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zoom RSS 飛び続ける鳥。最長記録では160日間も空中に滞在したの?

<<   作成日時 : 2014/01/31 09:41   >>

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★科学★
問題:人間の運動では、水泳はなかなかエネルギーを使う種目のようです。体重65kgの男性が1時間クロールで泳ぎ続けると、1459kcalのカロリーが消費されるとか。時速9.6kmで1時間走る場合が663kcalだそうですから、2倍以上も激しい運動ということになるらしい*1。ただし、体重70kgの素町人が2時間犬かきをやっても、そんなにカロリーは消費されていないようです。その証拠になかなか痩せられません。1459kcal/時間という数字はホントなのかな。
■泳ぐのにくらべれば軽い運動ではありますが、人間が走るのは丸1日ぐらいが限界と思われます。ギリシャのスパルタスロンと呼ばれる長距離走は246kmで競われる距離6倍弱のマラソンですが、2013年の記録は23時間半ぐらいとのこと*2。完走した参加者たちに明日もう1回やりますからといったら、多くの人が断るでしょうね。3日続けられる人はまずいないと思われます。
■マグロやカツオなどの魚類は休まずに長時間移動できるそうです。というか、移動していないと死んでしまうというお話すら聞きます。エネルギーの補給がたいへんですね。
■鳥はどうなのでしょうか。空中に滞在するとき、羽ばたいていればエネルギーは消費されるでしょう。アホウドリのようにグライダーの真似が上手であれば、少なくとも滑空をしている間はエネルギーの消費は最小限で済みそうです。
■最近の科学雑誌に、ある渡り鳥の滞空時間が報告されていました。それによるとこの鳥はかなり長い間、飛び続けているようです。では、おそらくは最長記録と思われるその期間は、次のどれにいちばん近いでしょうか?
[い]10日間
[ろ]20日間
[は]40日間
[に]80日間
[ほ]160日間
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[ほ]160日間
説明:正しくは、「6ヶ月以上の間ずっと羽ばたいているか、滑空によって飛びつづけていることがわかった」とのこと。
■参考資料*3によれば、この鳥はシロハラアマツバメという種類だそうです。スイス鳥類学研究所のリーチ博士という専門家たちは、現在地の明るさや移動速度などを記録する装置を3羽のシロハラアマツバメに取りつけたとのこと。西アフリカからヨーロッパへと渡りをする間の行動を追跡したらしい。その結果、シロハラアマツバメは、サハラ砂漠の横断を含む6か月以上の間ずっと羽ばたいているか、滑空によって飛びつづけていることがわかった…ということなのですが。
■リーチ博士らは、「シロハラアマツバメは睡眠など生存に必要な生理現象を飛んでいる間も行っているのかもしれない」と述べているそうです。
■う〜ん。専門家の発言に素人が茶々を入れるのもいかがなものかと思いますが、あえて疑問を呈します。渡り鳥が6ヶ月かけてある目的地に行ったとして、そこで暫く過ごし、また戻ってくると、1年以上かかってしまうのではないですかね。仮に飛行機とジェット気流みたいな関係で、帰りは4ヶ月で済んだとしても、シロハラアマツバメ君が移動以外の行動に使える期間はわずかに2ヶ月しかないことになります。A地点とB地点を往復するとして、どちらも1ヶ月しか時間がない。そのあいだに婚活をして繁殖をして餌を山ほど食い、長期の移動に備える…そんなことができるのでしょうか。
■食料と飲料はどうするのかな。ツバメの仲間だと空中の虫を捕らえながら飛行するかもしれません。食料はそれで得られたとしても、水はどうするのでしょうか。雨雲のあとを追っかけるのかな。
■もうひとつ不思議なのは、アフリカとヨーロッパのあいだを180日も飛んでいるのはどういうことかということです。ツバメの仲間なら1日に数百kmは軽く飛べるでしょう。伝書鳩などは時速100kmで飛べるそうです*4。仮にシロハラアマツバメが1日に100kmしか進まないとしても、180日かけると1万8000km先に到達します。アフリカの最南端である喜望峰から北上すると北極点をはるかに越え、アラスカとかベーリング海、北太平洋あたりまで来てしまのかな。西アフリカは、マリとかニジェール、ガーナ、ナイジェリアといった国々があるらしい。1番遠いナイジェリアの南端からでも、ヨーロッパに往くのに180日かけるのなら、1日に30〜40kmも進めば済んでしまいます。人が歩いて行ってもいける旅みたいです。シロハラアマツバメ君はやたらと道草を食うのかな。あるいは別の理由があるのかも。今後の報告に期待したいですね。
◆参考*1:1HP「運動で消費 カロリー一覧 | 運動で消費するカロリー一覧」
http://muuum.com/calorie/1014.html
◇*2HP「【大会報告】スパルタスロン2013 - 9.27-28開催 - RUNNER'S Wellness - すべては走ることから始まる」
http://www.r-wellness.com/spartathlon/2013spartathlon-report.html
◇*3雑誌「ノンストップ飛行 ツバメの仲間の一部は、6か月以上も休まずに飛行できることがわかった」Newton (ニュートン) 2014年2月号6頁、ニュートンプレス
◇*4HP「伝書鳩 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%9D%E6%9B%B8%E9%B3%A9

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
本当に飛び続けていたのか?と疑いたくなる話ですね。
世界一周をしそうな時間ですね。
なにかの間違いなのではないですかね?
ねこのひげ
2014/02/02 09:07
コメントをありがとうございます。

 我々素人から見ると、間違いなんじゃないかとつい思ってしまいますよね。きっと何か理由があるのでしょうけれど、あちこち調べても、それらしい理由は発表されていないようでした。
 ひょっとしたら装着した機器が3台とも狂っていたりして。そんなはずはないか。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2014/02/02 10:33

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