町人思案橋・クイズ集

アクセスカウンタ

zoom RSS 名前と見た目は悪いけれど平均寿命は他種の10倍というネズミはハゲデブネズミなの?

<<   作成日時 : 2013/10/15 07:25   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

画像
★科学★
問題:明石家さんまというお笑い芸人は、出っ歯という身体の特徴を笑いのネタにしているそうです。デブだったりハゲだったりする芸人たちも、それぞれ弱点を逆手に取って笑いのネタにするようです。デブタレという分類があり、その中には石塚英彦、伊集院光、松村邦洋、内山信二などが属するとか。女性では柳原可奈子、渡辺直美、やしろ優などもデブで売っているのかな。ハゲタレという分類では、漫才の海原はるか・かなたとか、ブラックマヨネーズの小杉竜一、フットボールアワーの岩尾望などが属するらしい。お笑いの世界では、欠点がそのまま売り物になるようです。
■ところで、ネズミの種類の中に、身体の欠点に満ちた名前の種類があるそうです。名前はあまりいいものではありませんが、この種類のネズミにはご長寿という大きな長所があります。普通のネズミの10倍も生きるとのこと。理由は、癌にならないことらしい*1。そもそもネズミは癌になりやすいものだそうです。でも、みっともない名前のネズミでは、癌で死んだ個体は見つかっていないそうです。いままでに死んだ個体はたくさんいるのでしょうけれど。ひょっとして死因は老衰だけだったりして。
■では名前はあまり格好よくないけれど癌に強く、他種のネズミの10倍もご長寿というこのネズミは次のどれでしょうか?
[い]ハダカデバネズミ
[ろ]ハゲデブネズミ
[は]イモメッカチネズミ
[に]チビセムシネズミ
[ほ]イナカブタネズミ
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[い]ハダカデバネズミ
説明:明石家さんまがスッポンポンで寝ていると裸出歯鼠なのでしょうか。なんとも凄い名前ではあります。実際、参考資料*1に掲載された写真を見ても、あまり美しい動物とは呼べない姿です。ほとんどの哺乳類にあるような毛がありません。生まれたてのネズミみたいに裸です。まぁ人間だって毛を忘れてきた種類です。あまり他種のことを悪くはいえませんけれど。
■皮膚病なのかなと思うような肌の色合いです。赤かったり、少し紫っぽかったり、灰色だったり。全身にシワシワはあるし。2本の前歯が下唇よりも前に出ています。名前の由来は一目瞭然です。自然の中では土中に潜って暮らすことが多いようです。地下で育つイモなどを餌としているらしい。土の中では温度の変化が少ないので、毛が不要なのかな。似たような暮らしのモグラは毛が生えていたような気もしますけど。
■哺乳類の中では唯一、真社会性(しんしゃかいせい)の社会構造を持つ動物らしい*3。群れをつくるハチやアリの世界に似ているわけですね。多いときは300頭もの群れを形成するそうです。繁殖するのはそのうちの1つがいだけらしい。他はみんな非繁殖固体とのこと*3。
■裸出歯鼠の大きさは8〜10cmほど*1。普通のマウスとおなじぐらいだそうです。一般論としては小さな動物は寿命が短いという傾向があるそうです。ところがハダカデバネズミの平均寿命は30年とのこと*1。普通のマウス、つまりハツカネズミの寿命は、Wikipediaによれば実験室内で2年半ほどだそうです。自然界では約4ヶ月とのこと。捕食者が多いためと記されていました*2。我が家の野牛というあだ名のハツカネズミは3年以上働いています。平均よりはご長寿なのかな。
■裸出歯鼠はなぜ癌にならないのか。アメリカ、ロチェスター大学のアンドレイ・セルアノヴ博士らは、多糖類の一種で、分子量の大きいヒアルロン酸(長鎖ヒアルロン酸)が、ハダカデバネズミをがんから守っている可能性があることを示したとのこと。この研究の成果は、2013 年6 月19 日に「nature」(オンライン版)で発表されたようです*1。
■動物の細胞と細胞の間をつなげているヒアルロン酸が、ハダカデバネズミの場合では、他の生物よりも分子量の大きなヒアルロン酸が多く使われているそうです。分子量の大きなヒアルロン酸があるとなぜ癌にならないのか。それはまだ解明されていないとのこと。
■人間の場合でも分子量の大きなヒアルロン酸があれば癌になりにくくなるのか。そのあたりもまだまだ謎ではあります。念のために申し上げます。ハダカデバネズミでは長鎖ヒアルロン酸という物質が癌を防ぐ役割を果たしている可能性はあるようです。でも、人間がそうした物質を経口で摂取したとしても、それが人間を癌から守るという保証はまるでありません。ヒアルロン酸を売り物にしたサプリメントなどを慌てて買う必要はないと思われます。

◆参考*1:雑誌「ハダカデバネズミががんになりにくい理由」Newton (ニュートン) 1309月号9頁、担当編集者浅見智子、ニュートンプレス
◇*2HP「ハツカネズミ属 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%84%E3%82%AB%E3%83%8D%E3%82%BA%E3%83%9F%E5%B1%9E
◇*3HP「ハダカデバネズミ - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%80%E3%82%AB%E3%83%87%E3%83%90%E3%83%8D%E3%82%BA%E3%83%9F

ぬけられます→科学雑学クイズ一覧

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
爬虫類ではカメが最長寿。では哺乳類の最長寿は人間なの?
●●●●★科学★●● 問題:本日は、昔風に言えば敬老の日です。平成15年(2003年)からはハッピーマンデー制度とかいうやりかたに変わり、9月の第3月曜日に移転してしまったとか。で、今年は9月21日になったようです。おかげで連休ですね。 ■現在の制度では、本日は祝日ではないけれど老人の日。本日より1週間が老人週間となっているらしい。 ■9月15日の敬老の日の祝日は、昭和41年(1966年)〜平成14年(2002年)まで設けられていたらしい。昭和40年(1965年)以前には、年代・年齢... ...続きを見る
町人思案橋・クイズ集
2015/09/15 08:10

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
先日、14日のNHKの再放送で見ましたが、人間の場合、手が器用になったことと、人口増加により出アフリカをして、ヨーロッパ、アジア、アメリカへと寒い地方にまで進出したことにより、癌が増えたそうですね。
大腸がんはビタミンDが少ないと増えるそうで、ビタミンDは太陽の紫外線が体に吸収されることにより作られるそうで。
アフリカから出なきゃあよかったのかな?
ねこのひげ
2013/10/18 02:31
コメントをありがとうございます。

 NHKの番組はたしか2番組続けて流した奴ですよね。録画だけしてまだ観ていません。面白そうですね。

 アフリカから各地へと広がったことで癌がふえたわけですか。
 かといってアフリカから人類が出なかったら大変です。素町人などは、アフリカに生まれたとすれば、暑さですぐに参ってしまいます。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2013/10/18 14:58

コメントする help

ニックネーム
本 文
名前と見た目は悪いけれど平均寿命は他種の10倍というネズミはハゲデブネズミなの? 町人思案橋・クイズ集/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる