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zoom RSS なぞなぞ。「蚊帳(かや)の破れ」と呼ばれる動物はなに?

<<   作成日時 : 2014/01/30 08:29   >>

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★日本語★
問題:明治なのか大正なのか昭和なのか。けっして平成ではないなぞなぞを出題します。古式ゆかしいなぞなぞをお楽しみください。
■題の問題の答えは蛙です。なぜ蛙なのか。蚊帳が破れていると、そこから血に飢えたヒトスジシマカとかコガタアカイエカの♀が侵入してくるわけですね。吸血鬼め。せっかくの防虫対策なのに意味をなしません。蚊入(い)る。で、蛙という駄洒落です。
■慶長(けいちょう)18年(1613年)に成立したといわれる「寒川入道筆記(さむかわにゅうどうひっき)」という小咄(こばなし)集の巻末になぞなぞが100以上並べてあるそうです。そのうちの1つがこの蛙のなぞなぞです。ほぼ400年前、まだ家康や淀君が生きていたころのなぞなぞとは、歴史を感じます。
■いまでも蚊帳は販売されているようです。楽天市場で調べるとベビー用品から6畳間用まで見られました。数千円から2万円ぐらいまでかな。日本の蚊帳がアフリカでマラリア予防に役立っているという報道も聞いたことがあります。
■では、本番です。次のなぞなぞを解いてください。
[い]ある穴を突かずに、なぜか横腹を突くものな〜に?
[ろ]喧嘩した商店主。1人はすぐ怒り、1人は伸びてしまった。どんな店なの?
[は]家の上に茄子(なす)2つがあがっているものな〜に?
[に]言おうとして言えず、言わぬと決めても言ってしまうものな〜に?
[ほ]往(い)けば来る 戻れば霞(かす)む かりがねの 心細くも 旅の細道と歌われる道具はな〜に?
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:各項目を参照してください
説明:[い]ある穴を突かずに、なぜか横腹を突くものな〜に? の答は「鐘」である
■現代のように情報過多の時代ですと、そんなことは初めてという少年少女も、どこを突けばいいのか、よくご存知です。鐘とおなじで下にあいた穴ですね。
□ところが昔はなかなかそうはいきませんでした。我が日本の国土や八百万(やおよろず)の神々をつくってくれたという伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)は、テレビもネットもない時代を生きたようです。「なりなりてなり余れるところ」を「なりなりてなりあわざるところ」に挿入することを、鶺鴒(せきれい)に学んだとのこと。スズメ目スズメ亜目セキレイ科の小鳥は、おふたりの目前で遠慮なくそんなことをしていたのかな。セキレイの交尾を目撃するまでは、伊弉冉尊の横腹は固い物で突かれて痣(あざ)になっていたのかな。そんなはずはないか。
[ろ]喧嘩した商店主。1人はすぐ怒り、1人は伸びてしまった。どんな店なの? の答は「炭屋と蕎麦屋」である
■問題の「怒り」は「おこり」と読むようです。炭が赤くなり熱を発している状態を「おこる」と呼びますね。最近、家庭では炭火はあまり見られません。今後、大きな地震などがあって避難生活を強いられるときにはお世話になるのかな。そんな使い方はできれば避けたい。鰻・焼き鳥・焼き肉その他の食べ物の店、あるいはバーベキューをするときなどにお世話になりたいものです。
□NHKの番組「ためしてガッテン」では、「たった2分で炭をおこすウラ技」というのを放送したようです。これはなかなか使えそうです。団扇(うちわ)はまるで使わず、炭を竃(かまど)状に組んで中で紙とこぶりの炭などを燃やすのがコツらしい*2。
[は]家の上に茄子(なす)2つがあがっているものな〜に? の答は「屋根葺きの金玉」である
■露骨な表現で大変失礼しました。フーテンの寅さんの啖呵(たんか)でしたか、「見上げたもんだよ屋根屋のふんどし」というのがありましたね。ちょっと似ています。ふんどしをしていればまだ上品なのでしょう。猥褻物陳列罪などがなかった、のどかな時代の風景なのでしょうね。
□むかし、ノートパソコンの大きいのをラップトップ(膝上)パソコンと呼んでいたころ、太ももにPCを乗せて使うと生殖能力が落ちるという噂がありました。PCが熱を持ち、男性の精子を造る能力に悪影響を及ぼすとか。事実なのかどうかは知りませんけど。
□この屋根葺きも、空中に陰嚢をさらすことで睾丸を冷却し、生殖能力を維持しようとしているのかもしれません。そんなはずないか。
[に]言おうとして言えず、言わぬと決めても言ってしまうものな〜に? の答は「寝言」である
■寝言は自分ではわかりません。似たようななぞなぞでは、「自分にあるもので鏡でも見られないもの」というのがあります。これは「寝顔」が答えだそうです。
□寝言に返事をしないほうがいいという言い伝えがあります。返事をすると、気が狂ってしまうのだそうです。桂米朝師の落語の枕で、若いころ露の五郎(つゆのごろう)と同居していたころの話が語られています。平成21年(2009年)に亡くなった艶話を得意とした落語家ですね。上方落語協会の会長もつとめました。
□露の五郎はよく寝言を言うので、遊びに来た仲間などが、おもしろがって話しかけたりしたらしい。それを聞いた年配の人が、絶対にやめろと強く警告したそうです。残念ながらやめるのが少し遅かったので、露の五郎のネジは少しゆるんでしまった…というような冗談だったと記憶します。
[ほ]往(い)けば来る 戻れば霞(かす)む かりがねの 心細くも 旅の細道と歌われる道具はな〜に? の答は「鋸(のこぎり)」である
■鋸は、たしかに材木の上下左右を往来します。霞むというのは、金属ですから曇りが出ることがあるのかな。
□この問題は和歌ですが、別の韻文形式に聞こえる版もあります。「往けば来る来る 曇りはかかる  旅の細道 恐ろしい」。七七七五ですので、都々逸(どどいつ)なのかな。「雨は降る降る 陣羽(じんば、人馬もある?)は濡れる 越すに越されぬ 田原坂(たばるざか)」という熊本の民謡にもわずかに似ています。
□余談です。落語の「道具屋」では、与太郎の露天の店に大工らしき客がやってきて「そこにあるノコ見せな」と言います。与太郎は「ノコ」が何なのかわかりません。トンチンカンな会話があったあと、ようやく「ノコギリ」のことだと気付きます。「ノコだなんて、ギリを欠いちゃあいけないよ」と見事な負け惜しみを返します。与太郎君の知能指数はホントは低くはなさそうです。
◆参考*1:書籍「ことば遊び辞典」鈴木棠三(とうぞう)編、東京堂出版
◇辞書「日本国語大辞典」小学館
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞泉
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞林
◇*2HP「たった2分で炭をおこすウラ技 - NHK ためしてガッテン」
http://www9.nhk.or.jp/gatten/movie_archive/07_sumi.html

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
なるほど。と納得させてくれますね。

蚊帳は、日本独自のものだそうですが、現在でもアフリカでも日本企業により生産されて使用されているそうです。
これはマラリヤ対策のためですが、現地で生産することにより雇用も生みだしているそうです。
ねこのひげ
2014/01/31 01:51
コメントをありがとうございます。

 マラリアもいずれは天然痘と同様に完全に駆逐されるのかもしれませんね。そのために蚊帳が役立つとすれば、日本としても鼻が高いですね。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2014/01/31 09:17

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