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zoom RSS 人の心がなびきやすい喩えです。「秋風に( )の穂」。括弧内に入る言葉はなんでしょうか?

<<   作成日時 : 2014/06/12 09:52   >>

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★日本語★
問題:「痘痕(あばた)もえくぼ」とか「猫に小判」とか「魚心あれば水心」などよく知られた諺、決まり文句は数多くあります。さらに、そんなには知られていないという認知度が中程度以下の決まり文句も、我が国にはたくさんあるようです。言語文化の豊かさを示すものでしょうね。
■本日はそんな、「さほどは知られていない決まり文句」からの出題です。まずは見出しの問題の解答から。「薄(すすき)」というのが正解ですね。「秋風にススキの穂」。よくなびきますよね。同様に、札幌市の成人男性の心も薄野(すすきの)になびいてしまうのかな。
■では問題です。下の5つの決まり文句は、使用頻度はそんなに高くありません。若いかたですと、聞いたこともない場合もあるのかな。それぞれの括弧内を補ってください。カギ括弧内はヒントです。でも、そんなにわかりやすいヒントでもないか。
[い]開いた口へ(  )…「食べ物の名前」
[ろ](  )の恵比寿…「場所とその形容」
[は]上がり(  )…「動物の名前」
[に]呆れが(  )する…「動作の名前」
[ほ](  )も切れぬ…「健康状態」
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:各項目を参照してください
説明:[い]開いた口へ(  )…「食べ物の名前」の括弧内に入れる言葉は「牡丹餅」
■「開いた口へ牡丹餅」は、棚から牡丹餅とほとんどおなじ意味らしい。「求めないのに運よく幸せが来ること」だそうです。宝くじが当たるのは「求めている」わけですから、単なる幸運なのでしょう。開いた口へ牡丹餅ではないと思われます。
□「開いた口へ団子」とも言うらしい。また、「牡丹餅で腰打つ」とか、「牡丹餅食って砂糖の木に登る」というおなじ意味の決まり文句もあるらしい。このふたつはちょっとピンときませんけど。
□牡丹餅はおはぎとも呼ばれます。漫才の「おぎやはぎ」の略ではありません。牡丹餅とおはぎは一緒の物という主張もあれば、異なる物という意見もあります。その違いについては、Wikipediaのぼたもちの項にずいぶんたくさんの説が紹介されています*2。
[ろ](  )の恵比寿…「場所とその形容」の括弧内に入れる言葉は「空き店(あきだな)」
■「空き店の恵比寿」は意味が2つあるようです。空き店は、人の住んでいない家とか、商品のない店という意味だそうです。そこで笑っている。ちょっと不気味なのですが、相手がいないのに1人で喜んでいるさまをあらわすらしい。宝くじが当たったら、空き店の恵比寿になるのかもしれません。たかられたり盗まれたりするので、人に知らせにくい。
□落語の「水屋の富」では、当選金が気がかりで神経衰弱になりそうな人が泥棒に盗まれてしまいます。今晩からもう心配しなくていいんだと心の平安を取り戻すという変な話でした。
□誰もいないのに1人で頑張っている人の喩えにも使われるらしい。ちょっとマニアックなパソコン利用者は空き店の恵比寿になりやすいのかな。プログラムを組むのは多くの場合は孤独な作業です。動画を編集したりアニメを作ったりするのも、1人ぼっちの時間が長いですね。
[は]上がり(  )…「動物の名前」の括弧内に入れる言葉は「鯰(なまず)」
■「上がり鯰」は、「遊蕩(ゆうとう)で金銭を使い果たした者」の意味だそうです。
□死んだ鯰という意味ですね。もともとは「ぬめる」という言葉に関係していたらしい。女の子にもてようと派手な服を着込み、遊郭などで遊ぶことを「ぬめる」といっていたらしい。お金を使い果たしてしまい、「ぬめる」ことができなくなったのを死んだ鯰に喩えたようです。
□性悪女につぎ込む男、あるいはしょうもない男にいれあげる女は、現代でも後を絶ちません。まぁ、若くて健康ならやり直せる可能性も高いでしょう。がんばって再起してほしいものです。
[に]呆れが(  )する…「動作の名前」の括弧内に入れる言葉は「宙返り」
■「呆れが宙返りする」は、ようするに「ひどく呆れ返る」という意味の一種の駄洒落だそうです。江戸時代の洒落本で使われた言葉らしい。
□「呆れが礼に来る」とか、「呆れがとんぼ返りをする」、「呆れが舞う」ともいったらしい。いずれも呆れるさまを擬人化したものだそうです。
[ほ](  )も切れぬ…「健康状態」の括弧内に入れる言葉は「あくち」
■これはちょっと難しい問題です。「あくちも切れぬ」の「あくち」とは、「子供の口の周りにできる小さな腫れ物」だそうです。「黄口」とも表記するらしい。「あくちもできないような」の意味から「乳臭い幼児や青二才の形容」として用いられたようです。
□黄口からも連想されるように、他の言い方としては「嘴(くちばし)の黄色い」という言い方があります。入口近辺だけでなく、出口近辺にこだわった表現もあります。「ケツが青い」ですね。老兵は、「嘴の黄色い(ケツの青い)新人に負けるわけにはいかない」なんて見えを切ることがあります。
◆参考*1:書籍「決まり文句語源辞典」堀井令以知編、ISBN4-490-10470-7、東京堂出版
◇*2HP「ぼたもち - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BC%E3%81%9F%E3%82%82%E3%81%A1
◇辞書「日本国語大辞典」小学館
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞泉
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞林

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コメント(2件)

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江戸時代の人は随分と色々考え出したものですね。
ジャンボ・・・・今回も当たらなかったようであります(^^ゞ
ねこのひげ
2014/06/15 05:22
コメントをありがとうございます。

 素町人もよくtotoを購入しますが、当たりませんね。人工芝やサッカーボールを学校に寄贈していることになるらしい。
 サッカーボールなんか100個分ぐらいは寄贈しているはずですが、誰にも感謝はされません。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2014/06/15 12:32

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