようです。スペイン軍など外国の軍隊に入って成功したらしい。軍人として名声を得たようです。
■その頃、カトリックの人々の中では、国教会優遇政策をとる国王ジェームズ1世とカトリックを弾圧する上院議員たちを一挙に葬る計画が立てられたらしい。ジェームズ1世はエリザベス1世、女王様のあとを継いで王冠を戴いた人らしい。計画では大量の爆薬を国会の地下に仕掛け、開会式に訪れた国王と上院議員たちをいっぺんに吹き飛ばすはずでした。
■第1次世界大戦中の1917年(大正6年)6月、イギリス軍が坑道を掘って地下に大量の爆薬を仕掛け、約1万人のドイツ軍を吹き飛ばした「メシヌの戦い」の爆発を思い出します*3。ひょっとしたらイギリス軍はカトリックたちの計画を真似たのかな。
■ジェームズ1世と上院議員暗殺の計画立案者たちは、敬虔なカトリック信者であり、火薬の扱いにも慣れたガイ・フォークスを実行責任者として適任と見たようです。説得したらしい。ガイ・フォークスもその話に乗ります。
■当時のロンドンでガイ・フォークスが部屋を借りたところ、大家さんが彼とカトリックとの関係を疑い出したので、慌てて引っ越したという話があるそうです。計画が漏れる云々よりも、カトリックとして生きていくのは、辛いことだったらしい。ガイ・フォークスも世の中を変えなければならないと考えていたのかな。
■残念ながら、計画は実行直前に密告によって発覚します。ガイ・フォークスは捕らえられ、王様の前に引き出されたらしい。ずっと黙秘していたそうです。でも王様の許可が出て拷問されてしまいます。仲間についても吐かされたとのこと。
■ガイ・フォークスは、処刑される前から拷問により衰弱しきっていたらしい。無理に残虐な刑を執行しなくてもよかったのでしょうが、刑は型どおり行なわれたらしい。仲間もみんな処刑されてしまいます。
■ガイ・フォークスは大逆罪で処刑された悪いやつではありますが、カトリックの人々から見れば自由を求めて死んだ英雄だそうです。やがてガイ・フォークスの行為を讃える祭りが始まり、現在まで続いているらしい。いまでは篝火(かがりび)や打ち上げ花火で祝うことが多いそうです。人形は少なくなったらしい。
■なお、男性のことをガイと呼ぶのは、ガイ・フォークスに由来するとWikipediaには記されていました*2。懐かしの日活映画の俳優、石原裕次郎(ゆうじろう)はタフガイ、赤木圭一郎(けいいちろう)はクールガイだそうです。二谷英明(ひであき)はダンプガイ、高橋英樹(ひでき)はナイスガイだと聞きました。でもこれらは、みんなまがいものですね。ガイ・フォークスにいちばん近いのは小林旭(あきら)です。マイトガイ。爆発物取締罰則に抵触しそうなエネルギーが感じられますね。
◆参考*1:HP「火薬陰謀事件 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E8%96%AC%E9%99%B0%E8%AC%80%E4%BA%8B%E4%BB%B6
◇*2HP「ガイ・フォークス - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9
◇*3HP「オッパウの大爆発が起こった日。では史上最大の爆発事故では何人の人が犠牲になったの? 町人思案橋・クイズ集/ウェブリブログ」
http://blog.q-q.jp/201109/article_17.html
◇*4HP「英国とキリスト教の運命を変えた女アン・ブーリン。乳房は3つ、手の指は6本あったの? 町人思案橋・クイズ集/ウェブリブログ」
http://blog.q-q.jp/201005/article_9.html

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
この仮面の映像は海外ニュースで何度か見ましたが、カトリック教徒の暗殺者というのは知りませんでした。
しかし、随分残虐な処刑をするものです。

小林旭さんは、実際にもタフガイだったようで、街中でよくチンピラに絡まれるので、ボディーガードとして映画会社が強面顔の悪役の俳優を何人かつけていたそうですが、実際に喧嘩になると、相手を倒していたのは小林旭さんだったそうです。
ねこのひげ
2014/11/09 08:27
コメントをありがとうございます。

 16世紀、17世紀あたりでは、日本でも鋸引きなどが行なわれていたそうです。中国に至っては20世紀に入っても凌遅刑(りょうちけい)が行なわれていたとか。ネット上にもその残虐な画像が何枚も掲載されていて、吐き気を催します。衣食が足りないと、人はどんな残酷なことでもできるのかな。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2014/11/09 09:36

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