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zoom RSS きり(霧)ともや(靄)とかすみ(霞)。どう違うの?

<<   作成日時 : 2013/09/06 06:54   >>

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★科学★
問題:気象現象をあらわす漢字は雨カンムリがつくものが多い。「雪、雲、雷、雹(ひょう)、霰(あられ)、霜」など、いくつもあります。
■「霧、靄(もや)、霞(かすみ)」もやはり気象現象をあらわす漢字であり、雨カンムリです。では、この3つの違いについて正しい記述は下のどれでしょうか?
[い]現象の起こる季節の違い。春は霞(かすみ)、夏は靄(もや)、秋と冬は霧と呼ぶ
[ろ]現象の起こる時間の違い。朝は靄(もや)、昼は霞(かすみ)で、霧は24時間とも霧である
[は]霧だけは予報に使われる用語だが、靄(もや)と霞(かすみ)はとくに定義のない言葉である
[に]霧と靄(もや)は予報用語だが、霞(かすみ)はとくに定義のない言葉である
[ほ]霧は予報用語で、靄(もや)は解説用語だが、霞(かすみ)はとくに定義のない言葉である
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[ほ]霧は予報用語で、靄(もや)は解説用語だが、霞(かすみ)はとくに定義のない言葉である
説明:参考資料*1によれば、霧は予報用語という分類です。「気象庁が発表する各種の予報、注意報、警報、気象情報などに用いる用語」とのこと。靄(もや)は気象庁では解説用語という扱いです。「気象庁が発表する報道発表資料、予報解説資料などに用いる用語」とのこと。それぞれの定義は次のとおり。
---霧…微小な浮遊水滴により視程が1km未満の状態
---もや(靄)…微小な浮遊水滴や湿った微粒子により視程が1km以上、10km未満となっている状態
「かすみ(霞)」については、「気象観測において定義がされていないので用いない」とあります。気象庁では「使用を控える用語」に指定されているらしい。
■用語の扱いはともかく、霧と靄(もや)では霧のほうが視界が悪いようです。もっと悪いのが濃霧です。「視程が陸上でおよそ100m、海上で500m以下の霧」。クルマも船もゆっくり運転しないと事故が起こりそうです。これは気象用語で予報にも使われるらしい。
■「煙霧」という用語もあります。スモッグなのかな。こちらは解説用語だそうです。見通しが10km未満という定義です。もや(靄)に似ていますが、「乾いた微粒子により」という点が異なっています。水の微小なつぶつぶが光をさえぎるのではなく、大気汚染物質が光をさえぎると煙霧になるようですね。
■最近、マスコミでよく見かけるPM2.5というのも大気汚染物質らしい。微小粒子状物質とも呼ばれます。粒の大きさがおおむね2.5μm以下の物質だそうです。1μmは1000分の1mmとのこと。赤血球は9μm。われら男性の全DNAを収納しているという精子の頭の部分は長さが5μmぐらいらしい。ときどき人に悪さをする大腸菌は2μm前後のようです*4。
■スモッグは日本でも発生します。喉を痛める人が出たりします。本場ロンドンにおいては、一冬のあいだに1万人が亡くなるというとんでもない事態が発生したことがあるらしい。あの阪神淡路大震災よりも被害者が多いというのは、ちょっと凄い話ではあります*2。なお、大気汚染に関連する死者は、全世界で毎年330万人ぐらいなのでは、という推計もあるようです*3。
◆参考*1:HP「気象庁 | 氷、霜、霧、雷、日照時間」
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/kori.html
◇*2HP「ロンドン・スモッグ事件。1万人の死者が出た大惨事はいつ起きたの?」
http://blog.q-q.jp/200903/article_11.html
◇*3HP「粒子状物質 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%92%E5%AD%90%E7%8A%B6%E7%89%A9%E8%B3%AA#PM2.5.EF.BC.88.E5.BE.AE.E5.B0.8F.E7.B2.92.E5.AD.90.E7.8A.B6.E7.89.A9.E8.B3.AA.EF.BC.89
◇*4HP「細胞生物学/Introduction/Cell size - Wikibooks」
http://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%B4%B0%E8%83%9E%E7%94%9F%E7%89%A9%E5%AD%A6/Introduction/Cell_size

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仙人以外に「霞(かすみ)を食う」人がホントにいたの?
●●●★日本語★●●● 問題:霞というのは、「空気中に浮かんでいるさまざまな細かい粒子のため、遠くがはっきり見えない現象」だそうです。水蒸気だけでなく「さまざまな細かい粒子」によっても光の進行が妨げられるのかな。たとえばPM2.5でも霞は生じるのかな。単なるスモッグかもしれませんね。 ■平安時代ごろから、春は霞、秋は霧と区別されるようになったそうです。たしかに桜の季節にはよく「霞がかかった」という表現を聞きます。なお、気象庁のHPによれば、霧は予報用語ですが霞はとくに定義のない言葉であ... ...続きを見る
町人思案橋・クイズ集
2015/08/06 09:42

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
これは、TBSで天気予報の開設をやっている森田さんの天気予報で聞いたことがあります。
彼の説明はわかりやすくていいですね。
ねこのひげ
2013/09/07 02:35
コメントをありがとうございます。

 森田さんというのは、気象予報士の試験が始まったころに受験して失敗した人ですね。現役の解説者が落ちたことでいろいろ言われたようです。
 試験という試験にことごとく失敗してきた素町人としては、たいへん親近感を覚えています。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2013/09/08 06:36

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