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zoom RSS 1マイルは1609.344m。この数値の基準になったのはなに?

<<   作成日時 : 2013/12/25 07:58   >>

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★歴史★
問題:日本では現在メートル法ですので、マイルという単位はほとんど使われません。マイレージサービスでは使われますが、こちらはホントは1海里のことだそうです。1852mであり、約1600mの陸上マイルよりも240m以上長くなっています*2。
■マイルの下の単位であるヤードは、ゴルフではおなじみですね。1ヤードは3フィートであり、0.9144mだそうです。つまり1フートは0.3048 mだそうです。名前のとおり、人の足の踵(かかと)からつま先までの長さをあらわしているらしい。西洋人は足がでかいね。
■1マイルは1760ヤードであり、1609.344mと規定されているそうです。妙に半端ですね。この長さは、いったいどんな基準から生まれたのでしょうか?
[い]バッキンガム宮殿がバッキンガムハウスと呼ばれていたころの、敷地の輪郭の長さ。衛兵が見回りするのにちょうど20分かかったので、これを基準として軍隊の行程を表すのに使った
[ろ]人間の歩数でちょうど1000複歩(左右で1歩と勘定する)の距離を使った
[は]テームズ川の河口、左右に置かれた灯台の間の距離を使った
[に]4世紀ごろ、ローマ人たちがイギリスに駐屯していた砦の城壁の長さを使った
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:[ろ]人間の歩数でちょうど1000複歩(左右で1歩と勘定する)の距離を使った
説明:単純に考えると2000歩の距離。それが1マイルなんだそうです。複歩に似た考えかたは、水泳などでも使われています。クロールや背泳ぎでは、右手で水をかき、左手で水をかいたところまでを1ストロークとして勘定します。左右1対揃ってはじめて1ストロークになります。複歩も左右で地面を蹴って初めて「1歩(1複歩)」になるようです。
■距離の単位としては単純な1歩では短いので倍にした、とも言われます。同様の考え方は古代中国にもあり、さらに日本にも伝わったそうです。1歩(1複歩)四方の土地は、「ひとつほ」と読まれているうちに、「一坪」という面積の単位に変化したという説があるようです。ちなみに日本の旧軍隊では1歩(1複歩)は75×2で150cmとしていたらしい。これで換算すると1500mが1マイルになりますね。英国人は日本人よりも足が少し長めであり、80cmが単純な1歩、160cmが1複歩だったのかもしれません。で、1000複歩が1マイルとなった…と考えると計算が合いますね。
■なお、マイルが生まれたのはイギリスではなく、古代ギリシャだったというお話もあります。1000複歩のことをミリアリウム(milliarium)と呼んだらしい。これが語源となってマイル(mile)が生まれたとのこと。ラテン語では、1000複歩は「mille passus(読み不明)」と書くらしい。この「passus」が、英語のペース(pace、歩、歩幅)になったそうです*1。マイペースなどというときに使われますね。自分の歩幅で歩くのがマイペースなのかな。
■なお、古代ギリシャでは1複歩は1.48m、ローマ時代になると1.6mというように、時と場所によってかわっているそうです。古代ギリシャの人は日本の人と似たような体格であり、ローマ人は英国人とおなじような体格だったのかな。5世紀初めまでは、現在のロンドン近辺もローマ人に占拠されていたようですから、長さの単位は占領軍から現地人へと伝わった。それだけなのかもしれませんけど。
◆参考*1:書籍「おもしろくてためになる数の雑学事典」初版171〜172頁、片野善一郎(ぜんいちろう)著、ISBN 4-534-03760-0、日本実業出版社
◇*2HP「マイレージサービス - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9

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●●●★日本語★●●● 問題:長さの単位1フット(foot、30.48cm)は足の大きさに基づいて決めたそうです。1インチ(inch、2.54cm)は親指の爪の付け根の部分の幅だそうです。このように身体の大きさによって単位が決まることを身体尺(シンタイシャク?)と呼ぶらしい。 ■それにしても西洋人はずいぶん足の裏が大きい。これじゃ、日本人がいくらがんばっても競泳では勝てない…はずです。ところが、そのわりには日本の人が金メダルを取ったりします。平泳ぎは、足の蹴りが推進力の半分以上を占めて... ...続きを見る
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コメント(2件)

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寸法のほとんどは人間の体の部分の長さを基準にしたようですね。
最初のうちは、でかい人と小さい人では長さが違うから困ったでしょうね。
ねこのひげ
2013/12/28 11:16
コメントをありがとうございます。

 「寸法のほとんどは人間の体の部分の長さ」というのは、たしかにそんな感じですね。

 長目の単位になると、今回のように歩く距離が登場するようです。
 以前、弊クイズでも紹介した、古代ギリシャなどで使われていたスタディオンという単位は、約180mぐらいらしいのですが、日の出、あるいは日没にかかる時間内に歩く距離だそうです。
 太陽の端っこが地平線に見えてから完全に姿を現すまでの時間に歩く距離が1スタディオンらしい。日没の場合も同様なんだそうです。その時間は2分強だそうです。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2013/12/29 09:14

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