町人思案橋・クイズ集

アクセスカウンタ

zoom RSS 1バレルは約159リットルで42米ガロン。なぜこんな半端な数値になったの?

<<   作成日時 : 2014/09/10 08:34   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

画像
★歴史★
問題:メートル法が大好きな我が国の政府は、バレル(barrel、樽の意、バーレルとも)という単位を、少なくとも法律上は認めていないらしい*5。でも国際石油業界では、この単位を使って取引きしています。石油業が起こったときから使われている伝統的な単位だから、なかなか変えられないそうです。
■この単位はメートル法から見るとたいへんややこしくなっています。158.987294928リットルが1バレルとのこと。そして米国の42液量ガロンが1バレルになっているそうです。かつ英国の35液量ガロンが1バレルになっているとか*1。
■ちなみに1液量ガロンは米国では約3.785リットル、英国では約4.546リットルだそうです。これで計算すると、どちらも159リットル前後にはなりますが、ちょうどおなじにはならないな。
■疑問はいろいろ生まれますが他は置くとして、本日は、1バレルが42ガロンという半端な数に決められた理由を考えていただきます。どんな事情があったのでしょうか? 次の中から正しい理由を選んで下さい。(正しい理由は無いかもしれませんし、複数かもしれません)
[い]石油の運搬にワイン用の樽を使っていたが、この樽の容量が42ガロンだったから
[ろ]石油の運搬にウイスキーの樽を使っていたが、この樽の容量が42ガロンだったから
[は]石油の運搬に50ガロンの樽を使っていたが、運送中にこぼれて42ガロンになったから
[に]7社の石油会社、セブンシスターズで分けるとき、7の倍数が便利だったから
[ほ]各社でバラバラな容量を統一するとき、時の大統領の風呂桶の水量を基準にしたから
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:[は] 石油の運搬に50ガロンの樽を使っていたが、運送中にこぼれて42ガロンになったから
説明:参考資料*1によれば、バーレルは1850〜1860年代に作られた単位のようです。
■機械による掘削を始めたころ、主な生産地はペンシルバニアだったらしい。1859年(安政(あんせい)6年)にエドウィン・L・ドレイクという人物が油井を掘り当てて、米国初の石油ブームが起きたそうです*3。ちなみにペンシルバニア州は、大西洋に近い地域にあり、州都がフィラデルフィア。一番最初の移民たちが住みついた地域の1つだそうです。
◇*HP「ペンシルバニア州 - Google 検索」(画像)
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%8B%E3%82%A2%E5%B7%9E&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=bokPVNSwLo28uASFhYDgBA&ved=0CAoQ_AUoAw&biw=1920&bih=1025
■石油が噴出し始めたとき、原油を運ぶのには50ガロンの木の樽に入れ、精製場のある町までは馬車で運搬したそうです。馬車ですから振動はかなりもろに荷台に届いてしまうのでしょうね。もちろん道路は舗装などされていなかったようです。作業員の扱いが乱暴だったのかもしれません。買い手に渡るころには16%ほどが目減りしておおむね42ガロンになっていたそうです。
■もともとはシェリー酒という葡萄酒の一種を運搬するための樽だったとも言われます*4。これが正しければ[い]も正解にしたいところですが、元の樽の容量はやはり50米ガロンだったようです。[い]も不正解かな。
◇*HP「シェリー酒 - Google 検索」
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%BC%E9%85%92&hl=ja&rlz=1T4GGHP_jaJP523JP523&biw=1536&bih=820&tbm=isch&imgil=wENK-hVO2I5GeM%253A%253BlVn_PxUIMu5MgM%253Bhttp%25253A%25252F%25252Fwww.iberotour.jp%25252Fandalucia%25252F%25252525E3%2525252582%25252525B0%25252525E3%2525252583%25252525AB%25252525E3%2525252583%25252525A1%25252F%25252525E3%2525252582%25252525B7%25252525E3%2525252582%25252525A7%25252525E3%2525252583%25252525AA%25252525E3%2525252583%25252525BC%25252525E9%2525252585%
■原油を入れた樽はなぜ蓋をしなかったのか。蓋があればこぼれるのは避けられたかもしれません。勝手に憶測すると、原油から引火性の強いガスが揮発し、樽の上部に溜まると、爆発事故の危険があったのかもしれません。みすみす8リットルをこぼしながら運搬していたホントの理由を知りたいですね。
◆参考*1:書籍「おもしろくてためになる数の雑学事典」初版182〜183頁、片野善一郎(ぜんいちろう)著、ISBN 4-534-03760-0、日本実業出版社
◇*2HP「バレル - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%AB
◇*3HP「ペンシルベニア州 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%8B%E3%82%A2%E5%B7%9E
◇*4HP「単位のことで質問です。1ガロンは何リットルですか?1バレルは何リッ... - Yahoo!知恵袋」
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11421906
◇*5HP「ヤード・ポンド法とメートル法の混乱で起きた事故があるの? 町人思案橋・クイズ集/ウェブリブログ」
http://blog.q-q.jp/200709/article_2.html

ぬけられます→歴史雑学クイズ一覧

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
この減った分を、天使の取り分とか天使のわけまえとかいうそうですね。
ねこのひげ
2014/09/11 18:21
コメントをありがとうございます。

 「ピンハネ」という言葉は、間に立ったものが1割を懐に入れるから「ピン=1をはねる」という語源だと聞いたことがあります。
 天使は16%もはねています。少し強欲に過ぎますよね。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2014/09/12 00:11

コメントする help

ニックネーム
本 文
1バレルは約159リットルで42米ガロン。なぜこんな半端な数値になったの? 町人思案橋・クイズ集/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる