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zoom RSS 259年前の今日、欧州で大地震。どこの被害がいちばん大きかったの?

<<   作成日時 : 2014/11/01 08:43   >>

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★歴史★
問題:今から259年前の1755年(宝暦(ほうれき)5年)の今日、11月1日。ヨーロッパで大きな地震が起こったそうです。推定されるマグニチュードは8.5〜9.0。ひょっとしたら、マグニチュード9.0と言われる平成23年(2011年)の東北沖太平洋大地震に匹敵するかもしれない大きなエネルギーです。
■このとき、火災その他も起きて、被害者数の合計は5万5000人〜6万2000人という推計があるそうです*1。別に9万人という推計もあるらしい。とんでもない大災害だったようです。
■では、この大地震は次のどの都市を襲ったのでしょうか?
[い]ロンドン
[ろ]パリ
[は]ローマ
[に]ベルリン
[ほ]リスボン
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:[ほ]リスボン
説明:リスボンはご承知のとおり、ポルトガルの首都です。縦長の長方形に見えるポルトガルのやや南寄り、西の端にあり、大西洋に面した港町です。
◇*HP「リスボン - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%83%B3&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=ZRhUVMeZE8WwmwWxsoG4Cg&ved=0CAkQ_AUoAg&biw=1280&bih=663#imgdii=_
■1755年11月1日に起きた地震はリスボン地震と呼ばれるらしい。大震災だそうです。震源地はリスボンの近くにあるサン・ヴィセンテ岬の西南西約200km、大西洋の海底と推定されているらしい。
■揺れは長く続いたようです。3分半説・6分説などがあるらしい。リスボンの中心部には5mの幅を持つ地割れができたとのこと。橋を架けなければ向うに行けませんね。建物の倒壊で即死した市民は2万人と言われています。
■当時のリスボンの人口は28万人弱だったそうです。その1/14が建物の倒壊で亡くなっているとすれば、日本の大都市がほぼ木造の建物で覆い尽くされていたのも意味があるのかな。リスボン地震からちょうど100年後の安政(あんせい)2年10月2日(1855年11月11日)。安政江戸地震が起きました。小石川の水戸藩邸にいた藤田東湖(とうこ、水戸学の学者)らが亡くなった大地震です。南関東直下型地震というやつだったらしい。
■被害者は幕府の調査では4741人、武家屋敷を含めても1万人前後と推定されています。こちらは火災等の地震後の災害も含めての数らしい。人口100万人を越えていたはずの江戸での被害です。木造の建物は、震災の対策としては有効なのかな。地震の規模、震源地の距離などを考慮に入れない乱暴な計算ですので、あまり信じないほうがいいとは思いますが。
■閑話休題。リスボンでは建物の85%が崩壊したと言われます。同時に火災も発生します。生き残った市民は港のドックなどの空き地に殺到したらしい。ところが海から水が引いていったらしい。水位はどんどん下がります。港の底に、船から落ちた貨物や沈没船などが見え始めます。現代の我々なら、これはヤバいと慌てて高台に逃げ出しますけど。
■案の定、暫くすると津波がやってきたらしい。約1万人が飲み込まれてしまったとのこと。火災の方は5日間に渡って燃え続け、リスボンはほとんど廃墟と化してしまったようです。
■この地震と同時代に生きていたヴォルテールやカントなどの哲学者たちは、影響を受けたと言われます。ヴォルテールは、「災害によってリスボンが破壊され、10万もの人命が奪われたのだから、神(創造主)が慈悲深いわけがないと主張した」とのこと。
■ヴォルテールよりも前、17世紀から18世紀初頭に活躍したライプニッツという哲学者兼数学者が、「慈悲深い神の存在と悪や苦痛の存在は矛盾しない」という理屈を展開し、震災直前までは支持を得ていたようです。ヴォルテールはリスボン地震によって哲学者兼数学者に対する反駁(はんばく、反論)の論拠を得たのかな。ちなみにライプニッツはニュートンとほぼ同時代の人であり、微分・積分の理屈をほぼ同時にかつ別々に発表した人だそうです。
■カントは、「報道から地震被害や前兆現象など可能な限りの情報を集め、これらを使って地震の起こる原因に関する理論を構築した。彼は熱いガスに満たされた地底の巨大空洞が震動して地震が起こると考えた」とのこと。現代の科学から見れば誤りかもしれませんが、神様とか悪魔とかが関与していない分だけマシなのかな。
■余談です。リスボン地震のマグニチュードは推定8.5〜9.0だそうですが、8.5と9.0ではどのぐらいの差があるのでしょうか。「8.5÷9.0=0.944…」なので、8.5だったら9.0の94%かというとそうでもないらしい。マグニチュードは1違うと約32倍も違うとのこと。2の5乗が32です。マグニチュードについていえば、「0.2違うと約2倍違う」らしい。8.6と9.0では約4倍違うようです。8.4と9.0なら約8倍です。8.5の場合は1/8よりは大きく、1/4よりは小さいようですね。マグニチュード8.5のエネルギーは9.0のそれの12.5%〜25%の間なのかな。ともあれだいぶ異なるようです。
◆参考*1:HP「リスボン地震 (1755年) - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%83%B3%E5%9C%B0%E9%9C%87_(1755%E5%B9%B4)
◇*2HP「安政江戸地震 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E6%94%BF%E6%B1%9F%E6%88%B8%E5%9C%B0%E9%9C%87

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
すごい自信があったんですね。
以前、どこだか忘れましたが、地震の時教会の円天井が崩れるのを偶然、内部から写したのを見ましたが、岩が落ちてくるのと一緒ですからね。
そりゃあ、死にますね。

震災が来るかもと予見されているのに、東京湾岸地域の超高層マンションが売り切れ御礼だそうで・・・
ああいうところを買う神経がわかりませんな〜(@_@)
ねこのひげ
2014/11/02 12:09
コメントをありがとうございます。

 素町人は高所恐怖症気味ですので、高層マンションにはとても住めません。

 湾岸ではありませんが、知人の高層マンションの部屋を訪ねたことがあります。窓から遠くの景色を見ている分にはいいのですが、少しずつ目線を手前に落としていくと、何とも言えない気分になります。
 30階だ40階だに住んでいて、もし、エレベータが使えなくなったらどうするのかな…ついこんなことを考えちゃうのですから、超高層マンションに対する適性はまるでないようですね。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2014/11/03 18:27
リスボン大地震…震度8.5-9.0(激震!)

カントは、哲学のみならず、地理学、自然学、人間学などさまざまな講義を大学の講義担当した。なるほど

カントは現在のカリニングラード(ロシア領地)(旧プロシア)に生まれて、かの地に眠る。

おおーカントだ、っと、お墓参りしています。
sadakun_d
2016/04/21 20:35
コメントをありがとうございます。

 今の科学者は専門店風ですが、昔の賢人達は百貨店風です。哲学・数学・生物学・地学・天文学等々なんでも考えちゃいますね。アリストテレス以来の伝統なのでしょうか。
 デカルトの「方法序説」のおしまいのほうで心臓の働きを解説していて驚いたことがあります。
(^^;)

 
sadakun_d様<素町人
2016/04/24 23:47

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