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zoom RSS ひょっとすると最大のウイルスかも? ピソウイルスが発見されたのはどんな場所なの?

<<   作成日時 : 2014/08/22 10:30   >>

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★科学★
問題:ウイルスは、「毒液」または「粘液」を意味するラテン語 virus に由来して命名されたそうです。古代ギリシアの医師、ヒポクラテスは「病気を引き起こす毒」という意味でこの言葉を用いているともいわれます。
■日本では最初は「病毒」と呼ばれたらしい。意味から来ているようです。その後、ビールス、ヴィールス、バイラスなどの発音を真似た呼び方もなされました。昭和28年(1953年)に、日本ウイルス学会が設立されたそうです。これを機にウイルスという統一した呼び方が使われるようになったらしい。
■でも、素町人が小学生のころ、昭和30年代には、周囲の大人たちはヴィールスと呼んでいましたね。ウイルスと濁らない呼称を耳にしたのは、思春期以降だった気がします。
■ウイルスの特徴はいくつかあるようですが、ひとつは細胞を持たないことだそうです。その全体はウイルス粒子と呼ばれるようです。砂粒みたいですね。
■細菌と呼ばれる大腸菌とか乳酸菌などの小さな連中は、ちゃんと細胞があり、細胞分裂なんかしていかにも生き物という感じがします。ウイルスは細胞分裂をせず、他の生き物の細胞に入りこんで複製を作るそうです。自分だけでは増殖できません。その他の理由もあって、ウイルスを生物の仲間には入れてやらないという立場の学者もいるらしい。
■もちろん反対を唱える学者もいるらしい。ウイルスにはDNAあるいはRNAという遺伝情報があるそうです。素人が考えても、砂の粒にはDNAとかRNAはなさそうです。やっぱり連中は生き物の仲間なのかな。
■ウイルスは、以前はたいへん小さなものだと思われていました。たしかに、多くのウイルスは他の生物の細胞の100分の1とか1000分の1ぐらいのサイズだそうです。たとえば人間の赤血球は一種の血液細胞だそうですが、大きさは7〜8μm(マイクロメートル)で厚さが2μmぐらいの扁平な円状だそうです。μは100万分の1ですから、0.007〜0.008mmで厚さが0.002mmともいえるわけかな。単細胞生物である大腸菌の場合でも、長さは2〜4μm(0.002〜0.004mm)、幅は0.4〜0.7μm(0.0004〜0.0007mm)ぐらいだそうです。
■ウイルスはμmの下の単位、nm(ナノメートル)で表されることが多いようです。nmはμmの1000分の1であり、10億分の1mです。多くのウイルスは数十nmから数百nmまでらしい。小柄なピコルナウイルスは20nmぐらいだそうです。つまり、0.00002mmぐらいらしい。
■今年になってずいぶん大きなウイルスが発見されたそうです。サイズは1.5μm。ひょっとしたら、発見されたなかでは最大のウイルスかもしれないサイズのようです。その大物は、ちょっと変わった場所で見つかったようですが、それは次のどこでしょうか?
[い]シベリアの永久凍土の地層
[ろ]タンガニーカ湖の湖底の泥の中
[は]マリファナ海溝の熱水噴出孔
[に]福井県三方五湖の水月湖の浮遊物
[ほ]ヒマラヤ山脈の万年雪の中
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[い]シベリアの永久凍土の地層
説明:参考資料*1によれば、約3万年前のシベリアの永久凍土の地層から、新種の巨大ウイルスが見つかったそうです。ピソウイルスと名付けられたこのウイルスは長さが1.5μmもあったらしい。これよりも小さな細菌はいるようです。マイコプラズマと呼ばれる肺炎を引き起こす微生物は、0.2〜0.3μmぐらいとのこと*4。
■ピソウイルスはアメーバに感染するようです。アメーバの細胞内に入り込み、そこで複製をつくって増えるわけですね。3万年前の地層から見つかったのに、ピソウイルスの感染能力は維持されていたらしい。ちょっとこわい話ですね。鉱山が開発されるとか、地球温暖化で凍土が溶け出すと、いままで知られていなかったウイルスが暴れ出すのかも。SF恐怖映画のネタになりそうなお話です。
■なお、いままでに見つかっている「巨大ウイルス」は、たとえばミミウイルス、あるいはママウイルスというやつが0.65μmぐらい。メガウイルス・キレンシスが0.68μmぐらい。パンドラウイルスと呼ばれるやつが1μmだそうです。ピソウイルスは記録破りではありますが、なぜか学者たちはあまり大きさについて騒いでいる気配がありません。ウイルスの新種はこれからもまだまだ発見される可能性があるのかな。いちいち喜んでいられないのかもしれません。
■なお、大きなウイルスはおおむねアメーバの細胞内を調べることで見つかっているようです。なぜアメーバから見つかるのか。ちょっと不思議です。
◆参考*1:雑誌「3万年前のウイルス」Newton (ニュートン) 2014年6月号9頁、ニュートンプレス
◇*2HP「ウイルス - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9
◇*3HP「細菌の大きさ」
http://www.e-cew.co.jp/Microbe-contents/13.html
◇*4HP「マイコプラズマ - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%BA%E3%83%9E
◇*5HP「メガウイルス・キレンシス - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%AC%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%B9

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コメント(2件)

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これは新聞記事で読んだことがありますが、シベリア凍土が解けたら、もっといろいろなビールスが発見される可能性があると研究者が言っておりましたね。
エボラ出血熱のような細菌が出てくる可能性もあるそうであります。
怖いですね〜(*_*)
ねこのひげ
2014/08/24 07:39
コメントをありがとうございます。

 「ビールス」とはなかなか古式床しい。
 たしかに、ツンドラに閉じ込められていた怪しい黴菌が復活して、自然界のつり合いが崩れるなんて事態もありそうですよね。
 かといって学者たちの好奇心に制限を加えるわけにもいかないでしょうし。なるべく慎重にやってほしいところです。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2014/08/24 14:43

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