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zoom RSS 平安時代の「マメな男」は、どういう意味なの?

<<   作成日時 : 2014/01/16 08:36   >>

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★日本語★
問題:正月のお節料理では黒豆を召し上がったでしょうか。「元気に働けますように」という意味が込められた食品だそうです。アントシアニン・サポニン・イソフラボンなどの成分を含んでいるらしい。食物繊維も豊富です。血液はサラサラになるし、脂肪の代謝を促進するし、骨粗鬆症の予防にはなるし、便秘は解消するし。健康で労働するのにホントに役立つのかもしれません。
■「マメ」という言葉は現代ではどんな意味でしょうか。少なくとも健康とか達者という意味はありそうですね。
■ところで、「マメな男」という表現は、現在と平安時代とでは少し異なっていたそうです。では、平安時代、とくに「源氏物語」の中などで使われる「マメな男」とは、どんな意味なのでしょうか? 次の中から選んで下さい。(正解はないかもしれませんし、複数かもしれません)
[い]気に入った女性には必ず声を掛けてみる男性
[ろ]面倒がらずに物事に励む男性
[は]一途な堅物
[に]他の女性に心を移さない男性
[ほ]精力絶倫な男性
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:[は]一途な堅物と[に]他の女性に心を移さない男性
説明:現代の「マメ」は、「勤勉でよく働く」とか「億劫がらずに些事(さじ、小さなこと)でもこなす」といった意味があります。これは鎌倉時代以降の意味だそうです。
■そもそも漢字で表記するとマメは「豆」ではないらしい。「忠実」だそうです。「大辞泉」などで調べても、たしかに「忠実」と表記されています。真心があるとか、いつわりがないといった意味で使われていたようです。そこから「一途な」とか「浮気心のない」という使い方も生まれたのかな。
■「伊勢物語」などでは、「真面目である」といった意味で使われたそうです。
---昔、男ありけり。いとまめにじちよう(実用)にて、あだなる心なかりけり。(103段「ねぬる夜の」)
「昔、ある男がいた。たいそうまじめで実直で、うわついた気持はなかった」という文章が見られるそうです*2。この男が出来心で女性と関係を持ったことを作者はボロクソに書いています。女に送った歌を「さる歌のきたなげさよ」と評しているらしい。「その歌のまことにぶざまなことよ」という意味だそうです。そこまで言わなくてもいいじゃんと、1人の男としては思いますけど。
■マメという言葉は、語尾についてさまざまな言葉を作ります。「筆まめ」というと筆無精の反対語ですね。手紙や文章を面倒くさがらずに書くことです。そういえば、そんな商品名のソフトがありました。年賀状などに使えるやつだったかな。
■足まめという言葉もあります。刑事は足で稼ぐんだよ。そんな台詞を思い出す性格ですね。口まめという言葉もあるらしい。こちらはおしゃべりということでしょうか。
■「小忠実」は「こまめ」です。作業中のパソコンでは「小忠実にデータ保存」したほうがいいですし、携帯やスマホでは「小忠実に充電」させられますね。
◆参考*1:番組「トクする日本語『まめな人の「まめ」とは?』」121129放送分、NHK
◇*2書籍「伊勢物語(下)」文庫初版126頁、阿部俊子訳注、講談社

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
男としては、いまの意味のほうが正解な気がしますがね(^^ゞ
ねこのひげ
2014/01/19 16:54
コメントをありがとうございます。

 素町人は面倒くさがりですし、あまり忠実な人間でもありません。現代の意味でも昔の意味でもまるでマメではない。
 おっと、健康という意味では少しマメなのかな。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2014/01/20 18:29

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