町人思案橋・クイズ集

アクセスカウンタ

zoom RSS 記録上いちばん昔に温泉に入った人は誰なの?

<<   作成日時 : 2013/03/02 08:24   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2

画像
★歴史★
問題:われら日本人は、温泉好きが多数派を占めます。日本列島においては人間だけでなく、猿も温泉につかります。たまには鹿や猪が温まっていたという目撃情報が飛んだりします。
■味覚音痴な外国人たちは半熟卵やポーチド・エッグで満足します。日本人は温泉卵の微妙な固まりかたと香りに新しい味を見いだしています。
■ところで、記録に残された有名人の中で、いちばん昔に温泉で温まった人というのは誰なのでしょうか? 高天原(たかまがはら)にはきっと温泉はなかったでしょうから、地上の人となって以降の話になります。
[い]須佐之男命(すさのおのみこと)
[ろ]大国主命(おおくにぬしのみこと)
[は]神武天皇
[に]応神天皇
[ほ]聖徳太子
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:[ろ]大国主命
説明:大国主命が実在の人物かどうかはよくわかりません。ただ、「伊予国風土記」には、大国主命が仮死状態の宿奈比古奈命(すくなひこなのみこと)を温泉で生き返らせた説話がのせられているとのこと。火のないところに煙は立たず、温泉のないところには湯気は立ちません。大国主命だったかどうかはともかく、湯の温度を利用した仮死状態からの蘇生に似たような出来事はあったのかもしれません。なお、宿奈比古奈命の3番目の字は、ほんとは「毗」という字らしい。「田」の脇に「比」を足したような字です。
■伊予国の有名な道後温泉には、古くは景行天皇から天武天皇に至るまで、しばしば天皇や皇族が湯治に訪れていたとのこと。宮内庁御用達なんですね。「伊予国風土記」によれば、斉明・天智・天武天皇が一緒にきたとのこと。斉明天皇は皇極天皇だったこともある女帝です。その息子2人がのちに天智天皇と天武天皇になっています。3人で混浴したのかな。家族風呂だったのかな。ちなみに斉明天皇となったときにはすでに61歳だったらしい。昔なら大熟女です。色っぽい雰囲気ではなかったかもしれませんけど。
■そのちょっと前には聖徳太子が道後温泉を訪れています。596年(推古天皇4年)のことだったらしい。恵慈(えじ)と葛城臣(かずらきのおみ)が同伴したそうです。恵慈は高句麗から来た僧侶で、太子に仏教を伝えた人物らしい。
■恵慈は高句麗に戻ったあとで聖徳太子の崩御の報を聞いたらしい。翌年の太子の命日に自分も死んで浄土で再会することを誓願したそうです。浄土で再会できたのかな。まっ、浄土そのものを信じない者からみると実に馬鹿げた行為に見えますけど。
■聖徳太子は温泉の霊験というか効能に驚いたらしい。温泉のそばに記念の碑を建てさせたそうです。銘文はとてもむずかしいものらしい。温泉を称えるだけでなく、為政者の公平無私な心構えを説いた文章だそうです。聖徳太子のファンには悪いけれど、なんだか面倒臭い奴ですね。
■余談です。高天原には温泉はなかったろうと勝手な推測をしましたが、現代の富山県には高天原温泉と命名された秘湯があるらしい。Wikipediaによれば、山奥なので途中で1泊してようやくたどりつけるようです。白濁した湯だそうです。残念ながら、この湯に天照大神や須佐之男命がつかったという記録は残されていないようです。
◆参考*1:書籍「日本史こぼれ話 古代・中世 続編」新書初版33〜34頁、笠原一男/児玉幸多編、ISBN4-634-80750-1、山川出版社
◇*2「高天原温泉 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%A4%A9%E5%8E%9F%E6%B8%A9%E6%B3%89

ぬけられます→歴史雑学クイズ一覧

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
因幡の白ウサギという話から、なんとなく大国主命かな?とおもいましたが、やっぱり!でした。
兎の赤むけした体を治してやるという話から、医療の様な事をしていたのかな?
温泉の治療効果も古くからわかっていたのかもしれませんね。
戦国時代、戦場で怪我をした侍が、熊が温泉にはいているのを見て、一緒にはいたら治ったという話(伝説)のある温泉に行ったことがあります。
ねこのひげ
2013/03/03 05:36
コメントをありがとうございます。

 熊も温泉につかるんですね。
 300kg以上もあるヒグマだったりすると、一緒に入浴するのはちょっと怖いかな。

 昭和の昔は、外傷を負った場合、なるべく水や湯につけないのが定石でした。怪我をした足にビニール袋をかぶせて入浴したりしました。
 最近では、傷口を洗うのがいいと言われているようですね。化膿している傷口も水をかけてかまわない。むしろ膿を洗い流してしまいましょうというわけらしい。
 あとでガーゼや脱脂綿で水気を吸い取り、消毒薬を塗ってバンドエイドでもしとけばいいようです。

 苦労して足をあげた変な姿勢で湯船につかったりしたのに、あれは無駄な努力だったのかな。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2013/03/03 11:50

コメントする help

ニックネーム
本 文
記録上いちばん昔に温泉に入った人は誰なの? 町人思案橋・クイズ集/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる