猫の恋の不思議。あの物凄い鳴き声は誰が出しているの?

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★科学★
問題:俳句には猫の恋という季語があるそうです。早春であると参考資料*1には記されています。初春という表現をするHPもあります。現代の季語は新年+春夏秋冬という5分類が多いらしい。現代では春という分類にするのかな。「猫の恋 やむとき閏(うるう)の 朧月」という芭蕉大先生の作品があるそうです。
■参考資料*2によると、ネコの交尾期は春(5~6月)と秋(10月)と冬(1~3月)だそうです。なんだ、年に3回もあるのか。ずいぶん発情するんですね。これでは本来は季語になんかできません。俳句の人たちも知っていてわざと春の季語にしているのかな。あるいは、春の時期の発情がいちばん強烈なのかもしれませんね。
■恋をする猫たちは、かなりうるさく騒いでいるようです。では、あの叫び声は、誰が出しているのでしょうか? 
[い]オスの猫だけが鳴く
[ろ]メスの猫だけが鳴く
[は]オスも鳴けばメスも叫ぶ
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[は]オスも鳴けばメスも叫ぶ
説明:猫のメスは発情すると、尿と鳴き声で「恋人募集中」であると広報してまわるらしい。婚活かな。オスの猫は、普段はマーキングしないような場所にも尿を噴きかけて、自分の存在をアピールするそうです。メスは性フェロモンを盛んに分泌するそうです。あちこちに体をこすりつけたりするらしい。いわゆるマーキング、「動物が木や岩、建造物などに糞尿をかけたり体の一部をこすりつけるなどして臭いをつけて、縄張りを示す行為」が盛んに行なわれるのかな。
■メスがオスを呼びます。オスは「ミャウー」と鳴きながら、メスのところに近づいていくそうです。恋を成就させるためならば、自分の縄張りを離れることもいとわないらしい。
■縄張りから離れれば、他のオスと鉢合わせすることもあります。競争相手の出現です。交尾期はオス同士がニアミスする機会が多いわけですね。メスをめぐって、自分のDNAを残すべく、頻繁にケンカが起きるようです。「ギャー」という鳴き声は、オス同士で猫パンチの熱戦を繰り広げているときに発せられる鳴き声が一番多いとのこと。
■つがう相手はメスが決めます。不思議なことに、勝者ではなく、敗者のオス猫を選択する事例もあるらしい。これは他の動物でもあるのかな。負けたオスをメスが選ぶなんて初耳だな。それにしても、喧嘩に勝ちはしたものの選ばれなかったオスの猫は哀しい。喧嘩は強いが女ニャーもてない奴。どんな気分でその夜を過ごすのでしょうか。次回の喧嘩には力が入らないかも。人生観が変わってしまうかもしれません。
■恋が成就したとき、交尾自体はわずかに数秒のようです。みこすり半というやつでしょうか。最後にメスはギャッと悲鳴をあげ、オスを引っ掻こうとするそうです。
■オスの陰茎には、根元に向かって傾いた鋭く短いトゲがあるらしい。刺さるととても痛いそうです。入れるときは痛くないけれど、最後に出すときは痛い。
■引き抜かれるときにトゲの刺激がメスの膣に加わると、排卵が始まる仕組みになっているとのこと。このシステムで猫はより確実に妊娠できるそうです。オスは必ず最後に引っ掻かれるのかな。なんだか変な仕組みではあります*4。
■なお、YouTubeには、猫の恋…というよりも「猫 交尾」を撮影した動画が多数あげられています。何本か拝見した限りでは、オスが抜く際にもあまり痛がらないメスもいるように感じられますし、みこすり半よりもはるかに長くもたせているオスもいるように見受けられます。まっ、人間とおなじで、そんなことにもいろいろな個性があるということかな。
■どの動画にもほぼ共通する点がふたつあって、ひとつは体位ですね。俗にいうワンワンスタイルを採用しています。ひょっとしたら、猫たちの間では、あの体位はニャンニャンスタイルと呼んでいるのかも。もうひとつは、オス猫がメス猫の背中の毛皮を口でくわえることです。メスの身体が動いてしまうと都合が悪いのでしょうかね。それとも単なる愛情表現なのかな。
◆参考*1:HP「日本国語大辞典第二版オフィシャルサイト:日国.NET」
http://www.nikkoku.net/ezine/kotoba/ktb018.html
◇*2書籍「ネコの本音」初版100~101頁、今泉忠明(ただあき)監修、ISBN4-8163-4028-9、ナツメ社
◇*3HP「季語・猫の恋」
http://kigosai.sub.jp/kigo500a/158.html
◇*4HP「【衝撃映像?動物】ネコの交尾④ - YouTube」
http://www.youtube.com/watch?v=pyDWn1TBWHM

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この記事へのコメント

ねこのひげ
2013年07月15日 02:57
野生の場合、つながっているときが一番無防備な状態ですからね。
その時に襲われたら一巻の終わりですからね。
サッと済ませるのが鉄則でしょう。
どっかの元大学教授で政治家になったお方は12時間やっていたのを自慢しておりましたが・・・
まあ、野生だったらいまごろ腹の中ですな~
ねこのひげ様<素町人
2013年07月15日 06:20
コメントをありがとうございます。

 12時間のお話が事実だとすれば、当然、その間で何回か排尿が必要になりそうです。そのとき、男性はうなだれるしかありません。興奮状態のまま排尿することはなかなかむずかしいようです。

 再度、海綿体に血液を充満させるのは、よほどのお相手でないと難しいことでしょう。男性の体力・気力もさることながら、お相手の性的魅力・サービス精神に感服してしまいます。ただただお疲れ様と慰労申し上げるしかありませんね。
(^^;)

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