町人思案橋・クイズ集

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zoom RSS ベートーベンと家政婦の協奏曲。どんな関係だったの?

<<   作成日時 : 2014/09/03 09:43   >>

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★歴史★
問題:作曲家のベートーベンは、とても逸話の多い人物だったようです*3。
■レストランで給仕が注文を間違えたことがありました。ベートーベンが注意すると給仕は無愛想な返事をしたらしい。癇癪持ち(かんしゃくもち)のベートーベンは、料理の皿を給仕の頭からかぶせたそうです。2人は大声で怒鳴り合い、罵(ののし)り合っていたそうですが、結局、ベートーベンは負けてしまったらしい。というのも、頭から頬を伝って流れ落ちるソースを舐めながら怒鳴る給仕の顔を見て、笑い出してしまったからだそうです*1。
■楽聖にはカールとヨハンという弟がいたそうです。ヨハンは俗物なので楽聖は嫌っていたらしい。あるとき、ヨハンはグナセンドルフという場所に土地を手に入れたらしい。得意になった彼は兄にあてて「土地所有者ヨハン・ファン・ベートーベン」と肩書きをつけて手紙を書いたようです。兄の返事には、「頭脳所有者ルードウィッヒ・ファン・ベートベン」と記されていたとか*1。
■誇り高き楽聖は、兄弟のみならず、誰に対しても堂々と鼻っ柱の強さを見せつけたようです。ウィーンで2年間寄寓(きぐう、寄宿)していたリヒノフスキー侯爵家の主人が、「フランスの士官たちを招待したので、演奏してくれないか」と依頼したことがあったらしい。ベートーベンは断りましたがしつこく食い下がられると癇癪を起こして飛び出して行ったらしい。あとで手紙を書いたようです。「あなたが今日あるのは、偶然あなたがそう生まれついたからです。わたしが今日あるのはわたし自身によるものです。侯爵などは何人でも存在しますし、これからも何千人となく存在するでしょう。しかしベートーベンはひとりしか存在しません」*4。
■「奉行なんか何十人もいたし、これからも何十人も出てくるだろう。だが、葛飾北斎は俺一人だ」と画狂老人(北斎の別名)が町奉行に言ったりしたら、手鎖の刑じゃ済まないかもしれません。内心ではそう思っていても、なかなか口には出せませんよね。2人は同時代を生きた人なのですが。
■もう1人、同時代を生きた文豪ゲーテとベートーベンが並んで歩いていたとき、向こうからルドルフ大公一家がやってきたそうです。ゲーテは帽子をとって丁寧に挨拶したらしい。ベートーベンは一行の真ん中をつききったとのこと。先に帽子をとって挨拶したのは大公一家のほうだったらしい*4。ちなみに大公は公爵よりもさらに上の称号だそうです。公侯伯子男の序列を超えた存在で、昔は小さな国の元首も大公がつとめていたりしたらしい。そういえば現代でもモナコ大公なんて人がいます。かのグレース・ケリーの息子さんらしい。大公は、リヒノフスキー氏の持つ称号、侯爵よりもはるかに希少価値・権力・富の伴う称号のようです。
■ところで、ベートーベンがカレンダーに書き込んだメモが残されているらしい。それによると、彼と家政婦は、ちょっと変わった関係にあったようです。それは次のどれでしょうか?
[い]愛人関係。すぐに手を出した
[ろ]賭けの相手。小さなことを賭けて遊んでいた
[は]飲み友達。家政婦と葡萄酒を飲むのを楽しみにしていた
[に]相談相手。思いついた旋律を家政婦に聴かせて評価を得ていた
[ほ]なじめない相手。ほとんどの家政婦は居つかなかった
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:[ほ]なじめない相手。ほとんどの家政婦は居つかなかった
説明:ベートーべンがカレンダーに書き込んだメモは次のような物だったらしい。
1819年(満48歳)
1月31日 家政婦解雇
2月15日 料理女雇人
3月8日 料理女二週間の期限付きで暇乞い
3月22日 新家政婦来る
5月14日 給仕女1ヵ月6グルテンにて働きはじむ
7月22日 家政婦解雇
………
1820年(満49歳)
4月17日 料理女仕事をはじむ
5月16日 料理女に警告を与う
5月19日 料理女去る
5月30日 女中来る
………
■どうもベートーベンの家には、家政婦や料理女が居つかなかったようですね。前述のように怒りっぽいところがあり、晩年には耳が遠くなっていました。1770年(明和(めいわ)7年)12月生まれのベートーベンは、1827年(文政(ぶんせい)10年)3月26日に満56歳で亡くなったようです。1811年(文化(ぶんか)8年)、満40歳のころにはかなりの難聴だったようです*2。そのせいで、家政婦たちに酷(ひど)い扱いを受けたこともあるようです。現代のベートーベン、佐村河内さんも家政婦にいじめられていたのかな。あの人はホントは聞こえていたから、そんな問題はなかったのか。
■客を食事に招いたところ、出された卵がみんな腐っていたとか。頭に来たベートーベンは、卵を次々と2階の窓から投げ捨てたようです。客は通行人に当たりはしないかとハラハラしていたらしい。やがて叫び声があがり、警官らが集まってくる音が聞こえたそうです。ベートーベン氏には聞こえなかったようで、平然としていたらしい*1。他の人は不安だったでしょうね。
■ある日、楽譜を整理していたら、大事なミサ曲の楽譜が見つからなかったらしい。数日後、それは見つかったのですが、裂かれていて、家政婦が靴や台所用具を包むのに使っていたとのこと。ベートーベンは激怒したようですが、あまりに思いがけないことに使われていたので、そのうちに笑い出してしまったとか*1。まぁ、見つかったのですから、結果はオーライなのかな。
◆参考*1:書籍「西洋人物こばなし辞典」初版195〜198頁、三浦一郎編、ISBN4-490-10218-6、東京堂出版
◇*2HP「ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%B3
◇*3HP「大作曲家ベートーベンの性格は? 町人思案橋・クイズ集/ウェブリブログ」
http://blog.q-q.jp/200602/article_43.html
◇*4書籍「世界人物逸話大事典」初版864頁、朝倉治彦・三浦一郎編、ISBN4-04- 031900-1、角川書店

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
楽譜がないので探したら、コーヒーカップの下にひいてあったという逸話も聞いたことがあります。
まあ、音楽に興味のない人間には、雑音でしかないでしょうからね。
ねこのひげ
2014/09/05 17:47
コメントをありがとうございます。

 ベートーベンぐらい傲岸不遜に生きてみたいものですね。誰にもペコペコせず、「文句あっか」という光線であたり一面を照らす。自分の能力にそれだけの自信が持てたら、きっと幸せでしょう。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2014/09/05 21:46

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