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zoom RSS かつては蚊食い鳥と呼ばれた動物はなに?

<<   作成日時 : 2014/03/06 08:34   >>

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★日本語★
問題:本日は啓蟄だそうです。「大地が温まり冬眠をしていた虫が穴から出てくるころ」とのこと。虫が這い出してくるのなら、虫を餌にしている連中もそろそろ登場するのでしょう。
■本日は、そんな中からかつては蚊食い鳥とも呼ばれたコウモリについての話題です。哺乳動物のくせに鳥に似て空を自由に飛べます。そのため、世界中に分布しており、絶海の孤島でもなぜかコウモリはいたりするらしい。
■コウモリは自ら超音波を発信し、反射波を受信して自分の飛行ルートを自在に変えることができるそうです。障害物を避けるのはたくみですし、空中を飛行する蚊や蠅などの餌も反射波で把握できるらしい。ご存知のとおり、レーダー開発のきっかけになった動物ですね。
■では、さっそくクイズです。コウモリに関する次の記述で正しいのはどれでしょうか? (正しい記述はないかもしれませんし、複数かもしれません)
[い]神功皇后(じんぐうこうごう)はコウモリの翼にヒントを得て扇を作らせた
[ろ]織田信長は毛利輝元のことをコウモリに喩えた
[は]コウモリはイモリやヤモリと似たような命名法で名付けられた
[に]「こうもりの 夢は逆さに 揺れている」は小林一茶の句である
[ほ]日本の在来種哺乳類の中でいちばん種類が多い
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:[は]と[ほ]が正しい
説明:[い]神功皇后はコウモリの翼にヒントを得て扇を作らせた(△)
■神功皇后は、第14代仲哀(ちゅうあい)天皇のカミサンにして15代応神(おうじん)天皇の母親らしい。息子共々、各地の八幡神社に祭られているそうです。八幡宮は、全国に4万4000社もあるらしい。神社としては稲荷神社などとともに最大級の派閥を構成しているようです。
□神功皇后は、仲哀天皇が急死したあとで応神天皇を妊娠中であるにもかかわらず、筑紫から玄界灘を渡り、新羅を攻めます。新羅は戦わずに屈し、高句麗・百済も朝貢を誓ったと伝えられます。いわゆる三韓征伐ですね。
□このとき、神功皇后はコウモリの羽にヒントを得て扇をつくり、香椎(かしい、現福岡市)に持ち帰ったとされています*2。たしかにそうした話は聞きます。でも、扇は原理も制作も簡単な道具です。もう少し前から、たとえば縄文人や旧石器人のころには使われていたという可能性も捨てきれません。勝手ながら「△」にしておきました。
[ろ]織田信長は毛利輝元のことをコウモリに喩えた(×)
■正しくは、四国の長宗我部元親(ちょうそかべ もとちか)をコウモリに喩えた…だそうです。
□土佐を本拠地とする長宗我部元親は天正(てんしょう)8年(1580年)ごろ、四国平定に奔走していたらしい。結局、平定が完成するのは信長の死後である天正(てんしょう)13年(1585年)ごろでした。
□「鳥なき里のコウモリ」という決まり文句があります。「すぐれた者がいないところでは、つまらぬ者が威張っていることのたとえ」だそうです。信長は長宗我部元親が嫌いだったのかな。「鳥なき『島』
のコウモリ」と悪口を言っていたそうです。信長没後、天下を統一した秀吉によってせっかく勝ち取った阿波・伊予・讃岐を奪われ、土佐一国だけにされてしまったそうです。
[は]コウモリはイモリやヤモリと似たような命名法で名付けられた(○)
■コウモリは平安時代には「加波保利」と呼ばれていたらしい。江戸時代の初め、慶長(けいちょう)8年(1603年)に成立したといわれる「日葡辞書(にっぽじしょ)」にも詩歌語として「Cauaforiカワホリ」が立項されています。
□その一方で、川守から来ているという説もあるらしい。井戸の近所にいるのが井守(イモリ)、屋敷の近所にいるのが屋守(ヤモリ)、川の近所にいるから川守らしい。川の近所には虫が多いでしょうから、餌には困らないのかもしれません*4。
[に]「こうもりの 夢は逆さに 揺れてゐる」は小林一茶の句である(×)
■正しくは「晃男」という俳号の人物の作品だそうです。ちょっといいですね。
□コウモリは洞窟の中や庇(ひさし)の下にいるときには逆さまになっています。足に鉤(かぎ、フック)を装備しているため、ぶらさがっていても筋力とか平衡感覚はほとんど不要らしい。睡眠はもちろん、出産や育児まで逆さまで行なう場合があるとのこと*5。頭に血が登らないかと心配になります。
□「こうもりの 恋は逆さに 揺れてゐる」というのは、晃男という人の句のパロディらしい。交尾のときは、どうするんでしょう。やはり逆さのまま行なうのでしょうか。
[ほ]日本の在来種哺乳類の中でいちばん種類が多い(○)
■日本の在来種哺乳類というのは全部で約100種類ぐらいしかいないらしい。意外に少ないですね。でもイヌ・ネコ・ウマ・ウシ・ブタ・キツネ・タヌキ・クマ・リス・カワウソなんて数えていくと、たちまち詰まってしまいます。そんなものなのかな。
□コウモリは35種もいるそうです。全体の約1/3かな。第2位はネズミ(囓歯類)で24種ほどらしい。ただし、コウモリの多くの種はレッドデータブック入りとなっているようです*6。外国のコウモリの中には狂犬病を媒介する奴もいるそうですが、日本のコウモリはどれも現在では人畜無害らしい。絶滅して欲しくないですね。
◆参考*1:HP「啓蟄 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%95%93%E8%9F%84
◇*2HP「基本−2」
http://heartland.geocities.jp/kashii_ucchan/sansaku-sho-sansaku.htm
◇*3HP「神功皇后 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E5%8A%9F%E7%9A%87%E5%90%8E
◇*4書籍「日本語話題事典」初版181頁、担当筆者木谷要治、ISBN4-324-01495-7、ぎょうせい
◇*5HP「逆さま人生のコウモリ。赤ん坊のコウモリも逆さまで育っていくの? 町人思案橋・クイズ集/ウェブリブログ」
http://blog.q-q.jp/201110/article_8.html
◇*6HP「コウモリ - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%A6%E3%83%A2%E3%83%AA

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
長曾我部元親は、美女も逃げ出すほどのものすごい美男子だったそうで、信長は妬んだのかも・・・

子供のころは夕方になると飛び回っていましたけどね。
ねこのひげに体当たりして地面に落ちたので捕まえたことがあります。
けっこうかわいい顔をしていました。
ねこのひげ
2014/03/06 18:07
コメントをありがとうございます。

 信長もハンサムだったという噂がありますね。元親に対して対抗心を燃やしたのかな。

 子どものころ、夕方になるとコウモリが沢山空を飛んでいました。我が家の庇にもぶら下がっていました。あまり間近で顔を観察したことはありません。蚊や蠅を取るのだから、大事にしたほうがいいと聞いたような気がします。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2014/03/06 22:57

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