町人思案橋・クイズ集

アクセスカウンタ

zoom RSS 悪事の中心人物。悪い状況を導く根源。「元凶」はなんと読むの?

<<   作成日時 : 2014/06/16 07:05   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

画像
★日本語★
問題:日本語にはついつい読み間違いをしてしまう熟語や漢字がありますね。たとえば、「社長が上手に座る」を「じょうずにすわる」とか「うわてにすわる」なんて読んじゃうことがあります。これは「かみてにすわる」が正解です。「2歳の子が上手に座る」の場合は「じょうずにすわる」かな。
■「心悲しい」は、「こころかなしい」ではありません。「うらがなしい」です。「一寸先は闇」は「ちょっとさき」ではありません。「いっすんさきはやみ」です。
■見出しの問題は、「がんきょう」ではありません。「げんきょう」と読むそうです。「がんきょう」という読みの熟語には、頑強や眼鏡はありますが、元凶はありません。
■本日は、ちょっと油断をすると読み間違えてしまう、際どい読みの問題です。下の言葉の読みはなんでしょうか。
[い]大手を振る
[ろ]好事家
[は]興に入る
[に]行年
[ほ]下種
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)



























★日本語★
正解:各項目を参照してください
説明:[い]大手を振るはおおでをふると読む
■つい「おおてをふる」と濁らずに読んでしまいそうです。「大手企業」でも「大手町」でも「大手門」でも「おおて」と読みます。
□「両手を大きく振っていばって歩く」のが大手を振るの意味です。また、「こそこそしないで堂々と事をするさま」の形容ですね。「こちらに落ち度はないのだから、大手を振って帰っておいで」といわれたら、胸を張って歩いてもいいわけですね。
□「大辞林」によると、「おおで」と読む場合は、「肩から指の先まで、手の全体」を意味するらしい。「振る」以外にも「広げる」のも決まり文句らしい。「相手の前で大きく両手を広げ,進ませないようにする」という意味らしい。通せんぼうなのかな。
[ろ]好事家はこうずかと読む
■素直に読むと「こうじか」ですが、それでは工事が趣味という一風変わった人物みたいに見えます。
□「好事」だけですと「こうじ」と読む場合もあり、「良いこと」を意味します。「好事魔多し(こうじ ま おおし)」は、「良いことばかりは続かないものだよ」とか、「良いことにはとかく邪魔が入りやすいものだよ」という人生訓めいた決まり文句です。
□「好事家」は、物好きな人です。風流を好む人も好事家と呼ばれるらしい。「お宝鑑定団」に登場する骨董収集癖のある人々は、ほぼ100%、好事家と呼んでもいいのでしょう。
[は]興に入るはきょうにいると読む
■「きょうにはいる」と読みたくなっても我慢しましょう。この場合は慣用的に「いる」と読みます。
□文語的な表現だそうです。他にも、「佳境(かきょう)に入る」、「念の入った」、「気に入る」、「堂に入る」、「有卦(うけ)に入る」、「悦に入る」、「鬼籍(きせき)に入る」、「病膏肓(やまいこうこう)に入る」などは、すべて「いる」と読むのが正しいようです。
□ちなみに「佳境に入る」は「興味深い場面にさしかかる」という意味です。あんなことをしていて絶頂を迎える人も「佳境に入る」と表現される場合がありますね。「有卦に入る」は「幸運にめぐりあってよいことが続く」という意味です。「鬼籍に入る」は死んじゃうこと、「病膏肓に入る」その前段階で、病気が回復しにくい状況になることです*3。
[に]行年はぎょうねんと読む
■「こうねん」と読みたくなりますが、これは「ぎょうねん」と読みます。まっ、辞書によっては、「こうねん」という読みも並べているものもありますけど。ここでは参考資料*1に従いました。なお、「こうねん」と読む場合は、生きている場合だという主張も見られます。「父は行年(こうねん)94。記憶は衰えたがまだ認知症は発症せず、見当識(けんとうしき)はある」なんて使えるらしい。
□行年は、「人がこの世に生きた年数」だそうです。ふつうは死んだときの年齢を表す数値とともに用いられます。「行年七十九」といえば、平均的な長さの人生だったことを示すわけですね。男性の場合ですけど。
□享年(きょうねん)と意味はまったく変わらないそうです。ネットで調べた限りでは、行年/享年どちらの場合も「歳」をつけてもつけなくてもいいらしい。
[ほ]下種はげすと読む
■まさか「しもねた」と読まれたかたはいないでしょうけれど、「かしゅ」とか「げしゅ」と間違われたかたはいるかもしれませんね。
□「げしゅ」という読みもないわけではないらしい。「信仰の種を人々にうえつける」という意味の仏教用語だそうです。
□でも、ほとんどの場合は、そんな意味では使われません。漫才師ハマカーンが使うように、「下種の極み」と使われることが多い。この場合は、「心根の卑しいこと。下劣なこと」を意味します。
□「下種の勘繰り(かんぐり)」という決まり文句もあります。「品性の卑しい者はひがみっぽくて、物事を悪く考えがちである」という意味らしい。簡単に言っちゃえば「邪推すること」ですね。
□なお、漢字表記としては、「下衆」とか「下司」というのもあるそうです。
◆参考*1:書籍「勘違いことばの辞典」初版、西谷裕子(にしたに ひろこ)編、ISBN4-490-10701-3、東京堂出版
◇*2HP「文化庁 | 常用漢字表の内閣告示等について | 「常用漢字表」(平成22年内閣告示第2号)」
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/kokujikunrei_h221130.html
◇*3HP「最高級難度の四字熟語。「翠帳紅閨」とはどんな意味なの? 町人思案橋・クイズ集/ウェブリブログ」
http://blog.q-q.jp/201406/article_01.html
◇*4HP「ぎょうねん【行年】の類義語・同義語 - 類語辞書 - goo辞書」
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/thsrs/4662/m0u/
◇辞書「字通」白川静、平凡社
◇辞書「日本国語大辞典」小学館
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞泉
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞林

ぬけられます→日本語雑学クイズ一覧

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
お宝鑑定団は、100万円と思っていたものが1000円だったりするのが受けているんでしょうね。
いまの番組を見ていると、最初のころ、松尾伴内あたりが、街中を回って見に来てくださいと頼んで回っていたのがウソのような光景ですね。
ねこのひげ
2014/06/19 18:13
コメントをありがとうございます。

 鑑定団の番組は、読売テレビで試作品みたいな感じで放送していたころから観ています。我ながら物好きだと思います。
 Wikipediaによると、あのころから紳助が絡んでいたようですね。もう記憶はだいぶ曖昧ですけど。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2014/06/19 22:42

コメントする help

ニックネーム
本 文
悪事の中心人物。悪い状況を導く根源。「元凶」はなんと読むの? 町人思案橋・クイズ集/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる