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zoom RSS ごっつい雰囲気なのに手紙の結語に「かしく」なんて婦人用の言葉を書いた武将は誰なの?

<<   作成日時 : 2013/05/16 06:23   >>

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★日本語★
問題:現在では、手紙の結語として「かしこ、かしく」を使うのはもっぱら女性です。ところが昔は男性も「かしこ、かしく」、あるいはそれに類する言葉を使った人がいるらしい。それは次の人物のうちの誰でしょうか? (使った人はいないかもしれないし複数かもしれません)
[い]源頼朝(平安・鎌倉時代)
[ろ]足利尊氏(鎌倉・室町時代)
[は]毛利元就(戦国時代)
[に]織田信長(戦国・安土桃山時代)
[ほ]豊臣秀吉(戦国・安土桃山時代)
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:全員が使った
説明:参考資料*1(書籍「ちょっと迷う とっさの敬語」)によれば、源頼朝と足利尊氏は「あなかしこ」を使ったそうです。織田信長と毛利元就は「かしく」を使ったらしい。また、豊臣秀吉は「かしく」と「あなかしく」を使った例が残されているようです。
■ただし、彼らもふつうの手紙では使わなかったらしい。謹言とか不具などと記したようです。「かしく」系の結語は、主人→家人という下方向の手紙でのみ使っていたとのこと。
■現在では、相手が目上であろうと目下であろうと同輩・仲間であろうと「男性が使うのは誤り」と参考資料*1は断言しています。大西賢示(けんじ)君ことはるな愛嬢のようなオカマの場合は使ってもいいのかな。
■賢示君で思い出しましたが、そもそも「かしこい」は「恐ろしい」という意味だったと聞きます。「かしこき道」は賢明な選択という意味ではなく、恐ろしい道だそうです。「万葉集」には「わたつみのかしこき道を」とか「うなばらのかしこき道を」という表現があるそうです。奈良時代前後の昔では恐ろしいという意味が強かったようです。
■手紙の結語としての「かしこ」は、相手に対する「恐縮です」という意味が込められているそうです。相手を尊重しています、恐れていますというポーズですね。「あらあら」には「粗い」という意味があり、「粗略な手紙で恐縮です」と頭を下げているのが「あらあらかしこ」だったらしい。ちなみに、謹言は「つつしんで言う」ですし、不具は「自分の気持ちは文には尽くせていないのですが」といった意味らしい。
■選択肢に並んだのは、武士の時代、暴力の時代を切り開いた実力派の旗頭(はたがしら)たちです。目下のものに対して、言葉だけとはいえ恐縮しているのはちょっと意外です。珍妙でもあります。
◆参考*1: 書籍「ちょっと迷う とっさの敬語」文庫版260頁、奥秋義信(おくあきよしのぶ)著、 ISBN4-06-256341-X、講談社
◇*2書籍「日本語の雑学」新書版初版103頁、ISBN978-4-7662-1107-8、北嶋廣敏(ひろとし)著、グラフ社
◇辞書「日本国語大辞典」小学館
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞泉
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞林

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
実るほど頭をたれ・・・・ですかね。
けっこう部下たちに気を使っていたんでしょうね。
裏切られたらかなわんですからね〜
ねこのひげ
2013/05/17 02:50
コメントをありがとうございます。

 信長から光秀に対する書翰にもやはり結語は「かしく」と書かれていたのかな。
 かりにそうだとしても、クーデターを起こされちゃうんですから、手紙での気遣いは、あまり効果がなかったりして。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2013/05/17 09:43

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